リハビリ特化型通所サービス 明日へ【施設案内】

理学療法士協会に入会し会員になることへのメリット・デメリット

 新卒で、理学療法士協会の入会を勧められたけど、右も左も分からない方へ。また、理学療法士協会に退会したいけど、今後職場でいじめられないか不安といった方へ。私は、理学療法士協会を3年間で退会して、現在は退会したままです。結論から申し上げますと、辞めても何も問題ありません。悩んでいるのであれば、やめてもいいと思いますが、この記事では、細かくメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。

 

この記事を書いている僕は、H27年から理学療法士として病院や施設で働いた経験があります。また現在は、施設の設立から運営をすべて行っています。そのため、ある程度の信頼性は確保できると思います。

 

理学療法士協会に入会し会員になることへのメリット・デメリット

 あなたがこの記事を読んでいるということは、理学療法士協会に「入りたくない」・もしくは、「辞めたい」と思っていることでしょう。まず、まだ入会していない方に、説明しますと、理学療法士協会の入会の年会費として約2万円の支払います。なぜ「約」とつけているのかといいますと、内訳として、会費(11,000円)+都道府県理学療法士会費(約8000円)だからです。なので、所属している都道府県で正確な値段は変わっていきます。

 

 最大のデメリットは、お金を支払うということでしょう。ここで、「年間約2万円の価値があるのか?」特典を1つずつ見ていきましょう。日本理学療法士協会の「会員特典・制度」というHPからも詳しい特典が載っていますので参考にしてください。。

会員向けニュースが届く。

 「理学療法学」というジャーナルと会報誌が年6回送られてきます。郵送先は、勤務先か自宅か選べます。あと、私が入っていたころは、メールマガジンというものもありました。ただ、2018年度より、メールマガジンの定期配信を停止いたみたいですね「理学療法士協会 会員向けメール配信」。

 

 ただ、この「理学療法士」というジャーナルが読みたいだけで入会するのはあまりおすすめできません。とゆうのも、理学療法学というジャーナルですが「J-STAGE」で閲覧できるようになりました。ただ、現在は、第42巻6号(2015年10月20日)発行分までとなっています。採択された論文は、今後は本誌発行までに早期公開されるとのことです。※第42巻6号以前の論文は順次公開しております。全編公開までしばらくおまちください。と「理学療法士協会(学術誌 理学療法学)」HPに書いてありますので、全巻載るのも時間の問題だと思います。

 

 一度、過去のものを見てみて、最新の情報が欲しいというのであれば、入会もおすすめします。勉強になると言えば勉強になるけど、私の先輩Aさんは職場に届いて封を切らず1年以上分積み重なっていました。ただ先輩Bさんは、ジャーナルで勉強になった大切なところをハサミで切断して、ノートに貼っていました。私は、一度でもいいのでJ-STAGE」で読んでみることをおすすめします。個人的に気に入っていました。

 

研修会情報や参加費の割引

 理学療法士協会HPにも数多くの研修会情報が載っています。それに加え、理学療法士協会の会員は参加費の割引があるのです。研修会によって割り引き価格はまちまちですが、最低でも1000円から、多いものでは1万円のものまであります。新卒で、いろんな研修会に出る向上心が高い人であったら、研修会だけでも、会員費のもとは取れるかもしれません。

 

福利厚生サービスの割引

 レストランやホテル等の宿泊施設、カラオケ・映画館・遊園地等が優待価格でご利用できるとのことです。一度も使ったことがありません。優待価格という割には、「5%OFF」というケチな割引率です。また、お偉いさんチョイスなのか、私のような庶民理学療法士が行くようなところはまったくありませんでした。

 

 もう一度言いますが、一度も使ったことはないです。これだけは、絶対、期待しないでください。

賠償責任保険の加入

「理学療法士賠償責任保険制度」は、理学療法士個人として業務上や日常生活中の過失により損害賠償請求を受け、法律上の損害賠償責任を負担する場合に、その損害を補償する保険制度です。(保険期間中に事故が発見された場合のみ保険の対象となります。)今や使用者だけではなく、医療に携わった方の個人責任も追及される時代です。会員の皆さまが安心して理学療法士業務に従事できるよう万一の備えとしてご検討ください。

平成30年度版 理学療法士 賠償責任保険制度のご案内より

 これは、「公益社団法人日本理学療法士協会 理学療法士賠償責任保険のご案内」というHPから保険内容が確認できます。そこの「② 理学療法士賠償責任保険制度パンフレット平成30年度版」をクリックすると、PDFで、内容を事細かく確認することができます。

 

 上記のように、不安を煽っていますが、これも必要な人と全く必要ではない人に分かれてしまいます。ちなみに、不必要な人が大多数であるだろうと私は考えています。とゆうのも、”業務中”の賠償責任保険は、会社でそれなりの保険に加入していますし、もし仮に事故になっても会社が守ってくれます。私も施設を起業し、ごく一般的な保険に加入していますが、個人が起こした事故・事件も保証されます。個人に対して賠償を求めるのは、一般常識じゃ考えられない事故になってくるでしょう。(例えば、毒薬を盛る・患者さんに暴行する・食事介助で床に落としたご飯を食べさせるなど、病院も擁護できず、逆に病院から従業員に損害賠償を求めるような事件。)

