第47回(H24) 理学療法士/作業療法士 共通問題解説【午前問題56~60】

 

56 腕神経叢の後神経束に含まれる神経はどれか。2つ選べ。

1.腋窩神経
2.筋皮神経
3.橈骨神経
4.正中神経
5.尺骨神経

解答1/3

解説

(※日本整形外科学会様HPより)

1.3.〇 正しい。腋窩神経/橈骨神経は、腕神経叢の後神経束に含まれる神経である。腕神経叢は、通常、第5~8頸神経のすべてと第1胸神経の前枝からなる。腕神経叢は、3つの神経束(①内側神経束、②外側神経束、③後神経束)がある。後神経束(C5~T1)は、①腋窩神経と②橈骨神経を構成する。
2.× 筋皮神経は、外側神経束に由来である。
4.× 正中神経は、外側神経束内側神経束に由来である。
5.× 尺骨神経は、内側神経束に由来である。

 

 

 

 

 

 

57 顔面神経支配でないのはどれか。

1.鼻筋
2.前頭筋
3.眼輪筋
4.口輪筋
5.上眼瞼挙筋

解答5

解説

1~2.〇 鼻筋/前頭筋は、顔面神経支配である。側頭枝の由来である。
3~4.〇 眼輪筋/口輪筋は、顔面神経支配である。頬骨枝の由来である。
5.× 上眼瞼挙筋は、動眼神経の支配である。

 

 

 

 

 

 

58 尿生成の流れの方向として正しいのはどれか。

1.腎盤から腎杯へ
2.尿道から膀胱へ
3.尿管から髄質部集合管へ
4.遠位尿細管から皮質部集合管へ
5.近位曲尿細管からBowman 囊へ

解答4

解説

尿生成の流れ

尿は腎小体(糸球体→Bowman嚢)で濾過され、尿細管(近位尿細管→ヘンレのループ→遠位尿細管→集合管)を通り腎杯、腎盂 (腎盤)、尿管、膀胱、尿道へと流れていく。糸球体から遠位尿細管までの部分をネフロン(腎単位)という。

1.× 逆である。「腎盤から腎杯へ」ではなく、「腎杯から腎盤」へ注ぐ。
2.× 逆である。「尿道から膀胱へ」ではなく、「膀胱から尿道」へと流れる。膀胱は尿を蓄積する。
3.× 逆である。「尿管から髄質部集合管へ」ではなく、「髄質部集合管から尿管」へ流れる。尿は腎小体(糸球体→Bowman嚢)で濾過され、尿細管(近位尿細管→ヘンレのループ→遠位尿細管→集合管)を通り腎杯、腎盂 (腎盤)、尿管、膀胱、尿道へと流れていく。
4.〇 正しい。「遠位尿細管から皮質部集合管」へ流れる。尿細管(近位尿細管→ヘンレのループ→遠位尿細管→集合管)となる。
5.× 逆である。「近位曲尿細管からBowman囊へ」ではなく、「Bowman囊から近位曲尿細管」へ流れる。糸球体で濾過され Bowman嚢に注いだ尿は近位尿細管へと流れる。

参考にどうぞ↓

理学療法士国家試験 泌尿器の解剖ついての問題6選「まとめ・解説」

 

 

 

 

 

 

59 消化管で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.胆管は空腸に開口する。
2.大腸のリンパ流は胸管に注ぐ。
3.小腸の静脈血は下大静脈に直接注ぐ。
4.回腸と盲腸との移行部には弁がある。
5.幽門括約筋は大腸から小腸への逆流を防ぐ。

解答2/4

解説

1.× (総)胆管は、空腸ではなく、主膵管と合流し大十二指腸乳頭(ファーター乳頭)に開口する。
2.〇 正しい。大腸のリンパ流は、胸管に注ぐ。直腸を除いた消化管からのリンパや骨盤内臓器からのリンパは、胸管にそそぐ。
3.× 小腸の静脈血は、下大静脈に直接注ぐのではなく、上腸間膜静脈を通り門脈→肝静脈を経て下大静脈に注ぐ。
4.〇 正しい。回腸と盲腸との移行部には、がある。その弁は、回盲弁(バウヒン弁)である。盲腸内に突出した2枚の粘膜ヒダである上唇と下唇から成り,これら上下の唇はその両端で互いに合し,その間にある回盲結腸口を上下から囲んでいる。 回盲弁は大腸内容物の小腸への逆流を防ぐ働きをする。
5.× 幽門括約筋は、大腸から小腸ではなく、十二指腸から胃への逆流を防ぐ。ちなみに、大腸から小腸への逆流を防いでるのは、回盲弁(バウヒン弁)である。

 

リンパについての記事はこちら↓

理学療法士国家試験 リンパ系ついての問題4選「まとめ・解説」

 

 

 

 

 

 

60 スカルパ三角で誤っているのはどれか。

1.坐骨神経が通る。
2.大腿動脈が通る。
3.底面に恥骨筋がある。
4.外側は縫工筋で形成される。
5.内側は長内転筋で形成される。

解答1

解説

san

スカルパ三角(大腿三角)

①鼠径靭帯、②縫工筋内側縁、③長内転筋外側縁によって囲まれる領域のこと。
外側から、大腿神経→大腿動脈→大腿静脈→リンパ節の順に走行する。

1.× 坐骨神経ではなく、大腿神経が通る。
2.〇 正しい。大腿動脈が通る。
3.〇 正しい。底面に恥骨筋がある。そこ面は腸恥筋膜に包まれた腸腰筋、恥骨筋、長内転筋で形成される。
4.〇 正しい。外側は縫工筋で形成される。
5.〇 正しい。内側は長内転筋で形成される。

 

まとめてありますので参考にしてください↓

理学療法士国家試験 運動に関する部位ついての問題5選「まとめ・解説」

 

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