第56回(R3) 理学療法士国家試験 解説【午後問題11~15】

 

11 60歳の男性。2型糖尿病。身長170cm、体重90kg。心肺運動負荷試験を行ったところ最高酸素摂取量が2,625mL/分であり、この60%相当の運動強度を処方された。
 METsで適切なのはどれか。

1.8METs
2.7METs
3.6METs
4.5METs
5.4METs

解答

解説
1.× 8METs
2.× 7METs
3.× 6METs
4.〇 正しい。5METs
5.× 4METs

 

 

 

 

 

 

12 運動失調が認められる患者に対し、体幹回旋筋の同時収縮による座位姿勢安定性向上を目的として、図に示す運動を行った。
 この運動はどれか。

1.コントラクト・リラックス〈contract-relax〉
2.スローリバーサル
3.ホールド・リラックス
4.リズミック・スタビリゼーション
5.リピーテッドコントラクション〈repeated contraction〉

解答

解説
1.× コントラクト・リラックス〈contract-relax〉
2.× スローリバーサル
3.× ホールド・リラックス
4.〇 正しい。リズミック・スタビリゼーション
5.× リピーテッドコントラクション〈repeated contraction〉

 

 

 

 

 

 

13 70歳の女性。両側変形性膝関節症。外来通院中である。自宅におけるADLは、FIMによる評価で、2項目(歩行・車椅子および階段)はT字杖を使用しての自立であったが、それ以外は補助具を使用せずに自立していた。コミュニケーション(理解、表出)や社会的認知(社会的交流、問題解決、記憶)は問題ない。
 FIMの点数はどれか。

1.100
2.112
3.120
4.124
5.126

解答

解説
1.× 100
2.× 112
3.× 120
4.〇 正しい。124
5.× 126

 

 

 

 

 

 

14 87歳の女性。転倒して左股関節痛を訴え、入院となった。受傷後2日目に後方侵入法で手術を受けた。術後のエックス線写真を下図に示す。
 正しいのはどれか。

1.臥床時には股関節を内転位に保つ。
2.靴下の着脱は股関節外旋位で行う。
3.術後1週から大腿四頭筋セッティングを開始する。
4.術後2週から中殿筋の筋力トレーニングを開始する。
5.術後3か月は免荷とする。

解答

解説
1.× 臥床時には股関節を内転位に保つ。
2.〇 正しい。靴下の着脱は股関節外旋位で行う。
3.× 術後1週から大腿四頭筋セッティングを開始する。
4.× 術後2週から中殿筋の筋力トレーニングを開始する。
5.× 術後3か月は免荷とする。

 

 

 

 

 

 

15 32歳の男性。筋強直性ジストロフィー。手指を強く握ると筋強直のために開くのに時間がかかる。側頭部と頬部の筋萎縮と閉口障害を認める。筋力はMMTで頚部2、肩関節周囲2、肘関節周囲2、手指3、股関節周囲2、膝関節周囲2、足関節周囲1で、立位になればかろうじて短距離歩行可能である。労作時に動悸や呼吸苦の自覚はなく、SpO2の低下を認めない。
 正しいのはどれか。

1.ROM運動は筋強直に抵抗して行う。
2.食事は咀嚼回数を減らす形態にする。
3.等尺性収縮による筋力増強は行わない。
4.アンビューバックを活用した呼吸練習を行う。
5.下肢装着型の補助ロボット導入は有効でない。

解答

解説
1.× ROM運動は筋強直に抵抗して行う。
2.〇 正しい。食事は咀嚼回数を減らす形態にする。
3.× 等尺性収縮による筋力増強は行わない。
4.× アンビューバックを活用した呼吸練習を行う。
5.× 下肢装着型の補助ロボット導入は有効でない。

 

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