第49回(H26) 理学療法士/作業療法士 共通問題解説【午前問題76~80】

 

76 良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。

1. 異型性が低い。
2. 播種がみられる。
3. 細胞の分化度が高い。
4. 圧排性の発育形式をとる。
5. 周囲との境界が明瞭である。

解答2

解説

1.× 異型性(正常細胞とは形態に違いがみられること)が高い
2.〇 正しい。播種(はしゅ:腫瘍が近接する膜組織に散らばること)がみられる。悪性腫瘍は転移がみられやすい。
3.× 細胞の分化度(細胞分裂を繰り返すうちにさまざまな機能や形態を持つ細胞に変化のこと)が低い
4.× 圧排性(あっぱい:正常部を限局的に押し出し排除すること)の発育形式をとるのは良性腫瘍である。悪性腫瘍は、浸潤性の発育である。
5.× 周囲との境界が不明瞭である。良性腫瘍は周囲との境界が明瞭である。

良性腫瘍と悪性腫瘍の違い

 良性腫瘍悪性腫瘍
分化度高い低い
増殖能低い高い
発育速度遅い早い
細胞分裂ゆるやか活発
転移浸潤しないしやすい
染色体正常異常
異型性弱い強い
発育形式膨張性浸潤性

 

 

 

 

 

77 小脳橋角部腫瘍で最も多いのはどれか。

1. 髄膜腫
2. 下垂体腺腫
3. 視神経膠腫
4. 聴神経腫瘍
5. 頭蓋咽頭腫

解答4

解説

小脳橋角部は、脳幹と小脳と内耳道に囲まれた部分である。

 

1.× 髄膜腫は、円蓋部傍矢状洞部大脳鎌部で好発する。
2.× 下垂体腺腫は、トルコ鞍近傍で好発する。
3.× 視神経膠腫は、トルコ鞍近傍で好発する。
4.〇 正しい。聴神経腫瘍は、小脳橋角部で好発する。
5.× 頭蓋咽頭腫は、トルコ鞍近傍で好発する。

 

 

 

 

 

78 飛沫感染するのはどれか。

1. MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
2. インフルエンザウイルス
3. Clostridium difficile
4. B型肝炎ウイルス
5. 緑膿菌

解答2

解説

1.× MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、接触感染である。
2.〇 正しい。インフルエンザウイルスは、飛沫感染である。他にも、マイコプラズマ、風疹、流行性耳下腺炎(ムンプス)などがあげられる
3.× Clostridium difficile(クロストリジウム・ディフィシレ菌)は、接触感染である。
4.× B型肝炎ウイルスは、血液・体液による媒介感染である。
5.× 緑膿菌は、接触感染である。日和見感染の一種である。

 

 

 

 

 

79 正しい組合せはどれか。

1. Adler ― リビドー
2. Freud ― 病的人格
3. Jung ― 劣等コンプレックス
4. Kretschmer ― 体型分類
5. Schneider ― 内向・外向

解答4

解説

1.× Adler(アドラー)は、リビドーではなく、劣等コンプレックスを提唱した。リビドーは、Freud(フロイト)が提唱した。
2.× Freud(フロイト)は、病的人格ではなく、リピドーを提唱した。病的人格は、Schneider(シュナイダー)が提唱した。
3.× Jung(ユング)は、劣等コンプレックスではなく、内向・外向の性格分類を提唱した。劣等コンプレックスは、Adler(アドラー)が提唱した。
4.〇 正しい。Kretschmer(クレッチマー)は、体型分類を提唱した。
5.× Schneider(シュナイダー)は、病的人格を提唱した。内向・外向ではなく、内向・外向は、Jung(ユング)が提唱した。

 

 

 

 

 

80 中学生の心理発達における特徴はどれか。

1. 性の相違を理解する。
2. 自我同一性が完成する。
3. 教師や指導者に従順である。
4. 第二次性徴への戸惑いがある。
5. 友人関係より親子関係を重視する。

解答4

解説

中学生は、13歳~15歳ごろである。つまり、青年期(11~20歳)の前半、思春期(11~14歳)に相当する。

1.× 性の相違を理解するのは、幼児期後期(3~6歳:男根期)である。
2.× 自我同一性は、青年期(11歳~20歳:性器期)を通して完成していくもので、完成するのは青年期後期である。
3.× 教師や指導者に従順であるのは、学童期(6歳~11歳:潜伏期)である。
4.〇 正しい。第二次性徴への戸惑いがあるのは、青年期前期である。
5.× 友人関係より親子関係を重視するのは、幼児期(1歳~6歳)である。

 

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