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大川
でこちゃん
大川
おいらの足じゃできなかった実験だ・・・。
でこちゃん
大川
この記事で、さらに理由を詳しく説明したいと思います。
でこちゃん
内容のおさらい
足の「人差し指」から「薬指」の三本は、他人に触られてもどの指を触られているか分からない。
大川
足の「人差し指」から「薬指」の三本は、他人に触られてもどの指を触られているか分からない。といった内容でしたね。
でこちゃん
大川
簡単に「~豆知識編~」で説明しました。
脳の領域は、よく使われる体の部位ほど、対応する広くなるのです。「ブロードマンの脳地図」と呼ばれます。あまり使わない足の指の感覚は、脳の領域がとても小さいのです。そのため、分かりにくかったということなのです。
と、ここまでは以前、簡単に説明させていただいた内容ですね。
飲み会のネタに!!!体の不思議7選~豆知識編~
でこちゃん
大川
でこちゃん
詳しい理由の説明
そもそも触られている感覚ってどうやって分かるの?
「触られた!」という感覚の情報は、神経を伝わり、脳に送られます。
これは、中学2年生で習う理科の話ですね。
感覚受容器→感覚神経→脊髄→脳へと送られるんですね。
感覚受容器とは、何らかの刺激を受け取る器官のことです。
何らかの刺激を受け取る器官とは、例えば、「目」「耳」「鼻」「舌」そして、「皮膚」などです。
- 目は、「光」
- 耳は、「音」
- 鼻は、「匂い」
- 舌は、「味」
- そして皮膚は、「接触」
それぞれ視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を感じて、「感覚神経」を通って、「脊髄」に運ばれます。
(※脊髄とは、背骨の中を通っている神経の塊です。)
脳とからだの各部とを連絡している重要な働きを持っています。
皮膚感覚の情報は、脳の「第一体性感覚野」に到達し、私たちが認識するのです。
体の部位によって敏感さが異なる。
器用な箇所ほど感覚受容器がたくさんあり敏感である。
指先や顔は特に感覚受容器が多くあり、敏感なんです。
指先や口先は2点の距離が1㎝離れていても気が付きますよね。
逆に、背中は、6㎝~7㎝離して二点で触っても、1点で触られてると勘違いしてしまうぐらい鈍感なんです。
同様に、足の指の裏も鈍感な部位の一つで、指一本分は触られても「誤差」として認識してしまいます。
でこちゃん
大川
脳の「足の指の感覚」を担当する部位が極端に小さい。
図で、「足の感覚」を担っている部分が見えますか?
下から2番目のわずかな領域が、「足の指の感覚」を担当しています。
感覚を受ける受容器も少なければ、その情報をキャッチする脳の部分も少ないので、足の指の感覚は鈍いんですね。
ちなみに、これを脳の「第一体性感覚野」の「ブロードマンの脳地図」といいます。
でこちゃん
大川
まとめ
以上、二つの理由から、足の指の感覚が鈍いことを解説していきました。
まとめると
- 器用な箇所ほど感覚受容器があり敏感であること。
- 脳の「足の裏の感覚」を担当する部位が極端に小さいこと。
が、理由です。
応用編
いかがだったでしょうか。
少しは、足の指の感覚が鈍いことへの疑問が解けたでしょうか?
余談「まだまだ解明されていないこと」
まだまだ人体には解明されていないこともあるんですよ。
実際に、「何かを触る」もしくは「触られるとき」、意識していませんよね?
意識をしていませんが、その刺激に反応が、「必要か」「必要じゃないか」を勝手に脳が取捨選択しています。
例えば、座っているときや寝ているとき、だれも床と自分の体の「接触」を意識していません。
では、「注意しながら、予測しながら、ものに触らなければ何も感じない」のでしょうか?
違いますよね?
実際は、そこに触れているし、感じてもいます。
感じているものの勝手に脳が取捨選択しているのですが、その取捨選択のメカニズムは未だ解明されていません。
触られた・触れた感覚を瞬間的に脳が必要・不必要と判断しているとしたら・・・。
すごいことだと思いませんか?
その研究もリアルタイムで進んでいます。
もし、この研究が完成に近づけば、脳に直接刺激して、
「プールに入っている感覚」や「サウナに入らずとも汗をかいてダイエット」なんてこともできるかもしれません。
大川
でこちゃん