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理学療法士を辞めたい。回復期病院に就職して良かったこと・悪かったこと

回復期病院に就職して良かったこと

現在、回復期病院は経営的な立場だとかなり厳しい状態です。
診療報酬は減らされ、さらに急性期病院から直接、自宅退院した方がいいんじゃないかという流れになってきています。

しかし、学生なら1度は、回復期病院に勤めてみたいんじゃないでしょうか?
私が学生の時は、回復期病院がリハビリの王道だと思っていました(笑)
ここでは、回復期病院に就職して良かったと・後悔したこと3つ上げていきます。
現在、就活生で志望動機に困っている方にも参考になれば幸いです。

 

40~1時間リハビリができる。

私が専門学生の4年次だった時、実習が8週間(約2か月)を3回行いました。
約半年をいろんな病院で実習するわけです。
実習地は、急性期病院が2回、回復期病院が1回でした。
なので、ある程度急性期病院の業務の流れも把握しているつもりです。
実習中、急性期病院の印象は、医学的な治療がメインで、リハビリは邪魔者な印象でした(笑)
いや、本当に(笑)

 

症状が安定しないため検査が多く、内服の時間も決められています。
検査の時間なのに部屋にいないで、リハビリ室へリハビリに行っちゃうと、看護師がになります。
つまり、その時間をかいくぐるように時間を作ると、1人20分ほどしかできないことが多いのです。
加えて、一日にリハビリを提供する患者様の人数は18人はこえます。

 

一方、回復期病院は急性期病院に比べると検査の数は少ないでしょう。
(患者様の病態にもよりますが。)
そのため、40~1時間はリハビリでとれることが多いです。
一日6人から8人程度だったと記憶しています。
リハビリもいろんなことに仮説を立て、試せる機会は多いと思います。

 

病状が安定し変化を追えることが多い。

急性期病院だと、正直リハビリで良くなった感はないんですよね。
急性期病院の先生に怒られてしまいそうですが(笑)
あと、新人の時は先輩にアドバイスを求めることが多いと思います。
ただどうしてもリハビリ内容の相談より、病態的な相談の方が多くなると思うんです。

 

回復期病院では、ある程度症状は安定しています。
そこから、解剖学的要素や運動学的要素でリハビリのアドバイスを貰えることが多いです。
回復期病院だとリハビリ専門医といって、リハビリ部門で医者が付くことが多いです。
なので、医者との連携や情報交換が深くできて、一緒に病態を追え刺激的です。

 

退院まで関われることが多い。

回復期病院は、退院可能な目途がたったら、どんな患者様でも家屋調査をしていました。
家屋調査を実施し、その問題点や改修点が書かれたレポートを担当医に提出し、退院の流れになっていました。
一方で、急性期病院は家屋調査は稀でしょう。
リハビリでヒアリングをし、床上動作が必要なら練習してできるようになって退院といった流れでしょう。

 

家屋調査でより具体的な指導を行えるよう「住環境コーディネーター2級」の資格を取りました。
自宅の生活まで密着して幅広い知識を得られるところも回復期病院ならではだと思います。

 

回復期病院に就職して後悔したこと

私自身、あまり回復期病院に就職して後悔はしていません。
ただ時代が回復期病院を受け入れない流れになってきています。
ここでは、少し回復期病院がおかれている状態も加味しながら説明していきたいと思います。

 

給料がなかなか上がらない。

正直に言いますと、病院で働いても給料は上がりません。
(場所によるとは思いますが・・・)

 

私も2年間、回復期病院に勤めていたことがあります。
昇給はなんと1200円!!!(笑)
仮に10年働いたら、1万2000円なのか・・・。
先輩曰く、「1200円も上がることなんかない」とまで言われました。

さて、給料がなかなか上がらない理由は何だと思いますか?

