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第53回(H30)理学療法士 国家試験解説【午後問題41~45】

41.IADLに含まれるのはどれか。2つ選べ

1.階段の昇降をする。

2.髪を洗う。

3.掃除をする。

4.電話をかける。

5.髭を刺る。

 

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解答:3,4


解説

FIMの評価と照らし合わせると解答を導き出しやすい。FIMの項目にないものを選択できれば正解である。

1.×:階段昇降は、FIMの項目である。

2.×:整容として項目である。

3.〇:IADLである。

4.〇:IADLである。

5.×:整容として項目である。

 

42,関節リウマチの開張足を矯正する装具で最も適切なのはどれか。

1.外側ウェッジ

2.外側Tストラップ

3.踵補高

4.逆Thomasヒール

5.メタタルサルアーチサポート

 

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解答:5


解説

扁平足は、縦アーチが平らに変形したことを言う。
開張足は、横アーチが平らに変形したことを言う。

1.×:内反尖足に対して適応である。

2.×:内反矯正に対して適応である。

3.×:脚長差に対して適応である。

4.×:内反尖足に対して適応である。

5.〇:正しい。

 

43.義足におけるシリコンライナー使用の利点はどれか。

1.ソケットトリムラインの上昇

2.ピストン運動減少

3.装着の簡便性

4.皮膚への刺激

5.発汗促進

 

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解答:2


解説

シリコンソケットは、断端全表面で荷重を行い、断端にかかる圧の分散や安全性向上、歩行中のピストン運動の減少、事故懸垂能力が図られている。

1.×:ソケットトリムラインは変化しない。

2.〇:正しい。シリコンの特徴である。

3.×:装着の簡便性は乏しい。

4.×:皮膚への刺激の利点は、他のソケットに比べあるとは言いにくい。

5.×:発汗促進性は乏しい。

 

 

44.脳血管障害の患者に対する治療で適切でないのはどれか。

1.片麻揮に対するCI療法

2.抑うつ状態に対する認知行動療法

3.弛緩性麻痺に対するボツリヌス毒素療法

4.歩行障害に対するトレッドミル歩行練習

5.半側空間無視に対するプリズム適応療法

 

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解答:3


解説

1.×:CI療法は、脳卒中による片麻痺患者に対して、健側の動きを制限することで患側肢の運動を誘導する治療法である。よって適切と言える。

2.×:認知行動療法とは、自然に頭に浮かんだ考えを記録して、個人の信念や思考様式をもとに施行のプロセスを把握し、より合理的な考え方ができるように導く方法。抑うつ状態に適応となる。

3.〇:ボツリヌス毒素療法は、ボツリヌス菌が作り出すタンパク質が、筋肉に分布している神経の働きをブロックすることを利用して筋肉の過度の緊張・つっぱりを和らげる。痙性の強い麻痺に対して行うため不適切。

4.×:正しい。麻痺患者でも行えるトレッドミル機器がある。

5.×:プリズム適応療法とは、プリズム眼鏡により視野を右にずらした状態を作り出し訓練を行う。半側空間無視に適応となる。

 

45.Duchenne型筋ジストロフィーのステージ5 (厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)に対する理学療法で優先度が高いのはどれか。

1.座位保持練習

2.体幹装具の使用

3.徒手での咳嗽介助

4.下肢の漸増抵抗運動

5.椅子からの立ち上がり練習

 

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解答:2


解説

厚生省「筋萎縮症」対策研究会による障害段階分類
ステージ1 歩行可能 介助なく階段昇降可能(手すりも用いない)
ステージ2 階段昇降に介助(手すり、手による膝おさえなど)を必要とする
ステージ3 階段昇降不能 平地歩行可能 通常の高さのイスからの立上がり可能
ステージ4 歩行可能 イスからの立上がり不能
ステージ5 歩行不能 四つ這い可能
ステージ6 四つ這い不能だが、いざり移動可能
ステージ7 這うことはできないが、自力で坐位保持可能
ステージ8 ベッドに寝たままで体動不能 全介助

1.×:ステージ7まで座位保持は可能である。優先度はそこまで高くないため不適切。

2.〇:正しい。ステージ5は、脊柱彎曲予防のための体幹装具を使用していく。

3.×:ステージ7~8で徒手での咳嗽介助行うため不適切。

4.×:筋損傷を招く危険があるため、抵抗運動などの筋力訓練は推奨していない。そのため不適切である。

5.×:座位から起立ができるのはステージⅢまでであるため、不適切。

 

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