みなさんはなぜ筋トレしているんでしょうか?
若い人は、「スタイルを気にして・・・」という人が多いのではないでしょうか?

この記事は、筋肉がもたらす生理作用を書いていきたいと思います。

筋の生理作用


骨格筋には、次のような生理作用があります。

 

 

能動運動

これが一般的で多数の回答なのではないでしょうか?
骨格筋の収縮により、付着する骨が移動し、関節運動がおこります。

これにより、運動したり走ったりできるのですね。

 

 

姿勢の維持

姿勢の維持にも筋が作用しています。
骨格筋は、短縮しなくても張力を生じることができます。
これを等尺性収縮と言います。
この機能を発揮し姿勢の維持ができているのですね。

見かけの運動がなくても、立位やつま先立ちなどの特定の姿勢を保つためには、拮抗する複数の筋が緊張しているのです。

試しに、つま先立ちをしてみてください。
姿勢を維持しているだけなのに、ふくらはぎが張ってきますよ。

 

 

循環の促進(筋ポンプ)

静脈やリンパ管には、逆流しないように「」がついています。
静脈やリンパ管の隣接する「骨格筋の収縮」により圧迫されると、血液やリンパ液が押し流されていきます。
しごかれるように一定の方向に流れていくのです。

このようにして、筋の収縮は「体液の循環の促進」に機能しているのです。

 

 

産熱

意外にも、筋の収縮に使われるエネルギーの「約半分」は「」になります。
筋が働くことにより体温が上昇するわけです。
ダイエット時に基礎代謝を上げるため、筋肉量を落とさないように言われるのはこのためです。

 

産熱は、骨格筋に限らず、平滑筋、心筋の収縮によっても同様です。
我々は、寒さを感じ、体温を上昇させようとして、無意識のうちに身体を震えさせることをしていますね。

 

 

表情

顔面の筋(皮筋)を収縮させても関節運動はおこらないが、顔面の表情を変えることができます。
四肢につく筋では、この機能をもちません。
表情筋は、ヒトで特に発達し、コミュニケーションのために使われる。

 

 

体形、シルエットの形成

人体の多くの部分で、外形(シルエット)が骨格筋によってつくられています。
まあ、骨格筋より体脂肪で作られている人いますけどね(笑)
男女の性差も骨格筋による部分が大きいですよね。

寝たきりや栄養不良による萎縮などの健康状態でも、骨格筋のボリュームが変わり体形に差があります。

 

 

体内の物質の移動

主に、体内の物質の移動は、不随意筋(心筋と平滑筋)によって行われていると思っている人が多いと思います。
もう少し視野を広げて考えてみましょう。
確かに血液や消化器系(内臓での食べ物)の移動は、不随意筋です。

しかし、食物の咀嚼(かみ砕くこと)や飲み込みや排泄の最終段階(出す止める)、呼吸運動には骨格筋が関与しています。

まとめ

  • 能動運動
  • 姿勢の維持
  • 循環の促進ポンプ(筋ポンプ)
  • 産熱
  • 表情
  • 体形、シルエットの形成
  • 体内の物質の移動

 

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※参考文献) 標準理学療法学・作業療法学 解剖学 第3版 編集:野村嶬 P249