おしっこを飲むとどうなるの?「遭難時、おしっこを飲むのは得策ではない!」(尿は無菌ではなかった。)

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おしっこを飲むとどうなるの?「遭難時、おしっこを飲むのは得策ではない!」(尿は無菌ではなかった。)

「おしっこを飲むとどうなるの?

でこちゃん

大川

結論から言うと、遭難事故であっても尿を飲むことは得策ではありません!助かっている人はただ運が良かっただけです。

おしっこを飲むとどうなるのか?を知りたい方へ。よく遭難したときにおしっこを飲んで飢えに耐えたとか・・・、逆におしっこを飲むのは喉が渇くなど・・・。様々な憶測が飛び交っていると思います。もちろん、なかなか遭難する機会ありませんが、いざの時のために知りたいと考えていませんか?

 

本記事では、その内容を解説します。この記事を書いている僕は、H27年から理学療法士として病院や施設で働いた経験があります。また現在は、施設の設立から運営をすべて行っています。そのため、ある程度の信頼性は確保できると思います。

おしっこは、無菌で安全か?

これまで、健康な人の尿は、無菌であると考えられてきました。なぜなら、尿は血液を腎臓がろ過しているため、そう考えられていたのです。それは、医学界の常識という風潮ですらありました。

 

おしっこの仕組みを知りたい方はこちら↓↓
人体の不思議:おしっこが出来る仕組みや量(小学生に分かりやすく説明するよ。)

ところが今回、アメリカの大学の研究が新しい手法を用いて検査しました。その結果、健康な女性の膀胱にも、既に細菌が存在することが分かったのです。(※この研究結果は最近ボストンで開催された第114回米国微生物学会で発表)

つまり、尿は無菌ではありません。

大川

ただ細菌はいますが、体に悪い細菌はいないです。
そのため、尿自体は、本質的に悪いものでもありません。
ですが、飲尿は、健康上のメリットを証明してある文献はありませんでした。


別に飲んでも害はないが、無菌ではないということか~~

でこちゃん

危機的状態で、飲尿は得策か?

危機的状況の時に、飲尿は得策と言えるか?

実は、その場合でも、尿を飲むのは良いことではありません。

 

注意

先ほども述べた通り、尿には有害な細菌は含まれていません。
しかし、尿には「塩分」が含まれており、体から「水分」を奪ってくのです。
尿を飲めば飲むほど、体内の塩分濃度が上がり、喉が渇いてしまいます。

 

1日や2日、自分の尿を飲むのは問題はないでしょう。それ以上続けると、「腎臓」に負担がかかり過ぎて、より酷い脱水症状になる危険性があります。しかし、まったく水を飲まなくても「3日間」は生き延びることができます。ですから、単に喉が渇いたというだけで尿を飲むというのは得策とは言えないでしょう。

 

余談・・・おしっこで病気が分かる。

 おしっこは、健康かどうかを知る目安にもなります。あなたも健康診断で「尿検査」を受けたことがあるでしょう。おしっこの「濃さ」や、おしっこの中の「物質の種類」などを調べています。そうすると、体の中のどの部分の働きが弱っているかが分かるのです。お医者さんは、おしっこから、からだの中の病気を診断することもできるのですね。

少し難しい話になりますが、こんな記事も書いています。
詳しく知りたい方はこちら↓↓
【先進医療】がんの早期発見~1滴の血液から~

 

まとめ

  • 尿は無菌ではない。
  • 有害な細菌は含まれていない。
  • 危機的状態でも飲むのは得策ではない。

22 COMMENTS

尿

とても面白いコメント欄ですね笑
飲尿すると非論理的で具体的な根拠を示すことはできず攻撃的な性格になるということがわかりましたね!
大川さんの冷静な返信と慌てふためく投稿主たちの様子がとても愉快です

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大川 純一

コメントありがとうございます。
「遭難時」におしっこを飲むのは得策ではないという記事なのに、健康のため?に飲まれている方も多いようで・・・。
せっかく調べたのに、健康にもよくないような記事があれば、攻撃したくもなるのかな?と思ったり。
とはいえ、引き続き、調べていきたいと思いますので、もしよい資料ありましたらご教授ください。
今後ともよろしくお願いいたします。

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匿名

なんとも、酷いコメント欄だな。
根拠や証拠以前に、盲目的に信じてるような人や、鼻から自分の意見が絶対だと思ってる人間と議論が如何にできないか分かるリプばっか。
友達との雑談じゃないんだから、赤の他人が文献もなしに誰がどう信じろってんだ。

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大川 純一

コメントありがとうございます。
この記事は、どうやら「飲尿療法」に関してのワードで検索にヒットするようでして、、、(^_^;)
とはいえ、記事を読んでくださりありがとうございます。
新しい根拠や文献ありましたら、また紹介していきたいと思います。
今後とも宜しくお願いいたします。

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シンジ

実際に自分の尿を飲んでみたのですが
意外とアッサリ塩味で一口目に躊躇せずに行けばまーまー体調が良かったです。
身体が軽かったのといつも肩凝りから頭痛がするのですが肩凝り自体が何となく楽になりました。流石に三日は無理でしたが、最初に飲んだ時が一番効果を実感しました。飲んでから書いてみたら?

