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56 後大脳動脈から分枝する血管に栄養されているのはどれか。
1.視床
2.被殻
3.淡蒼球
4.尾状核
5.扁桃体
解答1
解説
①前大脳動脈:後頭葉以外の大脳半球の内側面(前頭葉、頭頂葉の一部)
②中大脳動脈:後頭葉以外の大脳半球の外側面(側頭葉、前頭葉、頭頂葉の一部)
③後大脳動脈:大脳半球下面(後頭葉、側頭葉の一部)
1.〇 正しい。視床は、後大脳動脈から分枝する血管に栄養されている。
・後大脳動脈とは、脳底動脈から分岐して、側頭葉(海馬を含む)および後頭葉の内側部、視床、ならびに乳頭体および膝状体に血流を供給する。
2~4.× 被殻/淡蒼球/尾状核は、主に中大脳動脈系の穿通枝で栄養される。
5.× 扁桃体は、主に前脈絡叢動脈と中大脳動脈近位枝から栄養される。

(※引用:「中大脳動脈の走行と分岐」まっちゃんの理学療法ノート様)
57 尿路で正しいのはどれか。(※不適切問題:解2つ)
1.男性の尿道は前立腺を貫く。
2.内尿道口は膀胱尖部に開く。
3.内尿道括約筋は横紋筋である。
4.尿管口は膀胱底部に開口する。
5.膀胱の粘膜は線毛上皮である。
解答1・4
採点上の取り扱い:複数の選択肢を正解として採点する。
理由:複数の正解があるため。
解説

1.〇 正しい。男性の尿道は前立腺を貫く(※上図参照)。
・前立腺とは、男性にしかない生殖器の一つで、前立腺液といわれる精液の一部を作り、精子に栄養を与えたり、精子を保護する役割を持っている。前立腺は、直腸と恥骨の間にあり、膀胱の出口で尿道を取り囲んでいる。
・尿道とは、排尿において膀胱から外尿道口までの排泄路である。
2.× 内尿道口は、「膀胱尖部」ではなく膀胱頸部に開く。内尿道口は、尿が膀胱から尿道へ出ていく出口であり、膀胱頸部にある。ちなみに、膀胱の尖部は、前上方にあり、臍方向を向く部分である。
・膀胱三角とは、左右の尿管口と内尿道口に囲まれた部分である。
3.× 内尿道括約筋は、「横紋筋」ではなく平滑筋である。ちなみに、横紋筋なのは、随意的に締められる外尿道括約筋である。
・内尿道括約筋とは、平滑筋、不随意筋で、排尿時は骨盤神経(副交感神経)・随意的に尿を止めるときは下腹神経(交感神経)である。
・外尿道括約筋とは、横紋筋、随意筋で、蓄尿時に収縮し、排尿時に弛緩する。外尿道括約筋は、陰部神経(体性神経)である。蓄尿時には内・外尿道括約筋が収縮し蓄尿を維持し、排尿時には、内・外尿道括約筋が弛緩することで尿が尿道を通り排泄される。
4.〇 正しい。尿管口は膀胱底部に開口する。膀胱尖は膀胱頂部に位置する。
5.× 膀胱の粘膜は、「線毛上皮」ではなく移行上皮である。
・単層扁平上皮:薄いので物質の交換などに向く。
(胸膜、腹膜、血管内皮、肺胞など)
・単層立方上皮:甲状腺の濾胞細胞など。
(甲状腺の濾胞上皮、尿細管など)
・単層円柱上皮:吸収と分泌を行う場所に向く。
消化器系(胃、小腸、大腸)、卵管・子宮など
・重層扁平上皮:摩擦など機械的刺激に強い。
皮膚、口腔~食道、肛門、膣など。
・多列線毛上皮:表面に線毛があり、杯細胞が豊富。線毛と粘液で塵や異物をからめとる。
鼻腔~気管・気管支(気道)
・移行上皮:伸び縮みすることができる。
腎杯腎~尿管~膀胱(尿路)
58 甲状腺で正しいのはどれか。
1.重量は約100gである。
2.カルシトニンを分泌する。
3.副甲状腺は2個からなる。
4.甲状軟骨の上方に位置する。
5.上甲状腺動脈は内頸動脈から分岐する。
解答2
解説
甲状腺とは、のどぼとけの下にある蝶のような形をした臓器で、甲状腺ホルモン(T3およびT4)とカルシトニンを分泌している。甲状腺ホルモンは、カラダ全体の新陳代謝を促進する働きがある。カルシトニンは、甲状腺から分泌されるホルモンで、骨吸収を抑制する働きを持つ。
1.× 重量は、「約100g」ではなく約15~20g程度である。
2.〇 正しい。カルシトニンを分泌する。
・カルシトニンとは、甲状腺から分泌され、骨吸収を抑制する働きを持つ。血中カルシウム濃度を低下させる働きをもつ。
3.× 副甲状腺は、「2個から」ではなく、上2個・下2個(計4個)からなる。
・副甲状腺とは、甲状腺の裏側にある米粒大の内分泌器官で、副甲状腺ホルモン(PTH)を分泌して血中カルシウムの濃度を調節している。
4.× 甲状軟骨の「上方」ではく下方に位置する。甲状軟骨の下に輪状軟骨があり、その直下に甲状腺の峡部がある。
・甲状軟骨とは、喉頭部の前面の軟骨で最大の部分を指す。
5.× 上甲状腺動脈は、「内頸動脈」ではなく外頚動脈から分岐する。
・上甲状腺動脈とは、甲状腺とその周辺(喉頭、甲状舌骨筋など)に血液を供給する動脈である。
①内頚動脈の枝
後交通動脈、前大脳動脈、眼動脈、中大脳動脈
②外頚動脈の枝
顔面動脈、後頭動脈、浅側頭動脈、後耳介動脈、舌動脈、顎動脈、上甲状腺動脈、上行咽頭動脈
59 平衡聴覚器で正しいのはどれか。
1.蝸牛管には耳石が存在する。
2.半規管にはコルチ器が存在する。
3.半規管は蝸牛神経の支配を受ける。
4.半規管は頭部の回転運動を感知する。
5.蝸牛管は内リンパの流れが受容器の刺激となる。
解答4
解説

