第49回(H26) 理学療法士/作業療法士 共通問題解説【午後問題51~55】

 

※問題の引用:第49回理学療法士国家試験、第49回作業療法士国家試験の問題および正答について

※注意:著者は理学療法士で、解説はすべてオリジナルのものとなっています。私的利用の個人研究・自己研鑽のため作成いたしました。間違いや分からない点があることをご了承ください。またコメントにて解き方等教えてくださると幸いです。

 

 

51 関節の形状で正しいのはどれか。2つ選べ。

1. 肩甲上腕関節は楕円関節である。
2. 腕尺関節はらせん関節である。
3. 橈骨手根関節は顆状関節である。
4. 手根間関節は鞍関節である。
5. 母指の手根中手関節は球関節である。

解答2/3

解説

1.× 肩甲上腕関節は、楕円関節ではなく、球関節である。
2.〇 正しい。腕尺関節は、らせん関節である。
3.〇 正しい。橈骨手根関節は、顆状関節(楕円関節)である。
4.× 手根間関節は、鞍関節ではなく、平面関節である。
5.× 母指の手根中手関節は、球関節はなく、鞍関節である。

苦手な方向けにまとめました。参考にしてください↓

理学療法士国家試験 関節の形状についての問題5選「まとめ・解説」

 

 

 

 

 

52 大腿骨について正しいのはどれか。(※不適切問題:解答2つ)

1. 頸部は後捻している。
2. 骨幹部は後弯している。
3. 外側顆は内側顆より大きい。
4. 骨頭窩は骨頭の外側にある。
5. 大転子は小転子より近位にある。

解答3/5

解説

1.× 頸部は、後捻ではなく、前捻している。その角度が前捻角(10~30°)である。ちなみに、小児では前捻が強く、成長とともに減少する。
2.× 骨幹部は、後弯ではなく、前弯している。
3.〇 正しい。大腿骨の外側顆は、内側顆より大きい。ちなみに、関節面の内側顆は、外側顆より大きい。
4.× 骨頭窩は骨頭の外側ではなく、内側にある。骨頭窩に大腿骨頭靭帯が付着し、寛骨臼と接続される.
5.〇 正しい。大転子は小転子より近位(上部)にある。

苦手な方向けにまとめました。参考にしてください↓

理学療法士国家試験 膝関節の構造についての問題5選「まとめ・解説」

 

 

 

 

 

53 筋と付着部の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1. 腸腰筋 ― 小転子
2. 縫工筋 ― 腸骨稜
3. 大腿直筋 ― 下前腸骨棘
4. 長内転筋 ― 坐骨結節
5. 内側広筋 ― 粗線外側唇

解答1/3

解説

1.〇 正しい。腸腰筋の【起始】腸骨窩全体、【停止】大腿骨の小転子である。
2.× 縫工筋の【起始】上前腸骨棘、【停止】脛骨粗面の内側(鵞足を形成)である。
3.〇 正しい。大腿直筋の【起始】下前腸骨棘および寛骨臼の上縁、【停止】膝蓋骨、脛骨粗面である。
4.× 長内転筋の【起始】恥骨結節の下方、【停止】大腿骨粗線内側唇の中部1/3である。
5.× 内側広筋の【起始】大腿骨転子間線の下部、大腿骨粗線の内側唇、【停止】膝蓋骨、脛骨粗面である。

苦手な方向けにまとめました。参考にしてください↓

【暗記用】下肢筋の起始・停止・作用・神経を完璧に覚えよう!

 

 

 

 

 

54 舌の運動を支配する神経の神経核があるのはどれか。

1. 間脳
2. 中脳
3. 橋
4. 延髄
5. 脊髄

解答4

解説

舌の運動は、舌下神経(Ⅻ)が支配する舌筋が行う。

 

1.× 間脳は、感覚情報の中枢や自律神経機能に関わる。
2.× 中脳は、動眼神経(Ⅲ)、滑車神経(Ⅵ)の神経核がある。
3.× 橋は、三叉神経(Ⅴ)、外転神経(Ⅵ)、顔面神経(Ⅶ)、内耳神経(Ⅷ)の神経核がある。
4.〇 正しい。延髄は、舌咽神経(Ⅸ)、迷走神経(Ⅹ)、副神経(Ⅺ)、舌下神経(Ⅻ)の神経核がある。
5.× 脊髄は、反射などに関わる。

 

 

 

 

 

55 相貌失認に関与するのはどれか。

1. 海馬
2. 角回
3. 乳頭体
4. 紡錘状回
5. 前脳基底部

解答4

解説

相貌失認

顔を見ただけでは相手が誰であるのかわからない状態。

頭頂葉・側頭葉の障害(紡錘状回、上側頭溝、扁桃体など)が関係している。

1.× 海馬は、記憶の形成の役割を持つ。
2.× 角回は、読み・書き・計算などの一連の行為の役割を持つ。
3.× 乳頭体は、大脳辺縁系に含まれる。つまり、記憶と情動に関与する。
4.〇 正しい。紡錘状回は、相貌失認に関係している。右側の側頭連合野にある。
5.× 前脳基底部は、記憶人格形成などの役割を持つ。

 

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