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第52回(H29) 理学療法士国家試験 解説【午後問題26~30】

26 非圧痕性浮腫を生じる疾患はどれか。

1. ネフローゼ症候群

2. 甲状腺機能低下症

3. 肝硬変

4. 心不全

5. 熱傷

 

解答:2

解説

指で数秒間強く押したあとに圧痕が残る圧痕性浮腫と、圧痕が残らない非圧痕性浮腫がある。くるぶしや脛骨前面がわかりやすい。圧痕性浮腫は間質に水分が貯留するためで、ネフローゼ症候群、肝硬変、心不全、熱傷でみられる。一方、非圧痕性浮腫は間質の蛋白濃度が増加するリンパ浮腫やムコポリサッカライドが増加する甲状腺機能低下症でみられる。よって、2.が正しい。

 

 

 

27 関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)において、基本軸または移動軸が橈骨であるのはどれか。2つ選べ。

1. 肩外旋

2. 肩屈曲

3. 肘伸展

4. 手背屈

5. 前腕回内

 

解答:3,4

解説

1.✖ 肘を通る前額面への垂直線——尺骨

2.✖ 肩峰を通る床への垂直線——上腕骨

3.〇 正しい。上腕骨——橈骨

4.〇 正しい。橈骨——第二中手骨

5.✖ 上腕骨——手指を伸展した手掌面

暗記用記事はこちら↓↓

【理学療法評価】関節可動域表示ならびに測定法(ROM)の暗記用。

 

国家試験記事はこちら↓↓

理学療法士国家試験 ROMについての問題6選「まとめ・解説」

 

 

 

28 Danielsらの徒手筋力テストで、検査する筋の段階と測定肢位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1. 腸腰筋の段階3—————側臥位

2. 中殿筋の段階1—————腹臥位

3. 大腿四頭筋の段階3———座位

4. 前脛骨筋の段階4————立位

5. 下腿三頭筋の段階2———背臥位

 

解答:3,5

解説

1.✖ 腸腰筋の段階3は、座位。

2.✖ 中殿筋の段階1は、背臥位。

3.5.〇 正しい。

4.✖ 前脛骨筋の段階4は、座位。

 

 

29 FIM について正しいのはどれか。2つ選べ。

1. 運動項目の1つに排尿管理がある。

2. 認知項目の1つに問題解決がある。

3. 認知項目の完全自立は42点となる。

4. 補装具を使用して動作が自立していれば完全自立とする。

5. すべての評価項目が全介助の場合、評価点は0点となる。

 

解答:1,2

解説

1.2.〇 小過項目には、18項目あり、運動13項目、認知の5項目で構成されている。認知項目は、コミュニケーション(理解・表出)と社会的認知(社会的交流・問題解決・記憶)で、他は運動項目である。

3.✖ 認知項目5項目×最大7点=完全自立は35点である。

4.✖ 補装具を使用して動作が自立していれば、修正自立となる。

5.✖ すべての評価項目が全介助の場合、評価点は1点となる。リスクがあって検査が行えない場合でも1点となる。

 

 

30 骨盤帯付長下肢装具の適合判定で正しいのはどれか。

1. 骨盤帯は側方では腸骨稜と上前腸骨棘の間に設置する。

2. 下腿半月上縁は腓骨頭下端の直下である。

3. 股継手軸は前額面で小転子より2cm上方を通る。

4. 膝継手軸は矢状面で膝の前後径の1/2の点と後方1/3の点の中間点を通る。

5. 足継手軸は前額面で内果中央を通る。

 

解答:4

解説

1. ✖ 骨盤帯は、上前腸骨棘と大転子の中間に設置する。

2. ✖ 下腿半月上縁の高さは、腓骨頭から2~3cm下方とする。

3. ✖ 股継手軸は、前額面で大転子より2cm上方を通る。もしくは、会院部より2cm下方を通る。床面に平行に設定する。

4. 〇 正しい。

5. ✖ 足継手軸は、内果下端と外果下端を結ぶ線で,脛骨長軸と約80°傾斜している位置。

 

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