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一年目の新人理学療法士が絶対にやってほしいこと3選

 誰しもが経験する入社1年目。当然ですが、私も経験しました。学生から、実際に働くとなると今までの臨床実習とは話が変わっていきます。あなたのリハビリ提供20分は、実際に患者さんがお金を払います。緊張も不安もあるでしょう。そんな中で、理学療法士1年目を経験した私から、あなたに3つのアドバイスを送ろうと思います。実習中でも耳にタコができるほど、聞かされたことだと思いますが、もう一度復習だと思って読んでください。

大川

君はどこへだって行ける!

挨拶は誰よりも元気よく!!

朝のあいさつはハキハキと、あいさつが大事だということは、誰もが指摘することです。朝のあいさつは元気良く大きな声ではっきりと言ってください。上司や先輩が「おはよう」と言ってオフィスに入ってきたら、大きな声で「おはようございます」と返してください。「小学生に言うような当たり前のことを言わないでくれ」とあなどらないでください。

 

 あいさつをしない人、もごもごとつぶやくだけの人が多いのが現実なのです。社会人として成長していくうえでは、当たり前のことを当たり前にできるということが、最も大切なことなのです。

 

 私の後輩は、朝の挨拶はものすごい元気よくしていました。リハビリスタッフ室に入ってくるなり、誰よりも大きな声であいさつをするのです。あいさつされたほうも、彼の声を聞いただけで気持ちが明るくなります。「おお!今日も元気いいな!」と。いつの間にか彼のあいさつが朝の風物詩のようになって、何かの都合で彼が不在のときなどは、寂しくなってしまうほどです。

 それと挨拶には、もう一つのメリットがあります。それは、新人の顔と名前を覚えてもらえるということです。規模は様々ですが、リハビリはチームアプローチです。医者や看護師、薬剤師、ケアマネージャー、医療事務などなど、多くの人と一緒になって患者さんのために働くのです。顔を覚えてもらったら、「あの人、理学療法士だから伝言頼もう」など、ちょくちょく頼まれる機会が増えてきます。そのうちに、ベッド環境の相談や患者さんの相談を受けることでしょう。そして、「あの人と一緒に仕事をしてみたい」と思ってもらうことも大切です。そういう意味では、彼のあいさつは最高の自己紹介になっていると思います。

 

利害関係のない人にも必ず挨拶!!

 また、自分より偉い人、目上の人にあいさつするのは誰もが意識していることです。利害関係のない人にどれだけ誠実に接することができるか。その対応を見れば、否が応でも人間性が浮き彫りにされてしまいます。病院には様々な人が出入りしています。掃除をしてくれている清掃作業員の方、患者さんの親族の方々が出入りしています。あなたとは、関係がないからといって、その人たちに丁寧に接することを、つい忘れないようにしましょう。

 

誰に対しても公平に接する。ハキハキしたあいさつから、そんなあなたの姿勢も伝わってくるのです。

 

帰りも大きな声で挨拶を!!

 新人のときは、早く帰りたいとは言い出しにくいものです。私も言いにくかったです。誰も帰っていない中で、真っ先に新人が帰宅する・・・。気が引けてしまいますよね。そんなときも、正直に言えばいいのです。ただし、ルールだけは守ってください。特に病院は、予測可能性がすべてと言っても過言ではありません。急に転院してくる患者さんを任される可能性もあります。なので、早く帰りたいのであれば、できるだけ早く伝えるべきです。

 

 「この日は恋人の誕生日なので、申し訳ありませんが、この日だけはどうしても7時に帰らせていただけますか?」はっきり言われれば、上司や先輩も尊重してくれるはずです。たとえば、1カ月前に言われていれば、調整できない理由はないはずです。どうしてもその日は残ってもらわなければ困るという場合には、あらかじめそう言われます。その返答次第でプライベートの予定をうまくやり繰りしてください。

 早く帰ることが認められたとしても、どこかでその埋め合わせをしましょう。「その代わり、次の急な転院患者さんは率先してやらせてもらいます。」「明日の朝の申し送りは私がやらせてもらいます。」十分に仕事を終えていないまま、毎日のように早く帰るようでは、仕事への意欲を疑われますが、ほかの人より2時間早く出社して仕事をしているなら、ほかの人より2時間早く帰っても構わないと私は思っています。きちんとやるべきことをやっているのであれば、問題ないのです。

 

 多くの著作を持つ著名なビジネスパーソンの方が若手社員だったころを振り返ってこう残しています。「若いころは勉強したかったので、会社の先輩には9時に帰ると宣言しました。そうすることで、あいつは9時に帰してやらなければいけないというコンセンサス(意見の一致・合意)ができたのです。それから毎晩、必ず2、3時間は勉強するようにしました。」

余談「合コンでも事前に早く帰る旨を伝えよう。」

 事前に宣言して早く帰る技は、合コンでも使えます。わざと合コンで、少し早めに帰らなければならなと伝えるのです(予定がなくても、予定があるふりをしましょう)。あらかじめ「今日は9時で失礼させていただきます」と宣言すれば、失礼にあたることはありません。

その代わりに、めちゃくちゃ盛り上げてください。するとどうでしょう?「また時間のある時に、ゆっくりみんなで遊ぼうよ」と予定が組みやすくなるだけでなく、連絡先もゲットできるのです。

勉強会や実習生の発表の時は、必ず発言!!