(※図引用:「耳の構造・説明図」illustAC様より)
1.× 「蝸牛管」ではなく卵形嚢と球形嚢に耳石が存在する。
・蝸牛管とは、内耳に位置し、螺旋状の構造で、コルチ器があり、音の振動を受容し聴覚に関連する。
・耳石器とは、卵形嚢と球形嚢に存在し、頭部の傾きや乗り物やエレベーターに乗った場合に生じる直線加速度を受容する(頭部の傾きの検出も、重力方向、すなわち直線加速度を感知することである)。
2.× 「半規管」ではなく蝸牛管にはコルチ器が存在する。
・三半規管とは、①外側半規管、②前半規管、③後半規管の3つの半規管の総称である。すべての半規管は、頭が回転するときの方向と速さを感知する役割があり、外側半規管は水平回転(左右、 横方向の回転)、前半規管と後半規管は垂直回転 (上下、縦方向の回転)を感じ取る。
3.× 半規管は、「蝸牛神経」ではなく前庭神経の支配を受ける。
・蝸牛神経とは、聴神経ともいわれ音を脳へ伝える神経である。蝸牛神経と前庭神経を内耳神経といい、内耳道を通る。
4.〇 正しい。半規管は、頭部の回転運動を感知する。
・三半規管とは、①外側半規管、②前半規管、③後半規管の3つの半規管の総称である。すべての半規管は、頭が回転するときの方向と速さを感知する役割があり、外側半規管は水平回転(左右、 横方向の回転)、前半規管と後半規管は垂直回転 (上下、縦方向の回転)を感じ取る。
5.× 「蝸牛管」ではなく半規管は、内リンパの流れが受容器の刺激となる。なぜなら、蝸牛管の聴覚受容器であるコルチ器は、主として音による基底膜の振動とそれに伴う有毛細胞の機械的変位によって刺激されるため。
60 末梢神経と体表からの触知部位の組合せで正しいのはどれか。
1.脛骨神経:外果とアキレス腱の間
2.尺骨神経:肘頭と上腕骨内側上顆の間
3.正中神経:上腕近位部で鳥口腕筋の外側
4.腕神経叢:胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨頭の間
5.総腓骨神経:膝窩部で半腱様筋腱の内側
解答2
解説
1.× 脛骨神経は、「外果」ではなく内果とアキレス腱の間で触知する。
2.〇 正しい。尺骨神経:肘頭と上腕骨内側上顆の間(肘部管)
・ファニーボーンとは、ひじの内側にある骨の出っぱりに尺骨神経が通っていて、そこをぶつけると「ジーン」と強いしびれが広がる部分である。
3.× 正中神経は、上腕近位部で鳥口腕筋の「外側」ではなく内側で触知する。
・正中神経は、上腕の中央を走り、肘では前方(上腕骨内側上顆と上腕骨小頭の間=正中神経溝付近)を通る。
4.× 腕神経叢は、「胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨頭の間(小鎖骨上窩)」ではなく後頸三角で触知する。
・後頚三角とは、①胸鎖乳突筋後縁、②鎖骨中1/3 部、③僧帽筋前縁で構成されている。通過するものは、頸横動脈、外頚静脈、胸管、頚リンパ節、副神経、腕神経叢、頚神経叢の枝である。
5.× 膝窩部で半腱様筋腱の内側は、「総腓骨神経」ではなく脛骨神経である。
・総腓骨神経は、腓骨頭下を通る。総腓骨神経は坐骨神経から分かれて、腓骨頭の外側に回り、外側腓腹皮神経を出したあと、浅・深腓骨神経に分かれる。
