第48回(H25) 理学療法士国家試験 解説【午前問題41~45】

 

41 運動学習理論で練習の後に与えられるのはどれか。

1.言語教示
2.ガイダンス
3.結果の知識
4.ハンドリング
5.デモンストレーション

解答3

解説

1.× 言語教示は、練習前に与えられる。言語教示とは、運動課題を伝えることである。
2.× ガイダンスは、練習前~練習中に与えられる。ガイダンスとは、指導のことである。
3.〇 正しい。結果の知識は、練習の後に与えられる。結果の知識とは、何らかの運動学習をした際、運動がうまくいったか否かのフィードバックである。
4.× ハンドリングは、練習中に与えられる。ハンドリングとは運動者の動きを徒手的に誘導する援助技術である。
5.× デモンストレーションは、練習前に与えられる。デモンストレーションとは、実物に即して示すこと。

 

 

 

 

 

42 機器を用いた抵抗運動と比べた徒手抵抗運動の特徴で正しいのはどれか。

1.患者の努力や痛みに応じた抵抗量調整ができない。
2.可動域全体で最適な抵抗をかけられる。
3.筋力が強い場合によい適応となる。
4.抵抗負荷部位の変更が難しい。
5.抵抗量を客観的に記録できる。

解答2

解説

1.× 徒手抵抗運動は、患者の努力や痛みに応じ抵抗量調整が容易である。
2.〇 正しい。徒手抵抗運動は、可動域全体で最適な抵抗をかけられる。目的に合わせて変更できる。
3.× 筋力が強い場合によい適応となるのは、機器を用いた抵抗運動の方が良い。なぜなら、徒手抵抗運動をするセラピストも筋疲労を伴うため。
4.× 徒手抵抗運動は、抵抗負荷部位の変更が容易である。一方、機器を用いた抵抗運動は、抵抗負荷部位の変更が難しい。
5.× 徒手抵抗運動は、抵抗量を客観的に記録できる。

 

 

 

 

 

43 物理療法で4,000〜5,000Hzの周波数帯の波形を使用するのはどれか。

1.極超短波療法
2.超短波療法
3.超音波療法
4.干渉波療法
5.低周波療法

解答4

解説

1.× 極超短波療法は、2,450Hzを用いる。
2.× 超短波療法は、27.12Hzを用いる。
3.× 超音波療法は、1MHz3MHzを用いる。
4.〇 正しい。干渉波療法は、4,000〜5,000Hzを用いる。電気抵抗が少ないのが特徴である。
5.× 低周波療法は、1,000Hz以下の周波数を用いる。

 

 

 

 

 

44 大腿義足歩行で義足が長すぎる場合に起こるのはどれか。

1.内側ホイップ
2.膝の不安定性
3.踵接地時の外旋
4.伸び上がり歩行
5.ターミナルインパクト

解答4

解説

1.× 内側ホイップの原因は、①ソケットに対して膝継ぎ手が外旋している、②大腿を外側に振り出す、③トゥアウトが強いなどがあげられる。内側ホイップとは、義足を踏み切るときに踵が内側に動く現象である。
2.× 膝の不安定性の原因は、①ソケットの初期屈曲角の不足、②踵部が硬すぎるなどである。膝の不安定性とは、義足が立脚相にあるとき膝折れ感を感じることである。
3.× 踵接地時の外旋の原因は、①足部の後方バンパーあるいは踵部が硬すぎる、②ソケットの不適合、③断端の問題などである。
4.〇 正しい。伸び上がり歩行は、義足が地面に引っ掛からないように、義足の遊脚相で健側の伸び上りが起こることである。原因は、大腿義足歩行で義足が長すぎる場合に生じる。
5.× ターミナルインパクトの原因は、膝継ぎ手の伸展補助装置の張力が大きすぎるなどである。ターミナルインパクトとは、義足踵接地時に膝継手が伸展した時の衝撃の増大である。

 

 

 

 

 

45 金属支柱付短下肢装具の足関節背屈角度を小さくすることで改善しやすい動作はどれか。

1.床からの立ち上がり
2.椅子への着座
3.立位での前方リーチ
4.立脚中期の膝折れ
5.上り坂の歩行

解答4

解説

1~3.5.× 床からの立ち上がり/椅子への着座/立位での前方リーチ/上り坂の歩行/は、足関節背屈可動域を大きくすることで改善しやすい。それら動作は、足関節背屈を伴う動作である。
4.〇 正しい。立脚中期の膝折れは、足関節背屈角度を小さくすることで改善しやすい。背屈制限することで、膝折れ(大腿四頭筋の筋力低下)、脛骨神経麻痺(底屈筋筋力低下)に適応となる。

 

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