【暗記用】意識障害の評価(JCS・GCS)を完璧に覚えよう!

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意識障害の評価(JCS・GCS)を完璧に覚えよう!

 ここ近年の国家試験は、細部まで問われることが多くなってきている印象である。一字一句覚えておくことで確実に点数がとれるようになる。この記事は、私自身のスキルアップのためでも、国家試験を受ける方たちへの応援としても書かせていただいた。臨床に出ても必ず使用する知識となる。クリックすれば答えが出る仕様なので、繰り返し覚えていこう。

 

表1 Japan Coma Scale(JCS)

Ⅲ.

刺激をしても覚醒しない状態

(3桁の点数で表現)

300

痛み刺激に全く反応しない
200

痛み刺激で少し手足を動かしたり顔をしかめる
100

痛み刺激に対し、払いのけるような動作をする
Ⅱ.

刺激すると覚醒する状態

(2桁の点数で表現)

30

痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すと辛うじて開眼する
20

大きな声または体を揺さぶることにより開眼する。
簡単な命令に応じる。例えば離握手。
10

普通の呼びかけで容易に開眼する。
合目的的な運動(例えば右手を握れ、離せ)をするし、言葉も出るが間違いが多い。
Ⅰ.

刺激しないでも覚醒している状態

(1桁の点数で表現)

3

自分の名前、生年月日が言えない
2

見当識障害がある
1

意識清明とは言えない。
大体意識清明だが、今ひとつはっきりしない。

 

R

Restlessness(不穏)

 

I

Incontinence(失禁)

 

A

Apallic state(失外套症候群)またはAkinetic mutism(無言無動)

 

表2 Glasgow Coma Scale(GCS)

1.

開眼(eye opening、E)
4点

自発的に開眼
3点

呼びかけにより開眼
2点

痛み刺激により開眼
1点

なし
2.

最良言語反応(best verbal response、V)
5点

見当識あり
4点

混乱した会話
3点

不適当な発語
2点

理解不明の音声
1点

なし
3.

最良運動反応(best motor response、M)
6点

命令に応じて可
5点

疼痛部を認識し払いのける
4点

痛み刺激に対し逃避反応を示す
3点

痛み刺激に対し異常な屈曲運動
2点

痛み刺激に対し伸展反応(除脳姿勢)
1点

なし

 

正常ではE、V、Mの合計が

15点

となる。

 

深昏睡では

3点

となる。

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