リハビリ特化型通所サービス 明日へ【施設案内】

西日本豪雨で学んだ災害ボランティアで注意したい4つのこと(感染症対策)

連日テレビのニュースやネットでも報じられていますが、西日本の被害が大変なことになってます。
私も微力ながら募金させていただきました。
 
 
 

亡くなられた方のご冥福を祈り致します。
今回の被害のニュースを見るたびに胸が痛くなりました。

 
この記事では、少しでも被災地の役に立ててもらえたらと思い作成しました。
被災地に多くのボランティア人が訪れます。
また、被災地の人もお風呂に入れなかったりと不衛生なところで生活を余儀なくされているかもしれません。

 
 
そんなときに、テレビで必ずと言っていいほど取り上げられるのが、「感染症」の心配です。
今回の大規模豪雨による被災地においても、感染症についての不安が広がっていく可能性があります。
ただ安心してください。

適切な態勢をとっていけば、特殊な感染症の流行はありません。

 

以下、感染症に加えて、被災地・ボランティアの方々に心がけていただきたい大切なこと4つのことを紹介します。

 

自分の水や食べ物は、できるだけ持参してください。

井戸水家屋の貯水タンクの水は、水質検査で確認されるまでは飲用しないようにしましょう。
水源の汚染が否定できないときには、飲用前に煮沸処理を行って緊急の感染対策とすることができます。

とはいえ、なるべく飲用水とはせず、ペットボトルのお茶や飲料水を活用するのが安全でしょう。

 

 

またボランティアに来た人が、被災地の貴重な安全な水を飲むことはできるだけ控えましょう。
被災地における「節水」は大切な心がけです。
たとえば、食器の洗浄を避けるため、お皿の上にサランラップを巻くなどの活用することも検討してください。

 

 

水の持参は、感染予防にも、被災地のためでもあるのです。

 

 

イレの数が足りていない地域があります。

避難所のトイレが不足して待ち時間が長くなると、高齢者(とくに女性)は水分摂取を控えてしまいます
身体機能が低下している高齢者のなかには、オムツの着用を受け入れてしまう人もいるでしょう。
これらは、いずれも尿路感染症のリスクを高めています。

 

 

ボランティアに来た人は、当たり前ですが、バリアフリーのトイレは使わずに譲ってください。
また「持ち運び用の緊急簡易トイレ」も売っていますので、そちらを持参していただけたら完璧です。

 

被災地の限られた人員と資源でトイレの清潔を保つことは困難です。

 

 

むしろ、トイレのあとに手洗いをしっかりするとか、トイレと居住空間の履物を別にするなどといった工夫が必要です。
トイレは不潔なものだ」という認識をもつことの方が感染対策上は有効だと思います。

 

 

発熱、咳、嘔吐や下痢は、早めに医師に相談。

災害のときには、皆が苦労していると思い、自分のことを後回しにしてしまう傾向があります。
特に日本のお年寄りはそうです。

 

しかし、早期発見・早期治療することが一番大切です。
何か少しの異変でも申し出てくださいね。

 

ボランティアの人は、マスク着用するなど感染対策に協力しましょう。
とくに避難所で生活されている方は、周囲を守るためにも、自分自身の健康に気を配っていただければと思います。

 

できるだけ長袖長ズボンで行動してください。

日本でも、大規模災害の後に破傷風を発症する方がどうしても出てしまいます。
これは土壌中に生息する破傷風菌が、傷口から体内に侵入することで感染します。

 

 

症状は、潜伏期間(3 ~21 日)の後に局所(痙笑、開口障害、嚥下困難など)から始まり、全身(呼吸困難や後弓反張など)に 移行し、重篤な患者では呼吸筋の麻痺により窒息死することがあります。

 

 

破傷風には曝露後でも発症を予防する方法があります。

傷口を土壌に汚染させてしまったようなときは、救護所の医師に相談されることをお勧めします。

また、被災地で活動しようとしている方で、最後の破傷風トキソイド(または三種混合ワクチン)接種から10年以上経過している方は、破傷風トキソイド(または三種混合ワクチン)の追加接種を受けるようにしてください。

 

 

また、蚊を媒介とした感染症もあります。
それら、対応策として、被災地で作業される方は、長袖長ズボンを着用すること(体に傷を作らないため)。
手足の傷を防ぐため、必ず軍手と長靴を忘れないようにしてくださいね。

 

 

まとめ

高齢者は、誤嚥性肺炎や尿路感染症に非常にかかりやすいです。

食事の姿勢と環境に気を付けてください。
高齢者が、寝転がって食事をすることがないよう、避難所のなかにテーブルと椅子を用意して、共用の食事スペースを設けてあげてください。
これは、正しい姿勢で食事をすることによる誤嚥予防になるばかりでなく、被災者が一緒に食事をすることで心のケアにも活かされることでしょう。

 

また、避難所生活では、支援によって物資が配布されるため、発災前に行っていた日常の家事や近隣への買い物などの機会が失われてしまいます。
とくに、ボランティアが、親切心で支援物資を枕元まで届けていると、高齢者がほとんど横たわった状態で一日を過ごすようになりかねないので注意が必要です。
歩ける方には歩いて取りに行っていただくなど、なるべく通常の生活に近い形で生活を送らせてください。

 

とくにボランティアの方が不必要に避難所内に立ち入らないようにしてください。
先述した高齢者の体力の維持だけでなく、プライバシーの保護感染症の予防にもつながっていくのです。

 

最後に、被災地でボランティアに入ろうとしている方々へのお願いです。
被災地に病原体を持ち込まないようにしてください。
避難所のなかでインフルエンザは自然発生しません。
必ず誰かが持ち込んでいます。

ボランティアはやみくもに参加するのではなく、ある程度、正しい知識を持って、介入していきましょう。