第59回(R6)作業療法士国家試験 解説【午後問題16~20】

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16 60歳の女性。専業主婦。Alzheimer型認知症。1年前から最近の出来事を徐々に思い出せなくなり、家に引きこもりがちになった。趣味をする気力がなくなり近所づきあいも減った。「物が盗まれた」などの被害的な言動が増加したため、心配した夫に伴われて精神科を受診した。服薬治療を開始し、重度認知症患者デイケアを利用することとなった。
 この患者の特徴で適切なのはどれか。

1.認知機能が変動する。
2.いつも同じ席に座りたがる。
3.具体的な幻視について話す。
4.睡眠時に大きな声で寝言を言う。
5.外出時に帰ることができなくなる。

解答

解説

本症例のポイント

・60歳の女性(専業主婦、Alzheimer型認知症)。
・1年前:最近の出来事を徐々に思い出せなくなり、引きこもりがち。
・趣味をする気力がなくなり近所づきあいも減った。
・「物が盗まれた」などの被害的な言動が増加した。
・服薬治療を開始、重度認知症患者デイケアを利用へ。
→アルツハイマー病とは、認知症の中で最も多く、病理学的に大脳の全般的な萎縮、組織学的に老人斑(アミロイドβの蓄積)・神経原線維変化の出現を特徴とする神経変性疾患である。特徴は、①初期から病識が欠如、②著明な人格崩壊、③性格変化、④記銘力低下、⑤記憶障害、⑥見当識障害、⑦語間代、⑧多幸、⑨抑うつ、⑩徘徊、⑩保続などもみられる。Alzheimer型認知症の患者では、現在でもできる動作を続けられるように支援する。ちなみに、休息をとることや記銘力を試すような質問は意味がない。

1.3.× 認知機能が変動する/具体的な幻視について話す/睡眠時に大きな声で寝言を言うことは、レビー小体型認知症の特徴である。レビー小体型認知症とは、Lewy小体が広範な大脳皮質領域で出現することによって、①進行性認知症と②パーキンソニズムを呈する病態である。認知機能の変動・動揺、反復する幻視(人、小動物、虫)、パーキンソニズム、精神症状、REM睡眠型行動異常症、自律神経障害などが特徴である。実際にはいない人が見える「幻視」、眠っている間に怒鳴ったり、奇声をあげたりする異常言動などの症状が特徴的である。頭がはっきりしたり、ボーッとしたり、日によって変動することもある。レビー小体型認知症そのものを治す治療はなく、現状では症状に対する薬を使用して効果をみる。抗精神薬による精神症状のコントロールと抗パーキンソン病薬による運動症状の改善、自律神経障害に対しての血圧コントロールなどがある。
2.× いつも同じ席に座りたがることは、前頭側頭型認知症の特徴である。病理所見として、前頭葉と側頭葉が特異的に萎縮する特徴を持つ認知症である。脳血流量の低下や脳萎縮により人格変化、精神荒廃が生じ、植物状態におちいることがあり、2~8年で衰弱して死亡することが多い。発症年齢が50~60代と比較的若く、初発症状は人格障害・情緒障害などがみられるが、病期前半でも記憶障害・見当識障害はほとんどみられない。働き盛りの年代で発症することが多いことで、患者さんご本人が「自分は病気である」という自覚がないことが多い。その後、症状が進行するにつれ、性的逸脱行為(見知らぬ異性に道で抱きつくなどの抑制のきかない反社会的な行動)、滞続言語(何を聞いても自分の名前や生年月日など同じ語句を答える)、食行動の異常(毎日同じものを食べ続ける常同行動)などがみられる。治療は、症状を改善したり、進行を防いだりする有効な治療方法はなく、抗精神病薬を処方する対症療法が主に行われている(参考:「前頭側頭型認知症」健康長寿ネット様HPより)。
5.〇 正しい。外出時に帰ることができなくなる。アルツハイマー病の特徴は、①初期から病識が欠如、②著明な人格崩壊、③性格変化、④記銘力低下、⑤記憶障害、⑥見当識障害、⑦語間代、⑧多幸、⑨抑うつ、⑩徘徊、⑩保続などもみられる。

 

 

 

 

