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理学療法士国家試験 心電図について~ステップ①正常の波形の特徴~「まとめ・解説」

※問題の引用:第53回理学療法士国家試験、第53回作業療法士国家試験の問題および正答について
※注意:解説はすべてオリジナルのものとなっています。私的利用の個人研究のため作成いたしました。間違いや分からない点があることをご了承ください。

ステップ① 正常の波形の特徴が分かる。

→まずは、正常を整理しておきます。このステップ1からも過去問から出てきているので、とても大切です。正常を正しく知っておくことで、ステップ②・③の問題も勘で、なんとなく分かるようになってきますので一番大切です。

 

 

第40回 87問

心電図について正しいのはどれか。

1.P波は洞結節の興奮に対応する。

2.PQ間隔は心房内の興奮伝導時間である。

3.QRS間隔は心室全体への興奮伝導時間である。

4.ST部分は心室の再分極する過程を示す。

5.T波はPurkinje (プルキンエ)線維の再分極に対応する。

 

解答3

解説

1.× P波は洞結節の興奮ではなく、心房の興奮に対応する。

2.× PQ間隔は心房内の興奮伝導時間でない。P波が心房内の興奮伝導時間である。PQ間隔は、心房から左右脚までの興奮伝導時間である。

3.〇 正しい。QRS間隔は心室全体への興奮伝導時間である。QRS間隔は心室筋の興奮に対応する。

4,5.× 心室の再分極はT波に対応する。ST部分は、心室の脱分極が完了し、興奮が冷めるまでである。

 

 

 

 

 

第40回 87問

心電図について正しいのはどれか。

1.較正波の高さは10mVを表す。

2.記録紙は毎秒20mmの速さで流れる。

3.P波は心房の興奮で生じる。

4.QRS波は心室の再分極過程を表す。

5.T波は通常下向きである.

 

解答3

解説

1.× 較正波の高さは10mVではなく、1mVである。一般的に、1mVを縦10mmの高さとする。

2.× 記録紙は毎秒20mmではなく、毎秒25mmの速さで流れる。横軸1mmは0.04秒に相当する。

3.〇 正しい。P波は心房の興奮で生じる。

4.× QRS波は心室の再分極過程ではなく、QRS波は心室の興奮で生じる。

5.× T波は通常下向きでなく上向きである。T波は心室の興奮(脱分極)からの電気的回復時(再分極)に生じ、通常上向きとなる。

 

 

 

 

第53回 午後68問

心電図の波形で正しいのはどれか。

1.P波はHis束の興奮を意味する。

2.PR間隔は房室伝導時間である。

3.QRS波はPurkinje線維の興奮を意味する。

4.ST間隔は心室内興奮到達時間である。

5.T波は心室の脱分極を意味する。

 

解答:2

解説

1.×:P波はHis束の興奮ではなく、心房の興奮を意味する。

2.〇:正しい。PR間隔は房室伝導時間である。

3.×:QRS波はPurkinje線維の興奮ではなく、心室筋の興奮を意味する。

4.×:ST間隔は、心室の脱分極が完了し、興奮が冷めるまでの時間である。

5.×:T波は心室の脱分極からの回復時に生じる波形を意味する。心室の電気的回復などと呼ばれる。

 

 

 

覚えておこう!!

心電図の基本波形と伝導路の関係

(医療情報科学研究所 編:病気が見える 循環器:P30~34 メディックメディア) 

 

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