 

 ちなみに、保険内容ですが、身体賠償 1事故300万円 (保険期間中300万円)のみとなっています。人格権侵害など一切ありません。つまり、私個人的な意見ですけど、事故が起こってもお金を払う気がないようにも見て取れます。ただ年間3500円払うことで、十分な保険にグレードアップできるようになっています。年間3500円払うと(身体賠償 1事故300万円⇒9700万円に。)

 

 つまり、身体賠償 1事故300万円は、お話にならない程度の保険だってことです。保険目当てで年会費2万円の理学療法士協会に入るのであれば、素直に保険屋さんに相談してみましょう。年間2万円なら、十分すぎる保険に入れます。もしくは、保険にしっかり入るのであれば年間3500円払いましょう。

 

専門理学療法士など資格が取れる。

 理学療法士としての専門性をさらに磨くことはとてもいいことだと思います。ただ、本当に残念なことに、専門・認定理学療法士を持っている理学療法士がリハビリをしても、加算がとれるなどの診療報酬への影響は一切ありません。つまり、1年目の新米理学療法士と10年目の認定理学療法士がリハビリしても、病院への収入に差がないのです。

 

 なので、おそらくどの職場も、資格を取っても給料アップ”しない”のが現状なのではないでしょうか。しかも、認定理学療法士を取ると、各分野ごと更新料(3250円)がかかってきます。詳しくは、「認定理学療法士(更新)について」に書いてあります。給料も上がらず、更新料だけ取られていく・・・。極論ですが、勉強すればするほど、給料が減っていくシステムです。

結論「それでも入会してほしい・・・」

もしあなたが新卒だったら・・・。

 いかがだったでしょうか。理学療法士協会への入会は年間費約2万円となっています。それぐらいのメリットはあったでしょうか?散々、デメリットばかり主張してきましたが、もし、あなたが新人1年目であれば、絶対入会してもらいたいです。とゆうのも、新人プログラムがあるためです。新人プログラムをやっているかやっていないかぐらいは、職場のPTからすれば必ず分かりますし、新人の立場からすると勉強している・向上心あるとアピールできるのです。さらに、「理学療法士」ジャーナルが来れば、先輩たちとそれを話の題材に会話もできるでしょう。

 

 私は、間違いなく、新人1年目は年間費2万円の価値はあると思っています。もちろん、1年目やって、2年目辞めるのも問題ありません。「理学療法士」ジャーナルが職場に届かなくなっても、あて先を「自宅」に変えました。とでも言えば、理学療法士協会脱退したことも職場にはバレないと思います。

【新人必見】理学療法士国家試験に合格したらやるべきこと3つ! 一年目の新人理学療法士が絶対にやってほしいこと3選

 

もしあなたが2年目以降の理学療法士だったら・・・。

 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。正直、2年目からは、年間費2万円の価値はないと思っています。私は、3年目あたりで辞めてしまいましたが・・・。真面目な話をすると、2年目以降で個人的に、年間費2万円の価値がないと思っていても、理学療法士協会は辞めないほうがいいと思います。

 

 理由としては、理学療法士団体が弱くなってしまいます。とゆうのも、理学療法士協会は現在11万人入会しています。この人数が大変大事になってくるのです。もし、国会で「理学療法士と介護士」を一緒にしようという議論になったとします。反対勢力の理学療法士協会は、数でも対抗できるのです。極論ですが、「理学療法士協会が100万人いる場合」と「理学療法士協会が100人しかいない場合」を考えると、国会も「こいつらを怒らせるとヤバい。逆に、味方にするために給料アップとかの政策を打とう」などと考えてくれる可能性もあるのです。

 

 つまり、理学療法士協会を弱らせることは、社会的地位を下げることにもつながるのです。なので、私は理学療法士協会の脱退を勧めません。私は脱退していますが・・・(笑)。

2 Comments

pt

こんにちは。
時々拝見させていただいており、同じく理学療法士として従事させていただいている者です。
最後の国会が絡む件ですが、新卒の方々には入会した方が良いと勧めるにはあなたの行動が伴っていないと思います。
せめて自身も再入会なさった方が説得力があります。再入会されない理由としてはいかがですか?

返信する
大川 純一

コメントありがとうございます。読んでくださりありがとうございます。
記事内では、新卒だけでなく、2年目以降の理学療法士も理学療法士協会を脱退しないでほしいと伝えておりますが、私自身脱退しており、確かに行動と言動が伴っていません。

単純に再入会しない理由といたしましては、純粋に再入会に至るまでの金銭的に余裕がないためです。私の資産では継続は難しく、やむを得ず退会しました。他医療職の協会の年間費と比較すると理学療法士協会の年間費は高い傾向にあります。もし仮に、理学療法士協会が「国会への力が弱くなる」と第一優先で考えているとしたら、他医療職と同様もしくはそれ以下まで年間費を抑えられると考え、理学療法士協会を脱退する者もある程度抑えられると考えています。

ただ、いずれにしても金銭的に余裕があり入会している人は、そのまま入会し続けてほしいという私の希望も込めて書きました。そのため、どっちつかずの説明になってしまいました。わかりにくくて申し訳ありませんでした。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)