 1.療法士が増えた。
 2.経験関係なく一人当たりの売り上げに限界がある。
 3.お国が病院にお金を使いたくない。

この記事では、さらに詳しく説明していきたいと思います。

療法士が増えた。

経済は、「需要と供給」で成り立つので、療法士が増えれば増えるほど、給料は上がりません。
変わりがいくらでもいる世の中になってしまいますから。
ちなみに、よく理学療法士の平均給料を比べている本や資料があると思います。
リハビリ職は、歴史も浅く一気に広まりました。
療法士の平均年齢自体が低いのです。

 

つまり、若い人が多いから、給料が低くて当たり前だと思います。
(個人的な意見ですが、なぜこういう資料は平均値が多いんでしょうか。中央値で出してほしいものです。)
あまり真に受けずに、給料を増やせる努力をしましょう。
これからは若くても月100万は余裕で稼ぎ出す理学療法士が出てくると思います。

経験関係なく一人当たりの売り上げに限界がある。

新人とベテランの診療報酬は同じです。
つまり、ベテランと同じ人数リハビリを提供すれば、病院の売り上げは同じなのです。

 

病院の売り上げだけを見れば、給料が安く体力があって、たくさんリハビリを提供してくれる若い療法士の方がコスパがいいんです。
一日の売り上げの上限が決まっているので、給料の上限も決まってしまうのです
つまり、管理職の給料を聞ければ、あなたの将来の給料はそれ以上、上がることはありません。

 


一方で、理学療法士の中でも、たくさん稼いでいる人たちがいるのも事実です。
むしろ私は理学療法士は無限大の可能性があると思っています。
オンリーワンの理学療法士になって、周りと差別化していきましょう。

 

回復期病院の患者数が少なくなる?

お国が病院にお金を使いたくないのです。
国からしたら、働けなくなったら、すぐ死んでほしいのです。
年金や介護保険、医療保険は税金でまかなわれているので、長生きしてほしくないんです。
予防医療在宅医療に力を入れているのはそれが理由です。
死ぬ前日まで働けていたら、税金を使わなくていいですから。

 

私は、これから回復期病院の診療報酬が上がることはほぼないと思っています。
診療報酬から、病院の利益が出て、病院の利益から従業員の給料が支払われます。
診療報酬が下げられたら、今以上にたくさん患者を診て、病院の利益を上げなければいけません。
体力勝負ですね。

 

これから、超高齢社会になっていくのに、回復期病院の患者数が減るとはなかなかイメージできないことだと思います。
確かに、急性期病院に訪れる患者数は増加するでしょう。
その後の回復期病院に転院になる人数は減ると考えています。

理由は、ある論文が政府が非常に気に入っているのです。
それは、「急性期病院からそのまま自宅へ帰ったほう」が、「回復期病院でリハビリを受けて退院した人」より、ADL・QOLが高いという論文です。

その影響もあり、回復期病院で高い医療費を政府が8~9割負担するのであれば
在宅医療に力を入れて、負担額を減らそうと考えています。

 

急性期病院は、患者様を直接、在宅退院し在宅医療へいう流れになるでしょう。。
回復期病院の患者数が少なくなり、診療報酬まで減らされたら・・・。

遠隔リハビリ、10割負担のリハビリが進展している。

遠隔リハビリとは、Skypeやなどのビデオ電話で、リハビリを行うことです。
「デンマークでは、「デジタルヘルス」として、全国的に運営されつつあります。
ちなみに、遠隔なのはリハビリだけでなく、診療もビデオ電話でいいんじゃないかという流れになってきてます。

あと日本では、10割負担(すべて自己負担)のリハビリを提供している施設も出てきています
これからは、高齢者もどんどんインターネットを使える世代になっていきます。
1対1で行う医療行為は、ほとんど過去のものになるでしょう。

 

まとめ

回復期病院に就職するなとは言いません。
むしろ実際に就職して良かったなと思うこともあります。

 

どこでも経験してみましょう。
やりたいことをやっていきましょう。
もし就活生で回復期病院に就職してみたいようであったら、志望動機に参考になれば幸いです。
高齢者でもインターネットとスマホを自由自在に使いこなす時代が来ます。
時代に合わせ、自分をアップデートしていくことを忘れずにしてください。
将来、自宅からリハビリを提供することが当たり前になっていくのでしょうか。

 

結局、一番働きたいところで働くのが一番です。

 

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