【共通のみ】パーソナリティ障害についての問題「まとめ・解説」

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

 

※問題の引用:厚生労働省より

※注意:解説はすべてオリジナルのものとなっています。私的利用の個人研究のため作成いたしました。間違いや分からない点があることをご了承ください。

MEMO

・まとめてもらいたい問題や希望、漏れがあったらコメントください。

・当HPに「キーワード検索」の機能がありますので、そちらも積極的にお使いください。

48回 午前99

99 見捨てられ不安を特徴とするのはどれか。

1.演技性パーソナリティ障害
2.境界性パーソナリティ障害
3.強迫性パーソナリティ障害
4.非社会性パーソナリティ障害
5.統合失調質パーソナリティ障害

解答2

解説

見捨てられ不安とは、親や恋人など自分にとって重要な人物から見捨てられるのではないかという不安をいう。

 

1.× 演技性パーソナリティ障害は、過度な情動性を示し、人の注意をひこうとする特徴を持つ。
2.〇 正しい。境界性パーソナリティ障害である。境界性パーソナリティ障害は、対人関係(見捨てられ不安)・自己像、および感情の不安定と著しい衝動性を特徴とする。
3.× 強迫性パーソナリティ障害は、秩序を求めて完璧主義になりすぎて融通がきかず、生活に支障が出るような特徴を持つ。
4.× 非社会性パーソナリティ障害は、他者の権利や感情を無神経に軽視し、モラルが欠如しており、人に対しては不誠実で欺瞞(ぎまん:人の目をごまかし、だますこと。)に満ちた言動をする傾向があるのが特徴である。
5.× 統合失調質パーソナリティ障害(ジゾイドパーソナリティ障害)は、社会的関係への関心のなさ、人とのかかわりが苦手で孤独を選ぶ傾向、そして感情的な平板(へいばん:変化に乏しく単調なこと。)さを特徴とする。

 

 

50回 午後99

99 パーソナリティ障害と特徴の組合せで正しいのはどれか。

1. 依存性パーソナリティ障害 — 嗜癖
2. 演技性パーソナリティ障害 — 被暗示性
3. 回避性パーソナリティ障害 — 冷淡
4. 統合失調質パーソナリティ障害 — 攻撃性
5. 非社会性パーソナリティ障害 — 几帳面

解答2

解説

1.× 依存性パーソナリティ障害とは、自分の信頼できる人に著しい依存をみせ、主体性のない振る舞いをする。嗜癖(しへき:ある特定の物質や行動、人間関係を特に好む性向)は、物質依存症摂食障害等で認められる。
2.〇 正しい。演技性パーソナリティ障害は、被暗示性(他人の影響を受けやすいこと)を認める。他にも、自己の感情を誇張して表出したり、絶えず自分が注目や称賛の的となるように振舞ったりすること特徴である.
3.× 回避性パーソナリティ障害は、内心は密接な対人関係を求めていながら、他者の批判や拒絶を気にするあまり、他者との関わりを避けることを特徴とする。冷淡(れいたん)とは、同情や熱意を持たない態度で、統合失調症性パーソナリティ障害(シゾイドパーソナリティ障害)に認められる。
4.× 統合失調質パーソナリティ障害(シゾイドパーソナリティ障害)とは、社会的関係への関心のなさ、人との関わりが苦手で孤独を選ぶ傾向、そして感情的な平板さを特徴とする障害である。攻撃性は、非社会性パーソナリティ障害の特徴である。
5.× 非社会性パーソナリティ障害は、他者の権利や感情を無神経に軽視し、モラルが欠如しており、人に対しては不誠実な行動をする傾向がある。凡帳面は、強迫性パーソナリティ障害の特徴である。

 

 

 

51回 午前99

99 見捨てられ不安を特徴とするのはどれか。

1. 依存性パーソナリティ障害
2. 演技性パーソナリティ障害
3. 回避性パーソナリティ障害
4. 境界性パーソナリティ障害
5. 自己愛性パーソナリティ障害

解答4

解説

 見捨てられ不安とは、親や恋人など自分にとって重要な人物から見捨てられるのではないかという不安をいう。

 

1.× 依存性パーソナリティ障害は、面倒をみてもらいたいという過剰な欲求をもち、分離に対する恐怖をもつ特徴を持つ。
2.× 演技性パーソナリティ障害は、過度な情動性を示し、人の注意をひこうとする特徴を持つ。
3.× 回避性パーソナリティ障害は、否定的評価に対して過敏で、社会的な交流を避けようとする特徴を持つ。
4.〇 正しい。境界性パーソナリティ障害である。境界性パーソナリティ障害は、対人関係(見捨てられ不安)・自己像、および感情の不安定と著しい衝動性を特徴とする。
5.× 自己愛性パーソナリティ障害は、自分が素晴らしいと思い、自己中心的に振る舞うという特徴を持つ。

