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※問題の引用:第47回理学療法士国家試験、第47回作業療法士国家試験の問題および正答について
※注意:解説はすべてオリジナルのものとなっています。私的利用の個人研究のため作成いたしました。間違いや分からない点があることをご了承ください。コメント欄にて誤字・脱字等、ご指摘お待ちしています。よろしくお願いいたします。
51 月状骨と接していないのはどれか。
1.橈骨
2.舟状骨
3.有頭骨
4.三角骨
5.大菱形骨
解答5
解説
(※画像引用:All About様)
1~4.× 橈骨/舟状骨/有頭骨/三角骨は、月状骨と接している。他にも、有鉤骨は月状骨と接している。
5.〇 正しい。大菱形骨は、月状骨と接していない。他にも、豆状骨は月状骨と接していない。
52 筋と上腕骨の付着部の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1.三角筋:大結節
2.棘上筋:大結節
3.棘下筋:小結節
4.小円筋:大結節
5.肩甲下筋:大結節
解答2/4
解説
1.× 三角筋は、【起始】肩甲棘、肩峰、鎖骨の外側部1/3、【停止】上腕骨三角筋粗面である。大結節には付着しない。
2.〇 正しい。棘上筋は、【起始】肩甲骨の棘上窩、棘上筋膜の内側、【停止】上腕骨大結節の上部である。大結節に付着する。
3.× 棘下筋は、【起始】肩甲骨の棘下窩、棘下筋膜の内側、【停止】上腕骨大結節の中部である。小結節には付着しない。
4.〇 正しい。小円筋は、【起始】肩甲骨後面の外側部上半、【停止】上腕骨大結節の下部、大結節稜の上端である。大結節に付着する。
5.× 肩甲下筋は、【起始】肩甲骨肋骨(肩甲下窩)と筋膜内面、【停止】上腕骨前面の小結節、小結節稜上端内側である。大結節に付着しない。
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53 尺骨と橈骨の両方に起始または停止するのはどれか。(※不適切問題:解2つ)
1.肘筋
2.上腕筋
3.長母指屈筋
4.上腕三頭筋
5.長母指外転筋
解答3/5
対応:複数の選択肢を正解とする。
解説
1.× 肘筋は、【起始】上腕骨の外側上顆の後面、肘関節包、【停止】尺骨後縁後面の上部である。尺骨と橈骨の両方に付着しない。
2.× 上腕筋は、【起始】上腕骨の内側および外側前面の下半、内・外側の筋間中隔、肘関節包前面(広い)、【停止】鈎状突起と尺骨粗面(肘関節包)である。尺骨と橈骨の両方に付着しない。
3.△ 長母指屈筋は、【起始】橈骨前面、前腕骨間膜、【停止】母指末節骨底である。一般的には尺骨と橈骨の両方に付着しないが、参考書によって付着するようだ。
4.× 上腕三頭筋は、【起始】内側頭:上腕骨後面の橈骨神経溝の下方の大部分(広い)、両側の筋間中隔、①外側頭:上腕骨橈骨神経溝の上方、②長頭:肩甲骨の関節下結節、【停止】尺骨の肘頭である。尺骨と橈骨の両方に付着しない。
5.〇 正しい。長母指外転筋は、【起始】尺骨と橈骨の中部背側面、前腕骨間膜背面、【停止】第1中手骨底背面外側付近である。尺骨と橈骨の両方に付着する。
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54 大脳辺縁系に含まれないのはどれか。
1.海馬
2.内包
3.帯状回
4.乳頭体
5.扁桃体
解答2
解説
大脳辺縁系は脳梁を取り囲むように大脳の内側部に存在し、本能・情動・記憶などを司る構造物の総称である。構成要素としては、辺縁葉(梁下野、帯状回、海馬傍回)、海馬、扁桃体、乳頭体、中隔核などがあげられる。
1.3~5.〇 海馬/帯状回/乳頭体/扁桃体は、大脳辺縁系に含まれる。
2.× 内包は、大脳辺縁系に含まれない。大脳基底核と視床の間に挟まれる部分に位置する。ちなみに、錐体路とは、大脳皮質運動野―放線冠―内包後脚―大脳脚―延髄―錐体交叉―脊髄前角細胞という経路をたどる。
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55 線条体を構成するのはどれか。2つ選べ。
1.前障
2.被殻
3.淡蒼球
4.尾状核
5.下垂体
解答2/4
解説
①被殻
②尾状核
(※レンズ核は①被殻、②淡蒼球である)
1.× 前障は、レンズ核の外側にある灰白質の層に位置する。
2.4.〇 正しい。被殻/尾状核は、線条体を構成する。
3.× 淡蒼球は、レンズ核の内側を構成する。
5.× 下垂体は、視床下部の下方に存在する。
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内包は、錐体路(皮質脊髄路)に含まれない。とあるのですが、含まれる。の間違いではないでしょうか。
コメントありがとうございます。
ご指摘通り間違えておりました。
修正致しましたのでご確認ください。
今後ともよろしくお願いいたします。
レンズ核は淡蒼球と被殻じゃないですか?
コメントありがとうございます。
ご指摘通り間違えておりました。
修正いたしましたのでご確認ください。
今後ともよろしくお願いいたします。