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大川 純一

コメントありがとうございます。
この記事が多く閲覧されているだけでなく、意外と「おしっこ」を飲まれている方も多く、正直驚いております。一応…飲むのであれば、健康上のメリットを証明してある文献を読み、その生理的・科学的根拠が自分の納得できたら飲むのですが・・・。調べた中では、①生命維持、②健康面ともにメリットととれる文献は見当たりませんでした。そもそも「なんで飲もうと思ったのか?」というもの非常に気になります。

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匿名

この位でも誹謗中傷になってしまうのですね(汗)当方の認識不足でした。ご気分を害してしまったことをお詫び申し上げます。当該コメントはお手数お掛けし恐縮ですが削除していただけますと幸いです。

結局飲尿って危険なのか安全なのか疑問に思い調べてる内に当ブログにたどり着きました。その上でコメント欄の管理者様の対応について下記の内容が気になったため再びコメント致します。

・有識者様からのコメントに対して出典を求めるばかりでそもそも議論を望んでない印象を受けます。大変失礼を承知で申し上げますが管理者様はホントに飲尿療法にお詳しいのでしょうか。

飲尿の危険性について本気で気になっています。
別の方もおっしゃっているように安全な根拠がないから危険だという結論はいささか乱暴な印象を受けました。

最後に今回のコメントについても管理者様がご不快に感じられましたら、削除して頂けますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

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大川 純一

今後の抑止力につながることを期待して残しておくことにします。
・有識者様からのコメントに対して出典を求めるばかりでそもそも議論を望んでない印象を受けます。大変失礼を承知で申し上げますが管理者様はホントに飲尿療法にお詳しいのでしょうか。
→結論から申し上げますと「飲尿療法」についてコメント主様が求めておられる情報は提供できない可能性は高いです。また、あくまでもこの記事は「飲尿療法」について書かれた記事ではありません。記事のタイトルにも書かれた通りあくまでも「遭難時、おしっこを飲むのは得策ではない!」と主張しているものとなります。

飲尿の危険性について本気で気になっています。
別の方もおっしゃっているように安全な根拠がないから危険だという結論はいささか乱暴な印象を受けました。
→失礼ですが「安全な根拠がないから危険」というコメント主様の感想は、特にどこを読みとり感じたものでしょうか?記事は「2019年1月20日」から更新しておりませんので、どうかお答えいただきますようよろしくお願いいたします。繰り返しになりますが、あくまでもこの記事は「飲尿療法」について書かれた記事ではありません。記事のタイトルにも書かれた通りあくまでも「遭難時、おしっこを飲むのは得策ではない!」と主張しているものとなります。

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匿名

抑止力感謝します!

おお!当方勘違いしておりました。読み返してみたら遭難時における飲尿限定のお話でしたね!いやはやお騒がせしてしまい誠に申し訳ありません。

おっしゃる通り当方が求める情報は得られなそうです。拙僧でも別の文献などもう少し詳しく調べてみようと思います。お付き合いいただき感謝します!

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匿名

生理学を専門としている研究者です。
学会発表というのは(それなりの研究をしていれば)誰でも出来るものなので、学会でこんなことを発表していた、というレベルでは信頼性は低いです。
査読も何もないため、好き勝手にフィギアを作れますので…。

査読のある論文(インパクトファクターの高い雑誌、少なくとも2以上)に載っているデータであるなら、そこそこ信じてもいいのかな、と思います。
さらに、同じような結果を示す論文が複数あるのであれば、かなり信憑性が増すと考えています。

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大川 純一

コメントありがとうございます。
飲尿については、学会発表すらない状況なんですよね。
さらに信ぴょう性が高い論文なんてあるんですかね。
今後ともよろしくお願いいたします。

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オオクボクニヒコ

尿療法の本には、3年毎日飲み続けるとほとんどの疾患は治る。7年間続けるとすべての病が完治する。その病気は、肉体的な病気から精神的な病気まで、ガンも治る。
ただし、尿療法は無理強いしてはいけない。とあります。
尿は緊急の場合は飲む履きです。アマゾンで活躍するレインジャー部隊は唯一の安全な飲み物は自分の尿だと言っています。