 

 

52回 午後98

98 境界性パーソナリティ障害にみられないのはどれか。

1. 不安定な感情
2. 孤立への欲求
3. 持続的な空虚感
4. 不明瞭な自己像
5. 繰り返す自傷行為

解答:2

解説

 境界性パーソナリティー障害の特徴として、①『二極思考・対人関係の障害』、②『衝動行為』、③『自傷行為』、④『見捨てられ不安』、⑤『抑うつ、不眠』などである。他者の愛情や優しさ、注目に対する飢餓感が強く、慢性的な見捨てられ不安に苦しんでいる。したがって、選択肢2.孤立への「欲求」ではなく、正しくは、孤立への恐怖(不安)である。

 

 

53回 午前100

100.親しい人間関係を構築できず、奇異な考え方や風変わりな行動が継続してみられ、パーソナリティ障害を指摘された。最も考えられるのはどれか。

1.演技性パーソナリティ障害
2.依存性パーソナリティ障害
3.統合失調型パーソナリティ障害
4.猜疑性<妄想性>パーソナリティ障害
5.シゾイド<統合失調質>パーソナリティ障害

解答:3


解説

1.× 演技性パーソナリティ障害は、過度に人の注意を引こうとする。
2.× 依存性パーソナリティ障害は、他人に強く依存し、自身に欠けている。
3.〇 正しい。統合失調型パーソナリティ障害は、親しい人間関係を構築できず、奇異な考え方や風変わりな行動が継続してみられる。
4.× 猜疑性(さいぎ)<妄想性>パーソナリティ障害は、他人に対する不信、疑い深さが強い。
5.× シゾイド<統合失調質>パーソナリティ障害は、社会から孤立しようとする自閉性がある。

 

 

 

54回 午後100

100. 成人のパーソナリティ障害への治療介入で正しいのはどれか。

1. 薬物療法は有効である。
2. 家族との連携を控える。
3. 早期に診断して患者に告知する。
4. 秩序を乱した行動に対して何も言わない。
5. 自傷行為などが頻回な場合は電気けいれん療法を行う。

解答

解説
 パーソナリティ障害の治療では、患者との間で明確な治療目標を設定し、その目標達成に向けて、双方が協力して粘り強く治療に取り組むことが重要である。現在、パーソナリティ障害それ自体に対して保険適用のある薬物はないが、対症療法的に、気分安定化薬や抗精神病薬が使用されることがある。
 パーソナリティ障害は概して加齢に伴って目立たなくなったり軽快したりする傾向がある。反社会性および境界性パーソナリティ障害でこの傾向がよく当てはまるが、一方、強迫性および統合失調型パーソナリティ障害は、この傾向はあまり当てはまらない。境界性パーソナリティ障害において、その症状はしばしば一生続きますが、治療的介入を受けた場合は治療開始1年以内に改善し始めることもある。

1. 〇:正しい。薬物療法は有効である。現在、パーソナリティ障害それ自体に対して保険適用のある薬物はないが、対症療法的に、気分安定化薬や抗精神病薬が使用されることがある。
2. ×:家族との連携を控える必要はない。むしろ重要である。なぜなら、パーソナリティ障害には、主に①個人精神療法、②集団精神療法、③家族療法と3つあるため。パーソナリティ障害では、家族関係がうまくいっていないケースも少なくないため、家族との関係を捉え直し、問題を解決していく治療法がとられることもある。
3. ×:早期発見・早期治療は精神疾患でも大切であるが、患者に告知するのは慎重でなければならない
4. ×:秩序を乱した行動は、非社会性パーソナリティ障害に見られる症状である。行動に対して「何も言わない」のではなく、冷静さを維持して挑発には乗らず、中立な立場で接する
5. ×:電気けいれん療法の主な適応は、「成人のパーソナリティ障害」ではなくうつ病である。中でも中高年以降の微小妄想(罪業、貧困、心気妄想)伴い、また拒食、拒薬、自殺念慮がつよい重症の症例に行い、90%以上症例で十分な効果が得られている。他の疾患では統合失調病緊張型 遅発性緊張病、疼痛性障害などでも有効である。

 

 

 

