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第52回(H29) 理学療法士国家試験 解説【午後問題66~70】

66 消化酵素について正しいのはどれか。2つ選べ。

1. αアミラーゼはマルトースをブドウ糖に分解する。

2. トリプシンはトリペプチドをアミノ酸に分解する。

3. ペプシンは蛋白質をポリペプチドに分解する。

4. マルターゼはデンプンをデキストリンに分解する。

5. リパーゼは脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する。

 

解答:3,5

解説

1.✖ αアミラーゼは、デンプンなどを、マルトース (麦芽糖) とグルコースとの混合物にする。

2.✖ 膵液から出るトリプシンは、タンパク質やペプトンをポリペプチドやオリゴペプチドにする。

3.〇 正しい。胃液である。

4.✖ 腸液から出るマルターゼは、マルトースをグルコースに変える。

5.〇 正しい。胃液・膵液である。

 

 

67 排便機構について正しいのはどれか。

1. 外肛門括約筋は平滑筋である。

2. 結腸壁が伸展されることで便意が生じる。

3. 内肛門括約筋を収縮させることで排便する。

4. 排便中枢は大脳皮質からの抑制を受けている。

5. 食物で胃が伸展されると大腸の蠕動運動が抑制される。

 

解答:4

解説

1. ✖ 外肛門括約筋は横紋筋である。内肛門括約筋は平滑筋である。

2. ✖ 結腸壁ではなく、直腸壁が伸展されることで便意が生じる。

3. ✖ 内肛門括約筋を収縮ではなく、弛緩させることで排便する。内肛門括約筋・外肛門括約筋を弛緩して排便する。

4. 〇 正しい。排便中枢は大脳皮質からの抑制を受けている。

5. ✖ 食物で胃が伸展されると大腸の蠕動運動が亢進される。胃の中に食べ物が入るとガストリンが分泌され、この刺激により回盲部が開き、便塊が大腸に流れる。これにより結腸の蠕動運動が亢進する。これを胃大腸反射という。

 

 

 

68 分娩後の乳汁分泌に作用するホルモンはどれか。

1. ドパミン

2. エストロゲン

3. プロラクチン

4. プロゲステロン

5. ゴナドトロピン

 

解答:3

解説

1. ✖ ドパミンは神経伝達物質で、アドレナリン・ノルアドレナリンの前駆体。

2. ✖ エストロゲン…卵巣から。卵胞発育・排卵・第二次性徴の発達作用である。

3. 〇 正しい。プロラクチン…下垂体前葉から。性腺抑制の作用もある。

4. ✖ プロゲステロン…卵巣から。卵胞発育・排卵・第二次性徴の発達作用である。

5. ✖ ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)…性ホルモン分泌促進作用である。

 

 

69 代謝について正しいのはどれか。

1. エネルギー代謝率(RMR)は基礎代謝量を基準とした運動強度である。

2. 基礎代謝量(BM)は同性で同年齢ならば体重に比例する。

3. 呼吸商(RQ)は摂取する栄養素によらず一定である。

4. 代謝当量(MET)は安静臥位時の代謝量を基準とした運動強度である。

5. 特異動的作用(SDA)とは食物摂取後の消費エネルギーの減少である。

 

解答:1

解説

1.〇 正しい。活動あるいは労働の強度を表し、静的運動にはあてはまらない。

2.✖ 基礎代謝量(BM)は、生命維持に必要な代謝の基本量、たとえば早朝空腹時、目はさめているが心身とも安静の状態での代謝量を基礎代謝量という。人種、風土、体格、体質、年齢、性、健康状態などにより差がある。

3.✖ 呼吸商(RQ)は、酸素消費量に対する二酸化炭素排出量の日である。呼吸商は栄養素によって異なり、ブドウ糖が1.0、タンパク質が約0.8、脂質が約0.7である。

4.✖ 代謝当量(MET)は、静かに腰掛けた状態である安静座位時の代謝量を基準単位として、1METとする。運動時もしくは作業時の代謝量はこれに対する比率として複数形のMETs(メッツ)で表す。安静臥位ではなく、安静座位が正しい。

5.✖ 特異動的作用(SDA)とは、食物を摂取することによって生じる特別な発熱もしくはその量のことである。

 

 

 

70 肩関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。

1.屈曲———棘上筋

2.伸展———大円筋

3.外転———棘下筋

4.外旋———肩甲下筋

5.内旋———小円筋

 

解答:2

解説

1.✖ 棘上筋は、肩関節外転である

2.〇 正しい。伸展———大円筋

3.✖ 棘下筋は、肩関節外旋・上部は外転・下部は内転である。

4.✖ 肩甲下筋は、肩関節内旋である。

5.✖ 小円筋は、肩関節外旋である。

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