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大川 純一

コメントありがとうございます。
非常に興味深いです。
宜しければ尿療法の本のタイトルと著者を教えていただけますでしょうか。
あと、レインジャー部隊の「尿は緊急の場合は飲むべき」と言った人を教えていただけますでしょうか。
私なりに調べてみましたが、確実な情報や論文がなく困っています。

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冷静な医療関係者

書籍は思いのほかたくさん出ていますよ。日本でも、海外でも。
「ほら出典言えないでしょ」みたいな書き方をせず、調べてみればいかがですか。
「根拠は不明だが必ずこうなる」という事実に対して「根拠が不明だから、そうなるはずがない。この医学に詳しい自分が言うんだから、間違いない」と主張しているだけのように見えます。
犬がおしっこを舐めることについて、獣医さんは「栄養補充の可能性もあるので、叱る前にフードを調整してみて」と言います。否定から始めるのではなく、それは冷静な回答ですよね。
実践している方から、実際に病気が治ったから続けているのだと聞いたことがあります。
そして、興味本位で実践してみました。すると言われた通り、見たことのない、下痢のような便が出ました。そして体は確かに軽くなります。そのほかの実験も、わかりやすい効果を感じました(例えば、点眼すると目の調子が良くなるというのは覿面。また、飲むと空腹感が満たされるというのも)。
興味本位の体験でしたが、効果は否定できませんでしたよ。ホメオパシー効果、そして血清というものの栄養効果、さらに尿中に大量に含まれる常在微生物が、体に作用することを今は知っています。

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大川 純一

コメントありがとうございます。
最後に「ホメオパシー効果、そして血清というものの栄養効果、さらに尿中に大量に含まれる常在微生物が、体に作用する」とおっしゃっていますが・・・。
「これらの生理学的作用を引き起こすほど、尿にそれら成分が含まれているのでしょうか?」ぜひ教えていただけますでしょうか。今後ともよろしくお願いいたします。

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匿名

丁寧な敬語で書いてりゃ何言っても許されると思ってるタイプだな(笑)出典教えろ、言った人物教えろって証拠出せ出せ連呼する小学生みたい。

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大川 純一

コメントしてくださるのはありがたいのですが、あまり強い言葉を使用するのはお控えください。というのも、こちら管理画面にはIPアドレスが丸見えなんです(汗)。つまり、一般的なSNSと違い、いきなり警察や弁護士に相談できるとイメージしてもらえれば大丈夫です。コメント欄は建設的な議論の場です。もし、上記コメントの削除依頼されるようでしたら、お気軽にお声がけください。

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匿名

現在悪性リンパ腫による抗がん剤治療を行っている者です。
興味本位で見かけたサイトですが、書き込みされてる方々の根も葉もない…あったとしても、出典やソースを言わない無責任な書き込みを見て正直腹が立ちました。
しかし、サイト主さん(大川さん)の丁寧な対応にとても感服致しました。
最後の一文の『飲んでから書いてみたら?』なんて煽ってるように見える要らない一文を誹謗中傷に見えるんですね(汗)と言ったり、尿療法の出典を伺ってるのに、日本でも海外でも思いの他出てますよと第三者が言ってたり、急に犬の話出して冷静な回答云々とか言ってきたりとか、何言ってんだこいつら…と思って見てました。(笑)
かく言う自分は知識も何も無いし、飲尿療法について検索をしたらこのサイトにたどり着いた者なのでなんとも言えませんが…( ̄▽ ̄;)(汗)
抗がん剤治療で崩壊した腫瘍細胞を尿で流す、と現在入院している病院の先生から聞いていた為、『腫瘍細胞も流れたりするのに飲尿療法とか、おしっこ飲むとかやばいのでは、、』と思っていたんですけど、ほんと実際どうなんでしょうかね…。ネットで調べても2019年以降の飲尿についての情報が乏しいので、信ぴょう性というか最新の情報が分からないので、ほんとに出典先分かるんならぜひ書き込んでくれ…と心底思いました。(笑)
サイトの運営、対応など大変だとは思いますが、陰ながら応援してます。

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大川 純一

応援のコメントありがとうございます。
更新の励みとなります(^^)
飲尿療法に関しましては、皆様がコメントしてくださるたびに、私もいろいろと調べておりますが、ほんとに情報が少ないですよね。一方、多くの方が飲尿療法に関して興味があるのも理解しております。インターネットには様々な情報が錯綜しておりますので、最低でも出典元がどこか?誰が書いているのか?ぐらいは確認してから私も発信していきたいと思っています。
引き続き、「こんな情報があった」などございましたら、ご教授いただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。

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