55回 午前99

99 見捨てられ不安を特徴とするのはどれか。

1.依存性パーソナリティ障害
2.演技性パーソナリティ障害
3.回避性パーソナリティ障害
4.境界性パーソナリティ障害
5.自己愛性パーソナリティ障害

解答
解説
1.× 依存性パーソナリティ障害は、他人に強く依存し、自身に欠けている特徴がある。
2.× 演技性パーソナリティ障害は、過度に人の注意を引こうとする特徴がある。
3.× 回避性パーソナリティ障害は、拒絶されることに極端に過敏で、そのために消極的になる特徴がある。
4.〇 正しい。境界性パーソナリティ障害は、愛する人や大事な人に見捨てられるという不安を絶えず抱えており、見捨てられまい(見捨てられ不安)となりふり構わず努力し、不安定な自己ー他者のイメージ感情・思考の制御不全衝動的な自己破壊行為(リストカット、薬物乱用)などを特徴とする。
5.× 自己愛性パーソナリティ障害は、自分が素晴らしいと誇大に思い、自己中心的に振舞う特徴がある。

 

 

56回 午後96

96 男性に多いのはどれか。2つ選べ。

1.依存性パーソナリティ障害
2.演技性パーソナリティ障害
3.境界性パーソナリティ障害
4.強迫性パーソナリティ障害
5.反社会性パーソナリティ障害

解答4・5

解説
1.× 依存性パーソナリティ障害は女性に多い。患者は自分1人では何もできないという不安から他者に依存する傾向があり、過度に服従的である。
2.× 演技性パーソナリティ障害は女性に多い。患者は常に注目されていたいと願い、そうでない場合に抑うつ症状をきたす場合がある。感情表現が激しく話が誇張されていたり、関係性の割に馴れ馴れしい態度を取ったりする。
3.× 境界性パーソナリティ障害は女性に多い。患者は見捨てられ不安が強く、感情のコントロールが苦手である。しばしば衝動的な自傷行為や破壊行動に走ったりすることがあり、自殺率は一般人の40倍高いと言われている。
4.〇 正しい。強迫性パーソナリティ障害は男性に多い。患者は完全主義で柔軟性が欠如しており、あらゆるものごとが決められた方法で行われるべきだ、との考えに支配されたりする。その結果、余暇時間が無くなったり人間関係を破綻したりすることもある。
5.〇 正しい。反社会性パーソナリティ障害は男性に多く、強い遺伝要素がある。患者は社会的、金銭的に無責任であり違法行為を犯しても罪悪感がない場合が多い。望みを叶えるためには手段を選ばず他者の権利にも無関心である一方で、最初はとても流暢に感じ良く話をすることから初対面の相手には魅力的にうつる傾向がある。

パーソナリティ障害

女性に多い:依存的なものや情緒が不安定で人を巻き込むもの(例:依存性・演技性・境界性)

男性に多い:頑固なものや反社会性を帯びたもの(例:強迫性・反社会性)

 

 

 

 

58回 午後98

98.親しい人間関係を構築できず、奇異な考え方や風変わりな行動が継続してみられ、パーソナリティ障害を指摘された。
 最も考えられるのはどれか。

1.演技性パーソナリティ障害
2.回避性パーソナリティ障害
3.猜疑性〈妄想性〉パーソナリティ障害
4.シゾイド〈統合失調質〉パーソナリティ障害
5.統合失調型パーソナリティ障害

解答

解説
1.× 演技性パーソナリティ障害の特徴として、自己の感情を誇張して表出し、他人の影響を受けやすく、自分が注目・賞賛の対象になるように絶えず求めている。
2.× 回避性パーソナリティ障害の特徴として、①社会的状況で恥をかくことや、②相手から拒絶される可能性を常に意識している特徴を持つ。
3.× 猜疑性〈妄想性〉パーソナリティ障害の特徴として、他人に対する不信、疑い深さが強いところがみられる。また、他人の言動を悪い方に解釈する傾向をもつ。
4.× シゾイド〈統合失調質〉パーソナリティ障害の特徴として、社会から孤立しようとする自閉性がある。
5.〇 正しい。統合失調型パーソナリティ障害が最も考えられる。統合失調型パーソナリティ障害の特徴として、親しい人間関係を構築できず、奇異な考え方や風変わりな行動が継続してみられる。したがって、診断基準として、①関係念慮(関係妄想は含まない)、②行動に影響し、下位文化的規範に合わない奇異な信念、または魔術的思考(例:迷信深いこと、千里眼、テレパシー、または”第六感”を信じること;子ども及び青年では、奇異な空想または思い込み)、③普通でない知覚体験、身体的錯覚も含む、④奇異な考え方と話し方ことなどがあげられる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)