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第54回(H31) 理学療法士国家試験 解説【午後問題61~65】

 

61. 皮膚の侵害受容器はどれか。

1. 毛包受容体
2. Pacini小体
3. Ruffini終末
4. 自由神経終末
5. Meissner小体

解答
解説
1. ×:毛包受容体は、毛は鋭敏な触覚器官である。毛根には神経が豊富に分布している。
2. ×:Pacini小体は、圧覚を伝える。
3. ×:Ruffini終末は、触圧覚の受容器で、皮膚に関わる圧を感知する。
4. 〇:正しい。皮膚の侵害受容器は自由神経終末である。
5. ×:Meissner小体は、振動を感知して触覚を伝える。

 

 

 

62. 副交感神経線維を含むのはどれか。2つ選べ。

1. 動眼神経
2. 滑車神経
3. 内耳神経
4. 迷走神経
5. 舌下神経

解答1,4
解説
副交感神経線維を含む脳神経の覚え方は、「港区(みなとく)」=Ⅲ・Ⅶ・Ⅹ・Ⅸと覚えておく。Ⅲ:動眼神経(縮瞳)、Ⅶ:顔面神経(涙腺、唾液腺)、Ⅹ:迷走神経(消化管、心臓)、Ⅸ:舌咽神経(耳下腺)である。よって、1. 4.動眼神経・迷走神経が正しい。

 

 

 

63. 心臓の刺激伝導系でないのはどれか。

1. 固有心筋
2. 洞房結節
3. Purkinje線維
4. 房室結節
5. 房室束

解答1
解説
心臓の刺激伝導系は、洞結節→右房→左房→房室結節→His束(房室束)→左脚・右脚→プルキンエ線維(Purkinje線維)→心室となる。刺激伝導系を構成する細胞は特殊心筋と呼ばれ、心房・心室の壁を構成する一般の心筋細胞である固有心筋とは区別する。つまり、心臓の刺激伝導系でないのは1. 固有心筋である。

 

 

 

64. 線維素溶解に働くのはどれか。

1. アルブミン
2. グロブリン
3. トロンビン
4. フィブリン
5. プラスミン

解答
解説
線維素溶解とは、血管から出血した際に一次止血→二次止血が終わり、血管の流れが元通りになると、血栓は血液が流れるのにジャマになるため、血栓を除去する作用が始まる。この現象を線維素溶解、略して「線溶」と呼ぶ。
1. ×:アルブミンは、浸透圧の維持・運搬作用がある。
2. ×:グロブリンは、白血球の働きを助け、ウイルスや細菌が出す毒素と結合して無毒化などで免疫に働く。
3. ×:トロンビンは、血液の凝固に関わる酵素の一種である。
4. ×:フィブリンは、血液の凝固に関わるタンパク質である。
5. 〇:正しい。プラスミンは、血液中のタンパク質である。このプラスミンがフィブリンの網目の膜を溶かす。

 

 

 

65. 嚥下中枢が存在する部位はどれか。

1. 赤核
2. 中脳
3. 小脳
4. 橋
5. 延髄

解答
解説
1. ×:赤核は、不随意の運動の調節を行う。
2. ×:中脳は、視覚、聴覚の中継所、眼球運動の筋肉の緊張調節を図る。
3. ×:小脳は、主な働きとして、体の平衡感覚を保ち手足の敏速、なめらかな運動を円滑にする。
4. ×:橋は、顔の筋肉、唾液腺、味覚、聴覚、眼球運動を動かす神経核である。
5. 〇:正しい。延髄は、嘔吐、嚥下、唾液、呼吸および循環、消化の中枢を含む。生命維持に不可欠な機能を担っていて自律神経の神経核である。

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