 

17 24歳の女性。双極性障害で休職中。半年前に会社で興奮状態となったため精神科を受診し、外来で薬物療法が開始となった。3か月前から気分は安定し、生活リズムが改善してきた。1か月前から職場復帰を目指して外来作業療法が行われている。作業療法中に「薬の副作用が心配なので内服をやめたい」と相談があった。
 作業療法士の声かけで適切なのはどれか。2つ選べ。

1.「量を減らして飲んで下さい」
2.「薬には副作用があるものですよ」
3.「どのような副作用が心配ですか」
4.「内服を中止して様子をみましょう」
5.「次の外来で医師に相談してみましょう」

解答3・5

解説

本症例のポイント

・24歳の女性(双極性障害、休職中)。
・半年前:会社で興奮状態。
・3か月前:気分は安定、生活リズムが改善。
・1か月前:職場復帰を目指して外来作業療法中。
・作業療法中「薬の副作用が心配なので内服をやめたい」と。
→本症例は、回復後期(維持期)である。この時期は、再発を防止しながら集団の中で生活できるよう支援する必要がある。ちなみに、双極性障害とは、気分が高まったり(躁状態)、落ち込んだり(うつ状態)を繰り返す脳の病気である。激しい躁状態とうつ状態のある双極Ⅰ型と、軽い躁的な状態(軽躁状態)とうつ状態のある双極Ⅱ型がある。躁状態では、気分が高ぶって誰かれかまわず話しかけたり、まったく眠らずに動き回ったりと、過活動的になる。ほかにも、ギャンブルに全財産をつぎ込んだり、高額のローンを組んで買い物をしたり、上司と大ゲンカして辞表を叩きつけたりするような社会的信用や財産、職を失ったりする激しい状態になることもある。

1.× 「量を減らして飲んで下さい」「内服を中止して様子をみましょう」と伝える必要はない。なぜなら、作業療法の独断で服薬の中断・減量は行えないため。減量に関して、チームで共有しながら、最終的には主治医の指示が必要となる。
2.× 「薬には副作用があるものですよ」と伝える必要はない。なぜなら、患者の発言「薬の副作用が心配なので内服をやめたい」という不安に対し、一方的に説得され、否定にもとられかねない発言であるため。まずは、傾聴や受容、共感が必要である。
3.〇 正しい。「どのような副作用が心配ですか」と声掛けする。なぜなら、具体的に気になる副作用を聞いておくことで、主治医やナースに報告でき、服薬の変更の調整も具体的に行えるため。複数服薬している場合、副作用の心配がある薬の判断もつきやすい。また、患者に質問することにより、精神的に安心し信頼関係の構築にも寄与する。
5.〇 正しい。「次の外来で医師に相談してみましょう」と声掛けする。なぜなら、服薬の減量に関して、最終的には主治医の判断が必要となるため。

 

 

 

 

18 23歳の男性。中学時代から引きこもりがあり、自宅では一人で工作やプラモデル作りをしていた。20歳時に通信制高校を卒業したが、就職せずに自閉的な生活を送っていた。睡眠障害で精神科を受診し、社交不安障害と診断された。薬物療法で外出可能な状態となり、外来作業療法が開始された。
 導入期の作業療法で最も適切なのはどれか。

1.言語的交流が必要な作業を行う。
2.就職希望の職種の聴取を行う。
3.他者と共同製作作業を行う。
4.プラモデル製作を行う。
5.履歴書の書き方の学習会に参加する。

解答

解説

本症例のポイント

・23歳の男性(睡眠障害、社交不安障害
・中学時代から引きこもり
・自宅では一人で工作やプラモデル作り
・20歳:通信制高校を卒業。
・就職せずに自閉的な生活
・薬物療法で外出可能な状態。
→社交不安障害(社会恐怖)は、学童期~思春期の発症が多い。一方、25歳以上での発症はまれといわれている。対人場面において、過剰な不安や緊張が誘発されるあまり、動悸・震え・吐き気・赤面・発汗などの身体症状が強く発現する。