 まだ職場やチームに馴染んでいないときに、会議で発言するのは勇気がいることだと思うかもしれません。発言しようと考えるあまり、先輩たちが交わしている議論がまったく耳に入らないこともあると思います。「この質問はさっきもされましたが・・・」など指摘されたら最悪ですね。

 

 私もそうした時期を経てきたわけですから理解はできますが、そうは言っても勉強会に出席したら何らかの形で貢献するのが社会人のルールです。新人であることを理由にして、お客さん気分に浸っていてはいけません。私は、新人1年目の時は、会議などで発言できなく非常に後悔しています。

 

新人は、分析力、問題解決能力などを先輩社員と競っても、現段階では勝てるはずがないのです。上司もそうした能力を求めているわけではありません。では、上司・先輩たちは、新人にどのような貢献をしてもらいたいのでしょうか?私の経験から2つの側面でも発言を求めています。

新鮮な目線

 その一つが、新鮮な目線です。経験を重ねたベテランは、蓄積した経験をもとに、問題に対処することが多いです。的確な判断と言えば聞こえはいいのですが、思い込みに陥ることも少なくありません。そんなときが新人の出番です。思い込みのない素直な目線で見ることで、思わぬ解決策が生み出されることがあるのです。それこそが、何も知らない若者の付加価値のつけ方ではないでしょうか?

 

 また、学生の症例発表時の新人の発言は貴重です。なぜなら、学生の気持ちや立場を最も理解できるからです。新人は、学生のレジュメを見ると工夫した点やこだわった点がなんとなく分かります。思い出してください。あなたが学生のころ、症例発表時に用意していた質問が来ないで、しどろもどろになってしまった経験を・・・。学生のところを助けるわけじゃありませんが、新人の発言はお手本になることがあるのです。現場の上司や先輩への活性にもつながっていくことでしょう。

 

 当たり前のことを症例発表時で発言したら、叱られるのではないか?そう思っていませんか?そんな心配は無用です。例えば、症例発表時に新人のあなたが「膝関節伸展制限の原因となる筋は他にありますか?」という質問をしたとしましょう。その時に、学生さんがしどろもどろに答えられなかったとします。その場合は、バイザーは「ああ、解剖学が苦手なんだな」と通知表を付けるときの参考になりますし、まわりの上司や先輩も「質問のレベルを下げよう・・・」と思うのです。

現場の感覚

 もう一つが、現場の感覚を伝えることです。つまり、情報や生の声を足で稼ぐのです。優秀なベテランが、過去の経験と理論を背景に、様々な分析を施した質問をします。その結果に基づいて、方針が決定されることでしょう。しかし、新人は学生の頃の意見と現場の頃の意見が両方とも持っているのです。あなたが、学生のころと現場の両方を織り交ぜた意見を言ったらどうでしょう。過去は過去。現在進行している現場の生の情報のほうが、判断材料としては貴重なのです。それをできるのは若手の特権です。

 

 当たり前の質問でも無駄なことは一切ないのです。私が上司や先輩であれば、その質問からさらに会議が活性化するように「+α」で、質問を重ねたり、新人の質問が有意義になるように工夫して新人も気持ちよく会議に参加できる環境になるように努めます。なによりも、何も発言しないでただ座っている新人より、ずっと見込みがあります。

 

 誰も新人に完璧な答えなど求めていません。臆せずに意見を言ってみてください。意見を言う若者は、議論に貢献しようとする仲間として重宝され、様々なチャンスが巡ってくるはずです。

余談「発言をするときの便利な言葉」

会議では、必ず発言すべきだと言いました。発言してはじめて会議に参加したと言えるからです。とはいえ、誰でも最初は緊張します。遠慮もあります。こんな幼稚なことを言って叱られないだろうかと委縮することもあるでしょう。でも、それを恐れて発言しないのでは、会議に出席している意味がありません。議論に参加するかどうかで楽しさや真剣みも変わってくるので、発言する義務があると思って積極的に意見を言うことを心掛けてください。

