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【先進医療】老化を防ぐ薬「ラパマイシン」と「メトホルミン」

老化とは人類だけでなく生物の最大の敵です。
老化によって、徐々に身体機能は低下し、さまざまな病気にかかりやすくなります。

 

そうした老化の脅威に対抗するため、世界中で老化を遅らせるための研究が行なわれているのです。
老化を遅らせる技術も研究されています。
(詳しく知りたい方はこちら「【先進医療】老化を防ぐ技術「マイクロマシン」~近未来編~」)

 

そのなかでも最先端の研究では、すでに老化を遅らせる特効薬になりうる物質が発見されているのです。
この記事では、その薬を紹介したいと思います。

 

9~14%の寿命増「ラパマイシン」

その特効薬は、太平洋上にあるイースター島から発見されました。
そこで採取した土に含まれていた細菌がつくりだす「ラパマイシン」という化学物質。

 

発見当初は、臓器移植時の免疫抑制剤などに使用されている薬でした。
しかし、テキサス大学などが2009年にマウスのエサに混ぜて継続的に食べさせる実験を行ないました。
すると、通常のマウスに比べて寿命が9~14%伸びた結果となりました。

 

では、なぜ免疫抑制剤に含まれるこの物質が、長寿につながるのだろうか見ていきましょう。

 

老化に関係する細胞を傷つけるたんぱく質を薬で抑制

ラパマイシン」は、老化を調整する役目をもつたんぱく質「mTOR」の活性を抑える働きがあります。
mTOR」を抑制すると、アルツハイマー型認知症や骨粗しょう症など、老化に伴うあらゆる疾患のリスクが減少するという研究例があります。

 

【若年のときの「mTOR」の作用

  • 成長活性剤:身体が成長する。
  • 身体の維持:壊れた細胞を分解し細胞の維持・修復が進む。

 

【老年の時の「mTOR」の作用

  • 老化:タンパク質が過剰に合成され、組織全体が傷ついていき老化していく。

 

つまり、「mTOR」は、若くて成長が必要なときには細胞分裂を活発にする反面、その個体が年を取るにつれ、細胞の機能を害し、疾患を発症させる要因となるのです。
そこで老齢になれば、ラパマイシンによって「mTOR」の活性を抑えることで細胞組織は健康なままでいられるという仕組みなのです。

 

しかし、「ラパマイシン」、免疫抑制剤で使用されます。
つまり、投与すれば副作用として免疫力が低下して感染症に罹患する恐れがあるのです。

 

マウスの実験では、「白内障」や「睾丸萎縮症」などの症状も確認されています。
そのため、いまだヒトへ向けて安全に使用できるものではないのです。
そこで、安全性の高い別の薬も研究されています。

 

1日80円!!「メトホルミン」

それが、糖尿病患者の血糖値をコントロールするために使われている「メトホルミン」という治療薬です。

 

この「メトホルミン」には、細胞内の活性酸素量を適正に保ち、細胞を健康な状態で維持する効能があるといわれています。
実際、18万人以上の糖尿病患者に対して行なわれた治験があります。
その結果では、「
メトホルミン服用者」は他の患者さんに比べ平均8年も長寿であったといいます。

 

近年では、がんに対する免疫を高める効能があることが判明し、がん治療薬としても注目されています。
すでに糖尿病治療薬として実用化されています。
さらにうれしいことに、1日あたりわずか80円で服用することができるのです。
そのため、世界中から期待されている薬ですね。

 

余談「老化研究の最前線」

細胞のひとつひとつは、決められた回数しか分裂できません。
染色体の末端にある「テロメア」という部分が、分裂するたびに短くなり最後は擦り切れてしまうからです。

 

米エクスター大学では、科学的方法によって老化した細胞を活性化させ、テロメア」を人工的に伸ばして再び細胞分裂させる実験に成功しています。

 

まとめ

  • ラパマイシン 9~14%寿命増(免疫力が低下するデメリット)
  • メトホルミン 8年寿命増 1日80円

 

 

いかがだったでしょうか。
本日は読んでくださってありがとうございました。
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