第48回(H25) 理学療法士/作業療法士 共通問題解説【午前問題66~70】

 

66 生体の防御作用としてB細胞リンパ球が産生するのはどれか。

1.アセチルコリン
2.興奮性アミノ酸
3.免疫グロブリン
4.インターフェロン-γ
5.インターロイキン-2

解答3

解説

1.× アセチルコリンは、神経細胞でつくられる神経伝達物質のひとつである。
2.× 興奮性アミノ酸は、神経伝達物質のひとつである。
3.〇 正しい。免疫グロブリンとは、免疫活性を持つたんぱく質で、B細胞リンパ球より産生される。侵入した異物の排除に働く。
4.× インターフェロン-γは、免疫を担うT細胞が産生するサイトカインの一種である。マクロファージやナチュラルキラー細胞の活性化などに働く。
5.× インターロイキン-2は、免疫を担うT細胞が産生するサイトカインの一種である。T細胞の活性化、増殖、分化を促す。

 

 

 

 

 

67 排便機構で正しいのはどれか。

1.排便中枢は第10〜12胸髄に存在する。
2.排便反射では外肛門括約筋が収縮する。
3.下行結腸に便が貯留すると便意を生じる。
4.胃大腸反射により結腸の蠕動運動が亢進する。
5.副交感神経系は消化管運動に抑制的に作用する。

解答4

解説

1.× 排便中枢は、第10〜12胸髄ではなく、第2~4仙髄に存在する。
2.× 排便反射では、外肛門括約筋が収縮するのではなく、まず内肛門括約筋が弛緩し、その後外肛門括約筋が弛緩する。外肛門括約筋が収縮すると便の出口がふさがれる。
3.× 便が貯留すると便意を生じるのは、下行結腸ではなく直腸である。
4.〇 正しい。胃大腸反射により結腸の蠕動運動が亢進する。胃大腸反射とは、胃の中に食べ物が入るとガストリンが分泌され、この刺激により回盲部が開き、便塊が大腸に流れる。これにより結腸の蠕動運動が亢進することをいう。
5.× 副交感神経系は、消化管運動に抑制的ではなく、促進的に作用する。

 

 

 

 

 

68 基礎代謝率について正しいのはどれか。

1.発熱時には増大する。
2.食物摂取後減少する。
3.男性よりも女性で高い。
4.加齢とともに増大する。
5.不安感があると減少する。

解答1

解説

基礎代謝率とは、活動に必要な最低限のエネルギーのこと。

 

1.〇 正しい。発熱時には増大する。熱量を発生させるために代謝率は増加する。
2.× 食物摂取後、減少ではなく増加する。なぜなら、消化管運動を亢進するため(食物の特異動的作用)。
3.× 逆である。女性よりも男性で高い。なぜなら、男性の方が骨格筋量が多いため。
4.× 加齢とともに、増大ではなく減少する。なぜなら、骨格筋の萎縮や筋肉量の減少、そのほか様々な機能が低下するため。
5.× 不安感があると、減少ではなく増加する。なぜなら、不安感=ストレスは、副腎皮質ホルモンの分泌刺激となる。副腎皮質ホルモンは、代謝を亢進する働きを持つ。

 

 

 

 

 

69 同一平面内に働く力ベクトルF1とF2が同じ平面上の点Oの回りに作るモーメントMを表す式はどれか。
ただし、OからベクトルF1とF2の作用線に下ろした垂線の長さをそれぞれa、bとする。

解答2

解説

力のモーメント(M)は、力の大きさ(F1とF2)と基準点からの距離(aとb)で求められる。

よって、選択肢2.M=aF1+bF2となる。

 

 

 

 

 

70 肩関節の運動で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.大胸筋胸肋部は内転に作用する。
2.三角筋前部は外旋に作用する。
3.棘上筋は内転に作用する。
4.大円筋は外旋に作用する。
5.小円筋は外旋に作用する。

解答1/5

解説

1.〇 正しい。大胸筋胸肋部は、内転に作用する。
2.× 三角筋前部は、外旋ではなく、屈曲・水平屈曲に作用する。
3.× 棘上筋は、内転ではなく、外転に作用する。
4.× 大円筋は、外旋ではなく、伸展・内転・内旋に作用する。
5.〇 正しい。小円筋は、外旋に作用する。

 

苦手な方向けにまとめました。参考にしてください↓

【暗記用】上肢筋の起始・停止・作用・神経を完璧に覚えよう!

 

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