 発言する際は周囲の意見をよく聞いて上司や先輩と異なる意見を言うときは、こんな言い方をしてみてはいかがでしょうか。

  • 「私はまだ素人かもしれませんが、あえて素人目線で申し上げます」
  • 「もしかしたら役に立つかもしれないので、聞いていただけますか」
  • 「皆さんの意見のこういう点はとても参考になり、私も賛成です。ただ一つだけ疑問に感じたことがありますので、ちょっと筋違いなことかもしれませんが、あえてこう言わせてください」

 

 まず相手への敬意を払う。そのうえで意見を述べるのです。若い人に限らず、相手の意見をしっかり聞いて、よく理解したうえで発言するのは当たり前のルールです。若者がいきなり上から目線で意見を言えば、生意気だと思われても仕方がありません。実は、ほとんどの上司や先輩には、若い人の意見を聞いてあげたいという意識が必ずあるものです。少々雑で荒削りでも言わせてあげたいという親心に似た気持ちを持っています。

それでも発言ができないあなたへ!!

 もしそれでも何もできないというのなら、率先してコピーを取りに走りましょう。お茶を片づけましょう。議事録をつけましょう。あなたも、れっきとしたチームの一員です。新人・若手というポジションにいるからこそできる形で、チームに貢献することを心掛けてください。

 

なんでも勉強しろ!!

 意識の低い人といると傷の舐め合いになって、かえってマイナスになってしまいます。自分よりもストイックな人、自分よりも本を読んでいる人、そういった人たちと組まないと、単なる自己満足で終わってしまいます。そういった意味で、資格試験に挑むことは効果的だと思います。同じものを目指している人たちから、有形無形の刺激を受けるからです。

 

 資格試験を受けようと決めたら、試験の日程が決まります。その日に向けて、必死に勉強するという行動が伴ってきます。つまり、期日を定めず漫然と勉強する愚から脱却できるのです。もちろん、資格を取得することが目的ではありません。資格を持っているからといって、ほとんどは肩書きとして役に立つものではありません。本当の目的は、刺激を受けること、ペースメーカーとしての効果なのです。

「仕事が忙しいから、本や雑誌なんか読む暇はない」
「勉強する時間などない」

 そんな言い訳を口にしそうなものですが・・・。むしろ、優先度で言えば勉強が先です。本を読まないから時間がないのです。本は、成功者の経験やプロセス、ノウハウが詰まっています。その方法を参考にして、あなたが「+α」付け加えるだけで、一歩先に行けることになります。そうやって、繰り返していくうちに、気が付いたらあなたと周りの差は歴然となるでしょう。残った時間で何をするかを考えたほうがいいでしょう。貯蓄にたとえるならば、余ったお金を貯めるのではなく、貯蓄を先に確保して、残ったお金でやり繰りするという方法に似ています。

 

 最低でも努力してインプットする姿勢は持つべきだと私は思います。大学や専門学校時代に取り組んだ勉強は、社会人としての能力にそれほどの影響を及ぼすことはありません。答えは簡単です。学生時代の専門知識を学習した期間は、3~4年間しかないからです。社会人として生きる時間は、人によっては40年近くにもなります。4年間でどれだけ勉強したかということ以上に、40年間でどれだけ勉強したかということが、その人の能力の向上に大きな影響を及ぽすのです。

 ほんの一握りの優秀な人、ほんの一握りの優秀ではない人を除けば、大部分の人の能力にほとんど差はありません。やがて大きな差になって表出してくるのは、広い意味での勉強をし続けているかどうかということなのです。やっかいなのは、それに気づいている人が意外と少ないことです。気づいていたとしても、よほどの自覚を持って勉強する時間を確保しないと、社会人の一日はあっという間に過ぎてしまいます。悪いことに、勉強しなくてもある程度の仕事はこなせてしまいます。

 

 勉強を重ねて、毎年1パーセントずつ成長した人と、何もしないで仕事に流されてしまった人の違いを想像してみてください。人間としての豊かさ、給料、仕事の幅、出世。すべて勉強するかどうかで決まってしまうのです。

 

余談「勉強は、アウトプットの方が大切」

 先ほども言いましたが、最低でも努力してインプットする姿勢は持つべきと言いました。では、その一歩最低ラインから踏み出してみましょう。勉強で最も大切なのはアウトプットです。一日に何でもいいので、Twitterやブログでアウトプットしてみましょう。

 

 なぜアウトプットが大切か?それは、「知っている」から「している」に変わるからです。知識を蓄えることは誰にでもできます。そこから、一歩行動してみる人は、本当に少ないのです。研修会で新しい徒手技術を学んでも、翌日になったら、いつもと同じマッサージの日々。一歩踏み出して、行動にうつしてみましょう。それは何でもいいです。つぶやきでも立派なアウトプットです。後輩に話してもいいでしょう。

大川

君は何だってできる!!

まとめ

  • 誰よりも元気よく誰にでも挨拶をしろ!
  • 会議はどんな意見でも発言しろ!
  • Always be a student(常に学徒たれ)

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