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理学療法士国家試験 筋の作るくぼみや溝についての問題5選「まとめ・解説」

※問題の引用:厚生労働省HPより、作業療法士国家試験の問題および正答について
※注意:解説はすべてオリジナルのものとなっています。私的利用の個人研究のため作成いたしました。間違いや分からない点があることをご了承ください。

 

第47回  午前60問

スカルパ三角で誤っているのはどれか。

1.坐骨神経が通る。
2.大腿動脈が通る。
3.底面に恥骨筋がある。
4.外側は縫工筋で形成される。
5.内側は長内転筋で形成される。

解答1
解説
スカルパ三角は大腿三角ともいい、大腿前面において、鼠径靱帯、縫工筋内側縁、長内転筋外側縁によって囲まれる領域をいう。底は腸恥筋膜に包まれた腸腰筋、恥骨筋、長内転筋で形成される。特に腸腰筋と恥骨筋の接合部は腸恥窩と呼ばれ、ここを大腿神経(N)、大腿動脈(A)、大腿静脈(V)、リンパ節(L)が外側からNAVI.の順に並走する。
1.× 大腿神経が通る。
2~5.〇 解説参照。

 

 

 

第52回 午前32問

鵞足をつくるのはどれか。

1. 大腿二頭筋
2. 内側広筋
3. 半腱様筋
4. 腓腹筋
5. ヒラメ筋

解答・解説
解答:3
解説
鵞足は、①縫工筋・②薄筋・③半腱様筋で形成される。よって3.が正しい。

 

 

 

第53回 午前59問

解剖学的「嗅ぎタバコ入れ」で触診できるのはどれか。

1.月状骨
2.三角骨
3.舟状骨
4.小菱形骨
5.有頭骨

解答:3
解説
背側には長母指伸筋の腱・掌側には短母指伸筋の腱と長母指外転筋の腱が並んで走行している。
解剖学的嗅ぎタバコ入れで、大菱形骨と舟状骨を触れることができる。よって、3が正解。

 

 

 

 

第53回 午前53問

外側腋窩隙を構成する筋はどれか。

1.棘上筋
2.棘下筋
3.広背筋
4.大円筋
5.肩甲下筋

解答:①
解説
小円筋と大円筋と上腕三頭筋の長頭と上腕骨で囲まれた四角形の隙き間を外側腋窩隙と呼ぶ。
よって、答えは4である。ちなみに、小円筋と大円筋と上腕三頭筋の長頭で出来る三角形のすき間を内側腋窩隙と呼ぶ。

 

 

まとめ~筋のつくるくぼみや溝~

①後頸三角(外側頸部)
胸鎖乳突筋後縁、僧帽筋前縁、鎖骨上縁でつくられるくぼみ。この深部を肩甲舌骨筋の後腹、副神経、腕神経叢、鎖骨下動静脈が通る。

②顎下三角
顎二腹筋前腹、後腹、下顎底で囲まれたくぼみ。ここを顔面動静脈が通り顔面に出る。顎下腺を容れる。

③頸動脈三角
胸鎖乳突筋前縁、肩甲舌骨筋上腹、顎二腹筋後腹でつくられるくぼみ。この深部を総頸動脈が上行し、内・外頸動脈に分岐する。頭部出血の際には、この部位を圧迫することにより一時的に止血させることができる。

④三角筋胸筋溝
三角筋前縁と大胸筋外側縁の間の溝。橈側皮静脈が通る。

⑤外側腋窩隙(肩の四角隙)
小円筋、大円筋、上腕三頭筋長頭、上腕骨でつくられる間隙。腋窩神経、後上腕回旋動脈が通過する。

⑥内側二頭筋溝
上腕上部内側の上腕二頭筋と上腕三頭筋のつくる溝。上腕動静脈正中神経、尺骨神経がこの深部を通る。

⑦腰三角
外腹斜筋、広背筋、腸骨稜でつくられるくぼみ。腹壁で抵抗が弱くヘルニアがおこる場所の1つ。

⑧大腿三角
縫工筋、長内転筋、鼠径靱帯でつくられるくぼみ。この深部をほぼ垂直に大腿動静脈が下行する。スカルパ三角ともいう。

⑨斜角筋隙
前斜角筋、中斜角筋、第一肋骨のつくるすきま。腕神経叢と鎖骨下動脈が通過する。

⑩梨状筋上孔・梨状筋下孔
梨状筋が大坐骨孔を上下に分けてできるすきま。梨状筋上孔を上殿神経・動静脈、梨状筋下孔を坐骨神経、下殿神経・動静脈、内陰部動静脈、陰部神経が通過する

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