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第52回(H29) 理学療法士国家試験 解説【午後問題46~50】

46 ICF の脳卒中Brief core setに含まれるのはどれか。

1. 歩行

2. 痛みの感覚

3. 運動耐容能

4. 関節の可動性

5. レクリエーションとレジャー

 

解答:1

解説

ICF の脳卒中Brief core setは、18項目の検査である。大項目は4つある。①身体構造(認知機能、見当識機能、筋力、言語における精神機能、注意機能、記憶機能)、②身体構成(脳、上肢)、③活動と参加(歩行、会話、排泄、食事、洗体、身支度、会話によるコミュニケーション)、④環境要因(身近な家族、医療従事者、医療サービス・システム・ポリシー)である。よって、1.が正しい。

 

 

 

47 介護保険制度について誤っているのはどれか。

1. 在宅介護を推進する。

2. 健康の保持や増進に努力する。

3. 20歳以上の全国民が加入する。

4. 高齢者の自己決定権を尊重する。

5. ノーマライゼーションを実現する。

 

解答:3

解説

3.介護保険は、65歳以上では疾患に関わらず介護が必要な状態であれば介護保険が適応される(40歳から65歳未満では特定疾患でないと介護保険が適応されない)。つまり、40歳以上の全国民が加入することになっている。よって、3.が不適当と言える。

 

 

48 端座位で一側の股関節を屈曲する際に抵抗をかけたところStrümpell現象が出現し、歩行動作の練習に役立てようとした。観察された動きはどれか。

1. 股関節外旋

2. 膝関節屈曲

3. 膝関節伸展

4. 足関節背屈

5. 足関節底屈

 

解答:4

解説

Strumpell現象(脛骨現象)…錐体路障害で起きる前脛骨筋の異常な連合運動。背臥位の患者の膝上に検査者が手を置き、その抵抗に逆らって股関節、膝関節を屈曲してもらう。正常は、足関節の背屈が起きる。錐体路障害がある場合、足関節背屈、足部内転が起きる。よって、4.が適当。

 

 

49 胸髄損傷者の褥瘡予防で正しいのはどれか。

1. 30度側臥位にする。

2. 体位変換は6時間ごとに行う。

3. 褥瘡の好発部位に円座を用いる。

4. ベッドアップは80 度以上にする。

5. 褥瘡の好発部位をマッサージする。

 

解答:1

解説

1.〇 正しい。殿筋が広い接触面積を保ち褥瘡予防になる。

2.✖ 基本的に2時間を超えない範囲で行う。

3.✖ 体圧分散用具の目的は、①「沈み込み」や「包み込み」により突出部の圧力を低くする(身体の接触面を増やす)こと、②「接触部位を変える」ことによって接触圧を低くする。円座を使用することで、身体とベッドとの接触面積を減らすため使用しない。

4.✖ 基本的にベッドアップは、30°未満とする。座位姿勢を行う場合は、股関節・膝関節90°に保ち、除圧ができない場合は1時間以内とする。

5.✖ マッサージは皮膚組織に摩擦・ずれを生じさせることになるため禁忌である。

 

 

 

50 栄養状態の評価として有用性が低いのはどれか。

1. 血小板数

2. 下腿周囲径

3. 体重減少率

4. Body Mass Index

5. 血清アルブミン値

 

解答:1

解説

1.✖ 血小板は、血液凝固に作用する。

2~4.✖ 主に欧米で用いられている高齢者向けの栄養評価方法としては、ネスレ栄養研究所の簡易栄養状態評価(MNA®:Mini Nutritional Assessment)がある。簡易栄養状態評価は全部で18項目あり6個のスクリーニングと12個の評価項目から構成されており、いずれの項目もある。

5.〇 栄養状態を検査できる項目として、血清総たんぱく(TP)、アルブミン(Alb)、 コリンエステラーゼ(ChE)、ヘモグロビン(Hb)、総リンパ球数(TLC)である。

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