1.× 言語的交流が「必要な」ではなく不必要な作業を行う。なぜなら、本症例は社交不安障害であり、中学時代から自閉的な生活を過ごしているため。言語的交流が必要な作業は、他者と交流を強制されるため負担が大きすぎると考えられる。
2.× 就職希望の職種の聴取を行うのは時期尚早である。なぜなら、本症例は社交不安障害の導入期で、これまで就職せずに自閉的な生活を送っていたため。現在、薬物療法で外出可能な状態でもあるが、睡眠障害もみられることから生活リズムの評価・獲得のほうが優先される。
3.× 他者と共同製作作業を行う必要はない。なぜなら、本症例は社交不安障害であり、中学時代から自閉的な生活を過ごしているため。他者と共同製作作業は、他者と交流を強制されるため負担が大きすぎると考えられる。
4.〇 正しい。プラモデル製作を行う。なぜなら、本症例は社交不安障害で、自宅での生活は一人で工作プラモデル作りをして過ごしていたため。ただでされ作業療法士と対人する際それも負担となりやすい。親しみのある作業で、対人作業ではないのが好ましい。
5.× 履歴書の書き方の学習会に参加する必要はない。なぜなら、本症例から就職の希望は聞かれていないため。また、本症例は社交不安障害であり、中学時代から自閉的な生活を過ごしている。学習会のような不特定多数と会うのは時期尚早といえる。

 

 

 

 

 

19 65歳の男性。2年前から便秘や立ちくらみが目立ち、人物を誤認することもあった。最近、小刻み歩行と手の震えが目立ち、壁のシミを「虫がいる」と発言するようになった。家族への暴言が多くなり対応困難で入院となった。入院後、作業療法が処方され、集団作業療法が行われている。
 この患者に対する作業療法士の対応で最も適切なのはどれか。

1.性的逸脱行為に注意する。
2.複数の課題を同時進行で行う。
3.認知機能の日内変動に注意する。
4.未経験の活動種目を中心に行う。
5.流動的に活動メンバーを入れ替える。

解答

解説

本症例のポイント

・65歳の男性。
・2年前:便秘や立ちくらみ、人物を誤認。
・最近:小刻み歩行手の震え壁のシミを「虫がいる」と。
・家族への暴言が多くなり対応困難。
・入院後:集団作業療法が行われている。
→本症例は、レビー小体型認知症が疑われる。レビー小体型認知症とは、Lewy小体が広範な大脳皮質領域で出現することによって、①進行性認知症と②パーキンソニズムを呈する病態である。認知機能の変動・動揺、反復する幻視(人、小動物、虫)、パーキンソニズム、精神症状、REM睡眠型行動異常症、自律神経障害などが特徴である。実際にはいない人が見える「幻視」、眠っている間に怒鳴ったり、奇声をあげたりする異常言動などの症状が特徴的である。頭がはっきりしたり、ボーッとしたり、日によって変動することもある。レビー小体型認知症そのものを治す治療はなく、現状では症状に対する薬を使用して効果をみる。抗精神薬による精神症状のコントロールと抗パーキンソン病薬による運動症状の改善、自律神経障害に対しての血圧コントロールなどがある。

