第56回(R3) 作業療法士国家試験 解説【午後問題11~15】

 

11 71歳の女性。独居。臥床傾向となり、訪問作業療法が依頼された。畳の上に布団を敷いて就寝しており、床からの立ち上がりは台につかまり実施していた。セルフケアは時間がかかるが実施可能である。家事は簡単な炊事を行い、洗濯を時々行う程度であった。
 生活機能の拡大に向けて、作業療法士が行う指導で最も優先されるべきものはどれか。

1. ベッドを導入させる。
2. 運動習慣を確立させる。
3. 食料品の買い出しを促す。
4. 家事動作を積極的に実施させる。
5. 地域活動への参加を促進させる。

解答1

解説
1.〇 正しい。ベッドを導入させる。
2.× 運動習慣を確立させる。
3.× 食料品の買い出しを促す。
4.× 家事動作を積極的に実施させる。
5.× 地域活動への参加を促進させる。

 

 

 

 

 

 

 

12 図に示す自助具のうち第二のてこを利用しているのはどれか。

解答3

解説
1.× 
2.× 
3.〇 正しい。
4.× 
5.× 

 

 

 

 

 

 

 

13 58歳の男性。両手の母指と示指で紙をつまみ、左右に引っ張ったときの写真を下に示す。
 考えられる末梢神経障害はどれか。

1. 右Guyon管症候群
2. 右後骨間神経麻痺
3. 左前骨間神経麻痺
4. 右手根管症候群
5. 左肘部管症候群

解答5

解説
1.× 右Guyon管症候群
2.× 右後骨間神経麻痺
3.× 左前骨間神経麻痺
4.× 右手根管症候群
5.〇 正しい。左肘部管症候群

 

 

 

 

 

 

 

14 20歳の女性。高校卒業後、コンビニエンスストアの仕事についた。2年が経過した頃、人手不足もあり業務に追われる状態が続いた。次第に集中困難、頭が回らない感覚、不眠、動悸や呼吸困難感が現れ始め、休職するに至った。約1か月の自宅療養で呼吸困難感は軽減したが、頭痛、めまいによる歩行のふらつき、不眠が出現し、たえず漠然とした不安に襲われ外に出られなくなった。その様子を心配した家族が本人を連れて精神科を受診し、外来作業療法が導入された。
 導入時の作業療法で最も適切なのはどれか。

1. 全身のストレッチ
2. 高負荷の歩行訓練
3. ワークサンプル法による職業訓練
4. 遂行機能に対する認知リハビリテーション
5. 社会生活技能訓練<SST>による接客場面のロールプレイ

解答1

解説
1.〇 正しい。全身のストレッチ
2.× 高負荷の歩行訓練
3.× ワークサンプル法による職業訓練
4.× 遂行機能に対する認知リハビリテーション
5.× 社会生活技能訓練<SST>による接客場面のロールプレイ

 

 

 

 

 

 

 

15 18歳の男子。幼少時から一人遊びが多かった。運動や言語の発達に目立った問題はないが、視線が合わないことが多い。急な予定変更や大きな音でパニックになることがあった。中学校や高校では場の空気が読めないことでいじめられた経験があり、現在は自室に引きこもり、ほとんどの時間をインターネットに接続したパソコンでアニメやゲームなどに興じている。心配した親が相談機関を訪れ、作業療法士が対応した。
 この男子の特徴としてみられやすいのはどれか。

1. 手先が器用である。
2. 特定の物事にこだわる。
3. 特定の領域の学習が苦手である。
4. 特定の場面で発語が困難になる。
5. 意思を伝える際に身振りを多用する。

解答2

解説
1.× 手先が器用である。
2.〇 正しい。特定の物事にこだわる。
3.× 特定の領域の学習が苦手である。
4.× 特定の場面で発語が困難になる。
5.× 意思を伝える際に身振りを多用する。

 

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