この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
26 Barthel Index で「自立」の判定基準に含まれている全ての活動を自立して行えれば10点と判定されるのはどれか。2つ選べ。
1.食事
2.整容
3.平地歩行
4.トイレ動作
5.車椅子とベッド間の移乗
解答1/4
解説
1.〇 正しい。食事の自立は、10点である。
2.× 整容の自立は、5点である。ちなみに、入浴も同様である。
3.× 平地歩行の自立は、15点である。
4.〇 正しい。トイレ動作の自立は、10点である。
5.× 車椅子とベッド間の移乗の自立は、15点である。
苦手な方向けにまとめました。参考にしてください↓
27 要介護3で介護保険における貸与の対象とならないのはどれか。
1.T字杖
2.ロフストランド杖
3.4脚杖
4.歩行器
5.車椅子
解答1
解説
1.〇 正しい。T字杖は、介護保険における貸与の対象とならない。
2.× ロフストランド杖/4脚杖/歩行器/車椅子/は、介護保険における貸与の対象となる。
①車椅子
②車椅子付属品
③特殊寝台
④特殊寝台付属品
⑤床ずれ防止用具
⑥体位変換器
⑦手すり
⑧スロープ
⑨歩行器
⑩歩行補助杖(T字杖を除く)
⑪認知症老人徘徊感知機器
⑫移動用リフト(つり具の部分を除く)
⑬自動排泄処理装置
28 大腿骨頭すべり症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.女児より男児に多い。
2.肥満の児童より痩せた児童に多い。
3.片側より両側発症が多い。
4.Duchenne歩行が特徴である。
5.股関節は外旋位拘縮を生じやすい。
解答1/5
解説
大腿骨頭すべり症は、大腿骨近位骨端線で骨端が頚部に対して後下方に滑る疾患である。原因は不明であり、手術的治療を要する。
1.〇 正しい。女児より男児に多い。男女比は、約3:1である。
2.× 逆である。痩せた児童より肥満の児童に多い。患者の3/4は、著しい肥満がある。
3.× 逆である。両側より片側発症(約80%)が多い。しかし、片側発症の多くは両側へと移行する。
4.× Duchenne歩行が特徴であるのは、変形性股関節症である。大腿骨頭すべり症でみられる特徴的な徴候として、Drehmann徴候(ドレーマン徴候:股関節を他動的に屈曲すると外転・外旋する)がみられる。
5.〇 正しい。股関節は外旋位拘縮を生じやすい。疼痛、跛行、外旋拘縮がみられる。
29 正中神経障害で麻痺を生じる筋はどれか。2つ選べ。
1.母指内転筋
2.長母指屈筋
3.背側骨間筋
4.橈側手根屈筋
5.尺側手根屈筋
解答2/4
解説
1.× 母指内転筋は、尺骨神経支配である。
2.〇 正しい。長母指屈筋は、正中神経支配である。
3.× 背側骨間筋は、尺骨神経支配である。
4.〇 正しい。橈側手根屈筋は、正中神経支配である。
5.× 尺側手根屈筋は、尺骨神経支配である。
円回内筋、橈側手根屈筋、浅指屈筋、深指屈筋(2~3指)、方形回内筋、長母指屈筋、長掌筋である。
手内在筋:母指対立筋、短母指外転筋、短母趾屈筋浅頭、第2~3虫様筋である。
30 特発性側弯症の運動療法で正しいのはどれか。
1.側弯体操の一つにBöhler体操がある。
2.腰椎の前弯矯正のために腹筋運動を行う。
3.体幹の回旋運動は脊柱の回旋変形を助長する。
4.非対称的運動は側弯凸側の筋の伸張を目的に行われる。
5.装具装着期間中は装具を外して体操をしてはならない。
解答2
解説
1.× 側弯体操の一つに、「Böhler体操(ベーラー体操)」ではなく、Klapp匍匐運動(クラップほふく運動)がある。Böhler体操は、脊椎椎体圧迫骨折のギプス固定時や除去後に行われる背筋群強化を目的とした体操である。Klapp匍匐運動は、側弯の凸側を円の内側にして匍匐運動をおこなうもの。
2.〇 正しい。腰椎の前弯矯正のために腹筋運動を行う。つまり、腰椎前弯に対し腹筋運動をすることで、腰椎後弯(猫背)を促す。
3.× 体幹の回旋運動は、「脊柱の回旋変形の助長」ではなく、進行防止と改善に有効である。
4.× 非対称的運動は、「側弯凸側」ではなく、凹側の筋の伸張を目的に行われる。
5.× 装具装着期間中でも、装具を外して体操をしてはならないという禁止事項はない。ただ理想は、1日23時間の装着、運動療法時や入浴時以外は外さないようにする。