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【先進医療】脳梗塞の後遺症が治る?~再生細胞治療薬(SB623)とは~2019年実用化予定!

少し前まで、脳梗塞で傷ついた脳細胞は再生しないとまで言われていました。
ですが、それは明らかな間違いです。
脳細胞は再生します。
その再生能力をフル活用した薬が、もうすぐ実用化されようとしているのです。

 

はじめに

日本では、脳卒中に年間で22~33万人が発症し、うち6.6万人が亡くなるというデータがある。
そのうち、約半分が介護が必要な状態になっています。

 

脳卒中は、脳の循環障害であり、脳内の血管が詰まったり、血管自体が破裂したりして脳の血流が滞る病気です。
放置すれば脳細胞が壊死し、手足の麻痺や言語障害などを引き起こします。
さらに、重症化すると、重度な麻痺により寝たきりになったり、言語障害といった後遺症に見舞われます。
私が、病院で働いてリハビリテーションによる治療を行っていましたが、ある程度回復しても「1人暮らし」は難しいと言う人がほとんどでした。
しかし、そんな病気に対し、救世主が現れました。

 

それがバイオベンチャー企業のサンバイオが研究開発を進める再生細胞治療薬「SB623」(通称:細胞薬) です。
実際に、どんなものなのか見ていきましょう。

 

再生細胞治療薬「SB623」(通称:細胞薬)とは?

幹細胞が脳の神経幹細胞を活性化

脳梗塞後遺症がある場合は、脳内には壊死している損傷部位が存在します。
従来、脳は自力で再生できないと言われていました。
しかし、実は再生するための神経幹細胞が損傷部位に届かないだけで、自力で再生する力を持っていたのです。
大人の脳にも、神経幹細胞が存在しており、「SB623」はその神経幹細胞へ働きかけます。
※幹細胞とは、様々な細胞に変わる性質を持っています。

 

「SB623」の効果

患者の頭蓋骨に1㎝程度の穴を開け、これを脳の損傷部位の周辺に注射することで、脳にある神経幹細胞が刺激します。
すると、脳の奥にある神経幹細胞が活性化し、新たな神経回路を再形成していくのです。
損傷部位の周囲へ神経幹細胞が導かれ、損傷部位を迂回する形で新しい神経や血管が作られ、壊死した脳の部位へ栄養が行きわたるのです。

 

 

その結果、患者さんはどう変化するのか?

2011年にアメリカで行なわれた臨床試験では、被験者18人全員の症状が改善したという驚きの成果が得られました。
さらに、その14人が著明な回復を見せました。
例えば、3か月以上のリハビリでも改善が見られない脳梗塞の後遺症を持った被験者(慢性期患者)に対し、この細胞薬を投与したところ、2年以上動かなかった腕が上がるようになったり、歩行困難だった被験者が自立歩行できるようになったり。
劇的な症状の改善が見られたのです。
そのなかでも、手術の翌日に退院していった被験者もいたという。

 

この夢の新薬、現在でも開発が継続されています。
他人の細胞を用いる他家移植であるため、大量生産ができ、安価に提供することが可能であるのもメリットの1つです。
早ければ、2019年中に実用化される計画でわくわくしますね。

 

まとめ

  • 治験では18人全員が症状が改善
  • 18人のうち14人が顕著な回復を示す。(言語障害改善・上肢BrsⅠ→Ⅳなど)
  • 2019年実用化予定

 

「SB623」という薬について、もっと調べたい、興味があるという人は、YouTubeにも動画があげられてたりするので、参考にしてみてください。

 

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