第49回(H26) 理学療法士/作業療法士 共通問題解説【午前問題56~60】

 

56 大脳基底核に含まれないのはどれか。

1. 被殻
2. 網様体
3. 淡蒼球
4. 尾状核
5. 扁桃体

解答2

解説

大脳基底核は、①線条体(被殻尾状核)、②淡蒼球、③黒質、④視床下核である。

したがって、選択肢2.× 網様体が大脳基底核に含まれない。網様体は、睡眠と覚醒のレベルを調整する役割を持つ。

選択肢5.扁桃体は、一般的に大脳辺縁系に分類される。ただ扁桃体の神経核は、3つに分類され、①中心核、②皮質内側核、③基底外側核に分けられる。この③基底外側核が大脳基底核に分類されているのかもしれないが、知識不足で分かりません。もし分かる方いらしたら、コメント欄にて教えてください。

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理学療法士国家試験 運動に関する部位ついての問題5選「まとめ・解説」

 

 

 

 

 

57 腕神経叢の中で最も近位から分岐する神経はどれか。

1. 尺骨神経
2. 腋窩神経
3. 長胸神経
4. 肩甲上神経
5. 内側上腕皮神経

解答3

解説

腕神経叢は、第5~8頚神経(C5~8)と第1胸神経(T1)との前枝によって構成される。

中枢側から末梢側に向かって、①神経根、②神経幹、③神経束の3部に分けられる。

1.× 尺骨神経は、内側神経束から起こる。
2.× 腋窩神経は、後神経束から起こる。
3.〇 正しい。長胸神経は、最も近位であるから起こる。
4.× 肩甲上神経は、上神経幹から起こる。
5.× 内側上腕皮神経は、内側神経束から起こる。

 

 

 

 

 

58 正面から見た大動脈の模式図を示す。
番号と血管名の組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。


1. ① ― 右総頸動脈
2. ② ― 右鎖骨下動脈
3. ③ ― 下行大動脈
4. ④ ― 胸大動脈
5. ⑤ ― 腕頭動脈

解答1/2

解説

1.〇 正しい。①は、右総頸動脈である。
2.〇 正しい。②は、右鎖骨下動脈である。
3.× ③は、下行大動脈ではなく、腕頭動脈である。腕頭動脈から分枝するのは、右総頸動脈と右鎖骨下動脈である。
4.× ④は、胸大動脈ではなく、大動脈弓である。大動脈弓から分枝するのは、腕頭動脈、左総頚動脈、左鎖骨下動脈である。
5.× ⑤は、腕頭動脈ではなく、上行大動脈である。

 

 

 

 

 

59 体表から触れることができる腱を図に示す。
 番号と名称の組合せで正しいのはどれか。


1. ① ― 長母指屈筋腱
2. ② ― 腕橈骨筋腱
3. ③ ― 浅指屈筋腱
4. ④ ― 深指屈筋腱
5. ⑤ ― 尺側手根屈筋腱

解答5

解説

匿名さんコメントありがとうございます。

中村隆一氏著の「基礎運動学-第6版 p229図4-38」にて、

①腕橈骨筋腱(ふれにくい)
②橈側手根屈筋
③長掌筋
④浅指屈筋
⑤尺側手根屈筋
となっており、長母指屈筋腱は橈側手根屈筋腱に被るように下側に位置している。

したがって、

1.× ①は、長母指屈筋腱ではなく、腕橈骨筋腱(ふれにくい)である。
2.× ②は、腕橈骨筋腱ではなく、橈側手根屈筋である。
3.× ③は、浅指屈筋腱ではなく、長掌筋腱である。
4.× ④は、深指屈筋腱ではなく、浅指屈筋腱である。
5.〇 正しい。⑤は、尺側手根屈筋腱である。

 

 

 

 

 

60 手根管を通らないのはどれか。

1. 滑液鞘
2. 正中神経
3. 尺骨神経
4. 長母指屈筋腱
5. 示指の浅指屈筋腱

解答3

解説

 手根管は手根骨屈筋支帯によって構成される。

 手根管内を通過するのは、①正中神経、②前腕屈筋群の腱(橈側手根屈筋腱、長母指屈筋腱、浅指屈筋腱、深指屈筋腱)である。

 

1.〇 滑液鞘(腱鞘とも)とは、体肢などの長い腱をつつんで、これを保護する袋状の膜装置である。手根管内を通る前腕の屈筋の腱は、滑液鞘(腱鞘)で包まれ、摩擦が少なく円滑に動かすことができる。
2.4.5〇 正中神経/長母指屈筋腱/示指の浅指屈筋腱は、手根管内を通過する
3.× 尺骨神経は、Guyon管(ギヨン管)を通る。Guyon管を通るものとして、①尺骨神経、②尺骨動脈である。

 

4 COMMENTS

大川 純一

コメントありがとうございます。
腕橈骨筋腱の【停止】は、橈骨遠位下端、茎状突起ですので、①が腕橈骨筋腱は考えにくいかと考えられます。①腕橈骨筋腱である参考となるものがありましたがご教授いただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。

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匿名

コメント失礼致します。
中村隆一氏著の「基礎運動学-第6版 補訂」p239図4-38にて「ふれにくい」とはなっているものの
①腕橈骨筋腱
②橈側手根屈筋
③長掌筋
④浅指屈筋
⑤尺側手根屈筋
となっており、長母指屈筋腱は橈側手根屈筋腱に被るように下側に位置していると思われます。
精査のほど宜しくお願いします。

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大川 純一

コメントありがとうございます。
私の手元にある中村隆一氏著の「基礎運動学-第6版」p229図4-38にて確認することができました。
ご指摘いただいた通り間違えておりました。
修正致しましたのでご確認いただけますと幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。

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