【認知症の作業療法】
①自信や安心感を取り戻せる。
②リハビリと感じにくいもの。
③馴染みの作業(混乱・困惑を防ぐ)。

1.× 性的逸脱行為に注意するのは、前頭側頭型認知症である。病理所見として、前頭葉と側頭葉が特異的に萎縮する特徴を持つ認知症である。脳血流量の低下や脳萎縮により人格変化、精神荒廃が生じ、植物状態におちいることがあり、2~8年で衰弱して死亡することが多い。発症年齢が50~60代と比較的若く、初発症状は人格障害・情緒障害などがみられるが、病期前半でも記憶障害・見当識障害はほとんどみられない。働き盛りの年代で発症することが多いことで、患者さんご本人が「自分は病気である」という自覚がないことが多い。その後、症状が進行するにつれ、性的逸脱行為(見知らぬ異性に道で抱きつくなどの抑制のきかない反社会的な行動)、滞続言語(何を聞いても自分の名前や生年月日など同じ語句を答える)、食行動の異常(毎日同じものを食べ続ける常同行動)などがみられる。治療は、症状を改善したり、進行を防いだりする有効な治療方法はなく、抗精神病薬を処方する対症療法が主に行われている(参考:「前頭側頭型認知症」健康長寿ネット様HPより)。
2.× 複数の課題を「同時進行」で行う必要はない。なぜなら、認知症患者に二重課題は、注意力の分散困惑を招きやすいため。ちなみに、二重課題法とは、練習課題とそれ以外の課題とを同時に遂行してもらう方法である。練習課題に加えて注意力を分散させる課題を同時遂行してもらう。例えば、歩行中に計算やしりとりなどをすることである。外傷性脳損傷による注意障害に対して用いられることが多い。
3.〇 正しい。認知機能の日内変動に注意する。なぜなら、本症例は、レビー小体型認知症が疑われるため。レビー小体型認知症の特徴として、日内変動:頭がはっきりしたり、ボーッとしたり、日によって変動することもある。
4.× 「未経験の活動種目」ではなく馴染みの作業を中心に行う。なぜなら、馴染みの作業は、得意なことが多く、混乱・困惑を防ぎ、自信や安心感を取り戻せるため。
5.× 流動的に活動メンバーを入れ替える必要はない。何の活動メンバーかは疑問ではあるが、新しい人や活動を覚える(変化が多い)と困惑や不安の増大つながりかねない。

 

 

 

 

 

20 34歳の女性。統合失調症。大学卒業後に就職したが、すぐに退職し、精神科デイケアに通所しながら就労移行支援事業所を利用することになった。IPSによる就労移行支援を2年間利用後にケーキ屋に就職した。しかし注意・集中力の低下により、商品名を覚えるのが困難で1年で退職し、精神科デイケアの作業療法士に「一般就労をしたい」と相談した。
 患者への提案で最も適切なのはどれか。

1.就労定着支援の利用を勧める。
2.休息を目的とした入院を勧める。
3.一般就労をあきらめるように伝える。
4.就労継続支援A型事業所を紹介する。
5.認知機能の改善を目指したプログラムへの参加を勧める。

解答

解説

本症例のポイント

・34歳の女性(統合失調症)。
・大学卒業後:就職したが、すぐに退職。
・精神科デイケアに通所しながら、就労移行支援事業所を利用。
・IPSによる就労移行支援を2年間利用後にケーキ屋に就職した。
注意・集中力の低下により、商品名を覚えるのが困難(1年で退職)。
・精神科デイケアの作業療法士に「一般就労をしたい」と。
→本症例は、就労移行支援し、一度就職したが「一般就労」を希望している。自己評価の乖離高すぎる目標を設定している(認知のゆがみ)可能性が高い。

1.× 就労定着支援の利用を勧めることの優先度は低い。なぜなら、本症例の生活の課題は聞かれていないため。また、現在無職である。就労定着支援とは、就労移行支援、就労継続支援などの利用を経て、通常の事業所に新たに雇用され6か月を経過したもので3年が限度である。障害者の就労や、就労に伴って生じている生活面での課題を解決し、長く働き続けられるようにサポートする。就労に伴う環境変化などの課題解決(①生活リズム、②家計や体調の管理など)に向けて、必要な連絡調整や指導・助言などの支援を実施する。
2.× 休息を目的とした入院を勧めることの優先度は低い。なぜなら、本症例の統合失調症の症状(幻覚、妄想など)は、日常生活に支障が出ているとはいえず、症状の変化は見られないため。
3.× 一般就労をあきらめるように伝えることの優先度は低い。なぜなら、本症例は1年で退職しているものの、言い換えると1年間就労できていたため。今回、ケーキ屋さんは、注意・集中力の低下により、商品名を覚えるのが困難で退職に至った。したがって、次の就職先は、ケーキ屋さんより品物が少なく、注意・集中力を必要としない職種を選べることができれば、一般就労も可能と考えられる。
4.× 就労継続支援A型事業所を紹介するより優先されるものが他にある。なぜなら、本症例は1年間就労しているため。就労継続支援A型の対象者は、就労移行支援事業を利用したが就職に結び付かない者など、通常の事業所に雇用されることが困難な65歳未満の障害者に対して、雇用契約による就労機会を提供するものである。
5.〇 正しい。認知機能の改善を目指したプログラムへの参加を勧める。なぜなら、本症例は、認知のゆがみを呈していると考えられるため。認知のゆがみは、統合失調症患者の特徴で、判断力・計画性などの認知機能が障害されるものを指す。①全か無か思考、②一般化のしすぎ、③心のフィルターなどの思考の偏りである。それに対して、認知行動療法を用いて思考の偏りに修正する方法が一般的である。

IPSとは?

