クマやリスなどの動物は、冬を迎えると冬眠しますよね。
食料が少ない冬の間、エネルギー消費量を抑えるために仮死状態になるのです。

 

もちろん人間は、クマのような冬眠はしません。
しかし、冬眠することは決して不可能ではないらしいのです。

 

実際、2006年10月に起こった事件です。
35歳の男性が六甲山で遭難した事故では、24日後に発見されたときされました。
当時、食料や水がない山中で、なんと意識不明のまま生存していていたのです。

 

この人が生き延びることができた理由は、動物が冬眠するような状態だったためと考えられています。
そのときの体温がなんと22度という低体温状態だったのです。

 

この記事は、実際に「冬眠」を起こそうとする技術を紹介していきたいと思います。

 

人工冬眠で命を救う。

人間を人工的に冬眠状態にすることは「コールドスリープ」と呼ばれています。
さらに、近年、急速に研究が進められています。

 

医療現場では意図的に仮死状態をつくることが可能になっています。
心臓を止めて行なう必要がある複雑な手術の場合には、一時的に低体温状態にして、仮死状態を作り出しているのです

 

ただし、この技術には、臓器を保護するためのさまざまな薬物も用いられています。
さらに、現時点では安全に仮死状態を維持できるのはせいぜい1時間が限界とされています。
現状では、冬眠というにはいささか短すぎますね・・・。

 

眠っているうちに宇宙旅行!?

これは映画の話ですが・・・(笑)。
2017年3月に日本で公開された『パッセンジャー』。
新たな居住地を目指して120年の旅に出た5000人以上の乗客が、冬眠することで100年以上もの宇宙旅行の期間を4カ月ほどの体感に短縮する場面が登場する。
実はこの技術、現在の事実がもとになっているのです。

 

その技術を開発しているのが、NASAが研究資金を提供している「Space Works」という会社だ。
宇宙船の乗組員のためにこの技術を開発しています。
アメリカのメディアによると、すでに同社の技術は実現段階に差し掛かっています。
最短で、2018年にはコールドスリープの実証試験が開始されるといいます。

 

ただ冬眠といっても、実際に冬眠できる期間は2週間程度
さらに自然に眠るわけではなく、硫化水素の活用や32度以下の低体温化が必要です。
宇宙船に導入された場合、乗組員は2週間ごとに蘇生する必要があり、数日間で回復した後で、再び冬眠サイクルに戻る形になります。

 

NASAでは、2030年代に火星に人類を派遣する「火星旅行」というプロジェクトを予定しており、そのミッションまでには冬眠技術を確立させる見通しだといいます。
まだまだ2週間おきに寝たり起きたりを繰り返さなければならない技術段階ですが、いまよりさらに研究が進めば、何年も眠ったままの状態が維持できるようになるかもしれませんね。

 

まとめ

  • 冬眠している間に医療の発展を願う。
  • 今は、まだ2週間冬眠したあと、起きなくてはならない。
  • 2030年には完成か?

 

いかがだったでしょうか。
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