第48回(H25) 理学療法士/作業療法士 共通問題解説【午後問題51~55】

 

51 顎関節の説明で正しいのはどれか。

1.関節円板は存在しない。
2.側頭筋は下顎骨を前方に引く。
3.下顎骨が凹の関節面を形成する。
4.開口に伴って下顎骨は前進する。
5.咬筋は第一のてことして作用する。

解答4

解説

1.× 関節円板は、存在する。関節円板はクッションの役割を果たす。側頭下顎窩と下顎頭の間にある。
2.× 側頭筋は、下顎骨を前方ではなく、後方に引く。他に、開口の作用がある。咀嚼に関係する筋肉は、側頭筋の他にも、咬筋や内側翼突筋、外側翼突筋があげられる。下顎骨を前方に引く作用を持つ筋は、外側翼突筋である。
3.× 下顎骨が、凹ではなく、凸の関節面を形成する。凸の法則により、下顎頭が前方へ滑り、下顎骨が後方へ転がる。
4.〇 正しい。開口に伴って下顎骨は前進する。なぜなら、下顎の開閉は、下顎頭よりも下にある下顎孔を中心とする回転運動ととらえられるため。開口するとオトガイ部は後退し、下顎頭は前進する。
5.× 咬筋は、第一のてこ(支点が力点・作用点の間にある)ではなく、第三のてこ(支点と荷重点の間に力点:咬筋の付着部)として作用する。

 

 

 

 

 

52 二重神経支配の筋はどれか。

1.薄筋
2.大殿筋
3.大内転筋
4.大腿筋膜張筋
5.大腿二頭筋長頭

解答3

解説

1.× 薄筋は、閉鎖神経前枝の支配である。
2.× 大殿筋は、下殿神経の支配である。
3.〇 正しい。大内転筋は、二重神経支配の筋である。前部は、閉鎖神経後枝、後部は、坐骨神経(脛骨神経部)である。
4.× 大腿筋膜張筋は、上殿神経の支配である。
5.× 大腿二頭筋長頭は、坐骨神経の脛骨神経部の支配である。ちなみに、短頭は、坐骨神経の総腓骨神経部の支配である。

二重神経支配

大内転筋、大胸筋、上腕筋、深指屈筋、虫様筋、大腿二頭筋、恥骨筋、短母趾屈筋

 

 

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53 前頭葉に含まれるのはどれか。2つ選べ。

1.角回
2.紡錘状回
3.中心前回
4.Broca野
5.Wernicke野

解答3/4

解説

1.× 角回は、頭頂葉にある。読み書きに関係する。
2.× 紡錘状回は、側頭葉にある。顔を視覚刺激として呈示した際に著しく強く反応する。
3.〇 正しい。中心前回は、前頭葉にある。
4.〇 正しい。Broca野は、前頭葉にある。
5.× Wernicke野は、側頭葉にある。

 

 

 

 

 

54 背部正中で皮膚と脊髄くも膜下との間にある組織はどれか。2つ選べ。

1.硬膜
2.椎間板
3.黄色靱帯
4.前縦靱帯
5.後縦靱帯

解答1/3

解説

背部正中の皮膚からくも膜下までの到達経路

皮膚→皮下組織→棘上靭帯→棘間靭帯→黄色靭帯→硬膜外腔→硬膜→硬膜下腔→くも膜→くも膜下腔

よって、選択肢1.3.硬膜/黄色靱帯が正しい。

 

2.× 椎間板は、脊髄前方に位置する。
4.× 前縦靱帯は、椎体の前面を縦走する。
5.× 後縦靱帯は、脊髄前方に位置する。

 

 

 

 

 

55 視覚の伝導路はどれか。

1.外側膝状体
2.レンズ核
3.放線冠
4.脳弓
5.下丘

解答1

解説

視覚の伝導路

視神経→視交叉→視索→外側膝状体→視放線→後頭葉(視覚野)

1.〇 正しい。外側膝状体は、視床の一部で視覚の中継核である。
2.× レンズ核(被殻と淡蒼球)とは、大脳基底核である。
3.× 放線冠は、内包を通る投射線維である。
4.× 脳弓は、海馬から乳頭体に至る有髄線維束である。
5.× 下丘は、中脳にある。聴覚の伝導路の一部である。

 

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