身体機能の向上

人間はどうしても、加齢に伴って筋肉量が低下してきます。
もともと筋肉量は、40歳ごろから徐々に低下していきます。

じゃあ、運動してもしなくても一緒なんじゃない?

いえいえ、そうでもないんです。

 

最近の研究では、高齢者でも筋力が上がることが証明されています。
要介護の高齢者を対象に1時間の運動を週3回行った調査では、1年間で筋肉が5.5%増加しています。

下半身を中心に筋トレを行うと、効率的に筋力アップができます。
より鍛える筋肉はここに詳しく書いてあります。
(気になる方はこちら体を支える重要な筋肉とは?3選」)

 

また筋肉を付けておくことは転倒防止になるだけではなく、転んだ時の衝撃吸収にも役に立ちます。
しっかり筋肉をつけて、万が一の転倒時のクッションをたくさんつけておきましょう。
(ぜい肉はつけないでくださいね!笑)

 

杖や歩行補助具を使う。

杖や歩行器などの歩行補助具を使って歩くことを提案すると、「自分の足だけで練習をしないと余計筋力が落ちる」とおっしゃる方は多いです。
気持ちはわかります。
たしかに、道具を使うと体重が分散され、あまり筋力使わずに歩くことができるので、鍛えられていないように感じるかもしれません。

 

しかし、専門家から歩行補助具の利用をすすめられた場合は、使った方が確実にリハビリの効果が高く、後々歩けるようになる可能性が高いです。
安全に歩く感覚を歩行器で身につけてから、杖で歩く練習をするなどステップアップで考えています。
反対に、使わないで我流で歩行練習を行うと、バランスの悪い非効率的な歩行になることだってあるのです。

 

ご利用者様の体の状態、歩行やトレーニングへのやる気の維持など総合的な観点から提案しているのです。
前向きにとらえていただけたらと思います。

 

絨毯やマット類の撤去

室内の転倒場所は、どこが多いのでしょうか?
20.5%と最も多いのが、居間・茶の間・リビング」です。
次いで「玄関・ホール・ポーチ」が17.4%、「階段」13.8%、「寝室」10.3%の順となっています。
※引用:内閣府 「平成22年度 高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果(全体版)」

 

身体機能の低下によってすり足で歩きがちな高齢者は、ちょっとした段差でも足を取られて転倒することがあるので注意が必要です。

基本的に、絨毯やマット類の使用は必要最小限にしましょう。
使う場合も、裏面に滑り止めがついたマットを選び、転倒リスクを減らしましょう。

 

高齢の親や祖父母の自宅を訪ねた際にマット類を見かけたら、滑りにくい仕様になっているか?
端がめくれあがっていないかなどをさりげなくチェックしてみるといいでしょう。

 

住宅環境が安全かどうか専門家に相談してみてもいいと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。
転倒する前に予防線をはっておくのは非常に大切なことです。

ちなみに、余談ですが、もうどうしても転んでしまう方もいるかと思います。
転倒しても骨折しないために、私がおすすめなのは、「ヒッププロテクター」です。
これは、腰骨あたりにパッドが付いた下着のようなもの
で、市販で売っています。
ある程度、骨折を防ぐのに有効であることは証明されているので、
選択肢の一つとして持っているのもいいかもしれませんね。

 

本日は読んでくださってありがとうございました。
他の記事もぜひ読んでください。
コメント、TwitterやFacebookの拡散・フォローお待ちしています。

高齢者の転倒の理由3選
「あなたは何%? 歩行チェックリスト」