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第53回(H30)理学療法士 国家試験解説【午後問題91~95】

91.胃癌について正しいのはどれか。

1.噴門部に好発する。

2.放射線療法が有効である。

3.組織型で最も多いのは腺癌である。

4.我が国では発症率が増加している。

5.我が国の悪性腫瘍による死因の第一位である。

 

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解答:3


解説

1.×:幽門部に後発する。

2.×:放射線治療は、食物等により胃全体が拡張し、胃の一部や病変部が放射線照射範囲からはずれる可能性が高いため、手術が適応されるケースが多い。

3.〇:正しい。

4.×:胃がん発症率は低下してきている。(2013年胃がん1位⇒2016年胃がん3位に。)

5.×:1位が肺がん、2位が胃がんである。

 

92.未梢血に大型の赤血球が出現するのはどれか。

1.再生不良性貧血

2.消化管出血

3.欽欠乏性貧血

4.溶血性貧血

5.葉酸欠乏性貧血

 

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解答:5


解説

巨赤芽球(大型の赤血球)が出来る原因のほとんどは、「ビタミンB12」あるいは「葉酸」の不足によるものである。B12と葉酸はふたつとも核酸合成に必要であることによるため。骨髄に巨赤芽球が出現し、末梢血において貧血になったものを巨赤芽球性貧血というが、巨赤芽球が発生する理由としてはビタミンB12の不足が最も多く97%ほどを占め、次いで葉酸の欠乏が2%ほどある。

よって、答えは5である。

 

93.我が国におけるメタボリックシンドロームの診断基準に含まれないのはどれか。

1.中性脂肪

2.空腹時血糖

3.収縮期血圧

4.ウエスト周囲径

5.LDLコレステロール

 

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解答:5


解説

メタボリックシンドロームの診断基準は以下の4つ。

①腹部肥満(ウエストサイズ 男性85cm以上 女性90cm以上) 

②中性脂肪値(HDLコレステロール値 中性脂肪値 150mg/dl以上、HDLコレステロール値 40mg/dl未満のいずれか、または両方)

③血圧(収縮期血圧130mmHg以上、拡張期血圧85mmHg以上のいずれか、または両方)

④血糖値(空腹時血糖値110mg/dl以上)

よって、解答は5となる。

 

94.肝炎について正しいのはどれか。

1.A型肝炎の慢性化率は約20 %である。

2.B型肝炎ワクチンは感染の予防に有効である。

3.C型肝炎のキャリアはHCV抗原が陽性である。

4.慢性肝炎の原因ウイルスで最も多いのはB型である。

5.慢性肝炎においては急性増悪期を過ぎても運動制限を行う

 

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解答:2


解説

1.×:A型肝炎の慢性化率は約2~3%である。

2.〇:正しい。B型肝炎ウイルスは血液や体液を介して感染する。大人になってから水平感染した場合、急性肝炎を発症することはあっても、慢性化することは通常ない。

3.×:HCV抗体陽性の人の中には、「現在ウイルスに感染している人」と「HCVに感染したが治ってしまった人」とがいる。

4.×:慢性化することが多く、肝硬変や肝がんといった重い肝臓病になる危険性が高いのはC型、次いでB型である。

5.×:急性増悪期を過ぎ、安全性が確保されていれば運動を行ってもよい。

 

95.慢性閉塞性肺疾患の患者の胸部エックス線写真で特徵的なのはどれか。

1.横隔膜挙上

2.心陰影拡大

3.肋間腔の狭小化

4.肺野の透過性亢進

5.シルエットサイン

 

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解答:4


解説

1.×:横隔膜が上にあがっている状態。横隔膜神経の麻痺、横隔膜弛緩症、肝腫大、横隔膜ヘルニアなどでみれる。

2.×:心臓の陰影の横幅が胸の横幅の50%よりも大きくなっている状態。肥満、心不全、心臓弁膜症などの場合に見られる。

3.×:無気肺によって、肋間腔の狭小化などを認めることもある。

4.〇:正しい。

5.×:シルエットサインとは、心臓や大動脈などでできる線に隣接して病変ができると、その線が消える現象。何らかの病態で、(1) 肺胞ガスが漏出液,浸出液,血液,細胞成分など X 線的に水濃度を示す物質で置換されるか、(2) 肺胞が虚脱して肺胞内の空気が失われるか、(3)胸水や腫瘍などがあって肺内ガスが心臓や胸部大動脈などに接することができないと、それらの臓器の鮮明な辺縁の一部や全部がコントラストを失って不鮮明となる。

 

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