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大川
でこちゃん
大川
でこちゃん
大川
でこちゃん
内容のおさらい
薬指が動かない。
パーの状態から、「中指」だけ曲げて机に手を置きます。
この時、中指以外の指は思いきり開いた状態にしましょう。
その状態で、「薬指」を机から離せますか?
上がりませんよね(笑)
これは、可動域の問題でできないのです。
詳しい理由の説明
まず、手の指はどれほど曲がるかご存知でない方が多いと思います。
実際に、「ぐいっ」と自力で曲げてみましょう。
20°ぐらいでしょうか?
まあ、曲がりますよね。
では、次に中指だけ折り曲げてみます。
「おやっ」となったのではないでしょうか?
中指を曲げるだけで、薬指もついてきますよね?
薬指も中指と一緒に、約90°まで曲がってしまうんです。
それは、筋肉の走行に関係しています。
特に、「長掌筋」や「深指屈筋」と呼ばれるものです。
ここでは、「長掌筋」を例にとり図で説明します。
長掌筋はこれです。
少し拡大して見てみます。
筋肉は、ゴムのように収縮して、両端につく骨を近づけたり遠ざけたりする働きをします。
赤い丸で囲いましたが、長掌筋が4本の指につながっているのが分かりますか?
この筋肉が、「人差し指から小指まで」指の骨に腱を介して、つながっているのがいるのです。
言い換えると、一本の指が動くと、他の指も引っ張られてしまうことを意味します。
ここまでくれば、薬指が上がらなかった理由が見えてきたんじゃないでしょうか?
中指を曲げたことにより、薬指が長掌筋に引っ張られ一緒に曲がってしまう。
引っ張られているので、薬指を動かそうとしても上がらなかったわけです。
余談・・・
なんで人差し指と小指は連動しないか?
これは、人差し指と小指とだけ、単独で動かせる筋肉があるのです。
そのため、長掌筋などが人差し指や小指を連動させて動かそうとしても、大丈夫なわけです。
人体に筋肉は、骨格筋だけでも約400種類あるのです。
今回の図はかなり省略して説明しましたが、手にはもっとたくさんの筋肉があります。
それらは、有効に効率的に使えるときもあれば、このように少し制限を受けるときもあるんですね。
まとめ
- 長掌筋や浅指屈筋が原因。
- その筋肉が4本の指につき、他の指が動いたときに引っ張ってしまう。
- 中指を曲げたたため、薬指が引っ張られてしまい、上げようとしても上がらなかった。
大川
でこちゃん
大川
面白いし、勉強になりました。
ありがとうございます。
コメントありがとうございます!!
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今後ともよろしくお願いします。