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第52回(H29) 理学療法士国家試験 解説【午後問題31~35】

31 肘関節脱臼で多いのはどれか。

1. 外側

2. 後方

3. 前方

4. 内側

5. 分散

 

解答:2

解説

肘関節の形状から考えても、後方脱臼が最も多くを占めている。よって、2.が正しい。

5.✖ 分散(回排)脱臼とは、前後型・側方型があり、前後型は橈骨と尺骨が前後に分断される形となる。一方、側方型は、橈骨と尺骨が左右に分断される形で脱臼する。

 

 

32 腰椎椎間板ヘルニアで陽性となるテストはどれか。

1. Apleyテスト

2. Patrickテスト

3. Thomasテスト

4. McMurrayテスト

5. 大腿神経伸張テスト

 

解答:5

解説

1.✖ Apleyテストは、半月板損傷である。

2.✖ Patrickテストは、股関節部の炎症を疑う。

3.✖ Thomasテストは、股関節屈曲拘縮を疑う。

4.✖ McMurrayテストは、半月板損傷である。

5.〇 正しい。

 

 

33 脳卒中発症後2週間以内に生じにくい合併症はどれか。

1. 意識障害

2. 消化管出血

3. 肩手症候群

4. 摂食嚥下障害

5. 深部静脈血栓症

 

解答:3

解説

肩手症候群は、複合性局所疼痛症候群(CRPS)のひとつとされ脳卒中片麻痺の発症早期(2W~3M)からみられる。脳卒中以外にも、骨折や心臓発作などが誘因となる。よって、3.が正しい。

 

 

 

34 筋萎縮性側索硬化症で生じにくい症状はどれか。

1. 舌萎縮

2. 構音障害

3. 上下肢麻痺

4. 眼球運動障害

5. 摂食嚥下障害

 

解答:4

解説

筋萎縮性側索硬化症の陰性4徴候を覚えておく。①感覚障害、②眼球運動障害、③膀胱直腸障害、④褥瘡である。他に、小脳症状や錐体外路症状、認知症などもでないことを合わせて覚えておく。よって、4.が正しい。

 

 

 

35 末梢神経損傷で予後が最も良いのはどれか。

1. ニューロトメーシス(neurotmesis)

2. アクソノトメーシス(axonotmesis)

3. ニューラプラキシア(neurapraxia)

4. 神経根引き抜き損傷

5. Waller変性

 

解答:3

解説

神経損傷の分類では、次の3段階に分類している。

・一過性神経伝導障害 ニューラプラキシア(neurapraxia)

・軸索断裂 アクソノトメーシス(axonotmesis)

・神経断裂 ニューロトメーシス(neurotmesis)

 

1. ✖ ニューロトメーシス(neurotmesis)…神経の連続性がたたれており、自然回復は見込めない。

2. ✖ アクソノトメーシス(axonotmesis)…肉眼的には神経線維が連続しているが、軸索が断裂している。一部回復を見込める。

3. 〇 正しい。ニューラプラキシア(neurapraxia)…損傷部で伝導が障害されてはいるが一過性であり、早期に自然回復する。

4. ✖ 神経根引き抜き損傷…神経根が強く伸展されて脊髄から断裂してしまうもので、ほとんど神経断裂を起こしており、損傷神経の回復は見込めない。

5. ✖ Waller変性…損傷部より遠位が軸索変性(軸索の連続性が絶たれる)をきたした状態で、一部回復を見込める。

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