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第53回(H30)理学療法士 国家試験解説【午前問題36~40】

36.平衡機能障害において、後索性や小脳性に比べ前庭性に最も関連する異常はどれか。

1.眼振

2.構音障害

3.深部感覚障害

4.耳鳴り

5.Romberg試験陽性

 

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解答:4


解説

1.×:眼振は、小脳性である。

2.×:構音障害は、小脳性である。 (失調言語という。)

3.×:深部感覚障害は、後索性である。小脳性の障害は閉眼と開眼時の身体の動揺に差がない。

4.〇:正しい。

5.×:Romberg試験陽性は、後索性である。脊髄性は、閉眼時動揺が増加する。

 

37.フレイルの高齢者の特徽について正しいのはどれか。

1.筋量が増加する。

2.FBSが低値になる。

3.TUG時間が短くなる。

4.長座位前屈距離が短くなる。

5.運動負荷時のBorg指数が低値となる。

 

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解答:2


解説

フレイルとは、健常な状態と要介護状態(日常生活でサポートが必要な状態)の中間の状態。

1.×:筋量は、低下する。

2.〇:正しい。(Functional Balance Scaleの略)

3.×:TUG時間は、延長する。

4.×:長座位前屈距離は、変化しない。

5.×:Borg指数は、主観的であるため変化しない。

 

38.寒冷療法が痙縮を低下させる機序はどれか。

1.筋組織の代謝の増大

2.毛細血管透過性の増大

3.γ神経線維の伝導導速度の低下

4.δ神経線維の伝導速度の低下

5.筋絲鍾からの求心性放電の増大

 

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解答:3


解説

冷却を10~30分実施した場合、痙縮患者の一部では慶祝とクローヌスの一時的な現象、アキレス腱反射の減弱、他動運動に対する抵抗感の現象が観察されている。

1.×:筋組織の代謝は、低下する。

2.×:毛細血管透過性は、低下する。

3.〇:正しい。(遠心性の筋紡錘の興奮を伝達する。)

4.×:文章としては正しいが、痙性を低下させることとは無関係。(温冷、痛覚を伝達する神経。)

5.×:筋絲鍾からの求心性放電は低下する。

 

39.虚血性心疾患に対する運動療法が禁忌となるのはどれか。2つ選べ

1.安定狭心症

2.代償性心不全

3.活動性の心筋炎

4.I度房室ブロック

5.コントロールされていない不整脈

 

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解答:3,5


解説

■運動負荷の中止基準<絶対的中止>
①負荷前より10mmHg以上の血圧低下あり、虚血など他の所見も伴うとき。
②中等度から高度の狭心症
③中枢神経症状の増大(めまいなど)
④灌流不良所見(チアノーゼなど)
⑤心電図または収縮期血圧のモニターの不備
⑥被検者が中止を要請
⑦持続性心室頻拍
⑧異常Q波を伴わないST上昇(1.0mm以上) (ViあるいはaVRを除く)

 

1.×:②に満たないため実施可能。

2.×:代償性心不全とは、慢性心不全とも。どれにも当てはまらない。

3.〇:正しい。

4.×:徐脈性不整脈では、Ⅱ度以上の房室ブロックで中止となる。

5.〇:正しい。

 

40.認知症の周辺症状であるBPSD (behavioral and psychological symptoms of dementia)は どれか

1.失行

2.失認

3.妄想

4.見当識障害

5.遂行機能障害

 

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解答:3


解説

記憶障害、失見当識などの基本的な症状は「中核症状」と呼ばれる。これに対して、すべての症例に出現するわけではないが、残存する神経機能が外界への反応が「周辺症状」。

1.×:中核症状である。

2.×:中核症状である。

3.〇:正しい。

4.×:中核症状である。

5.×:中核症状である。

 

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