IPSとは、個別の就労活動支援と職場定着支援を中心とした就労支援モデルです。正式名称は「Individual Placement and Support」といい、日本語に訳すと「個別職業紹介とサポート」になります。IPSモデルの理念は、「どんなに重い精神障害を持つ人であっても、本人に働きたいという希望さえあれば、本人の興味、技能、経験に適合する職場で働くことが出来る」「就労そのものが治療的であり、リカバリーの重要な要素となる」という信念に基づいています。

【IPSモデルの7つの基本原則】
① 就労支援対象についての除外基準なし
② 短期間、短時間でも企業への就労を目指す
③ 施設内でのトレーニングやアセスメントは最小限とし、迅速に職場開拓(就職活動など)を実施する
④ 就労支援と医療保健の専門家でチームを作る
⑤ 職探しは本人の技能や興味に基づく
⑥ 就労後のサポートは継続的に行う
⑦ 生保や年金など経済的側面の相談、支援も行う

(引用:「IPSモデルとは?」多摩地域IPS就労支援センター様HPより)

障害者総合支援法に基づく障害者の就労支援事業

①就労移行支援事業:利用期間2年
【対象者】一般就労等を希望し、知識・能力の向上、実習、職場探し等を通じ、適性に合った職場への就労等が見込まれる障害者(65歳未満の者)①企業等への就労を希望する者
【サービス内容】一般就労等への移行に向けて、事業所内や企業における作業や実習、適性に合った職場探し、就労後の職場定着のための支援等を実施。通所によるサービスを原則としつつ、個別支援計画の進捗状況に応じ、職場訪問等によるサービスを組み合わせ。③利用者ごとに、標準期間(24ヶ月)内で利用期間を設定する。

②就労継続支援A型(雇用型):利用期限制限なし
【対象者】就労機会の提供を通じ、生産活動にかかる知識及び能力の向上を図ることにより、雇用契約に基づく就労が可能な障害者。(利用開始時、65歳未満の者)
① 就労移行支援事業を利用したが、企業等の雇用に結びつかなかった者
② 特別支援学校を卒業して就職活動を行ったが、企業等の雇用に結びつかなかった者
③ 企業等を離職した者等就労経験のある者で、現に雇用関係がない者
【サービス内容】通所により、雇用契約に基づく就労の機会を提供するとともに、一般就労に必要な知識、能力が高まった者について、一般就労への移行に向けて支援。一定の範囲内で障害者以外の雇用が可能。多様な事業形態により、多くの就労機会を確保できるよう、障害者の利用定員10人からの事業実施が可能。

③就労継続支援B型(非雇用型):利用制限なし
【対象者】就労移行支援事業等を利用したが一般企業等の雇用に結びつかない者や、一定年齢に達している者などであって、就労の機会等を通じ、生産活動にかかる知識及び能力の向上や維持が期待される障害者
① 企業等や就労継続支援事業(A型)での就労経験がある者であって、年齢や体力の面で雇用されることが困難となった者
② 就労移行支援事業を利用したが、企業等又は就労継続事業(A型)の雇用に結びつかなかった者
③ ①、②に該当しない者であって、50歳に達している者、又は試行の結果、企業等の雇用、就労移行支援事業や就労継続支援事業(A型)
の利用が困難と判断された者
【サービス内容】
通所により、就労や生産活動の機会を提供(雇用契約は結ばない)するとともに、一般就労に必要な知識、能力が高まった者は、一般就労等への移行に向けて支援。平均工賃が工賃控除程度の水準(月額3,000円程度)を上回ることを事業者指定の要件とする。事業者は、平均工賃の目標水準を設定し、実績と併せて都道府県知事へ報告、公表。

(引用:「就労移行支援について」厚生労働省様HPより)

 

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