概要・仕組み「特定の遺伝子を改変する」

遺伝子解析技術が進むにつれ、特定の身体的特徴がどの遺伝子と対応しているか判明してきました。
人間の見た目も遺伝子に左右されています。
さらに遺伝子を読み解くだけではなく、特定の遺伝子を除去したり、置き換えたりする「ゲノム編集」が注目されています。

 

キャス9」という技術を使えば、狙った遺伝子だけ改変することができます。
これを用い、難治性の筋ジストロフィーや血友病などの遺伝性疾患に効果が期待されています。

 

患者の細胞から作製した「iPS細胞」にゲノム編集を施し、疾患の原因となる遺伝子を改変します。
それらを大量に培養して患部に移植すれば、遺伝性の難病が治るかもしれないのです。
いずれは、遺伝性疾患だけでなく、がんやエイズなど含む8000以上もの病気を、「ゲノム編集」によって治せるらしいです。

 

生まれてくる子供の容姿も思いのまま「デザイナーベイビーとは?」

この技術をヒトの「受精卵」に施せば、将来かかる遺伝性疾患のリスクを取り除くことができます
そればかりか髪や目、皮膚の色、鼻の形など、生まれてくる子供の見た目を自由に変えることができるとのこと。
このことを「デザイナーベビー」といいます。
この技術が確立されれば、見た目で悩む人も減るかもしれません。

 

ただ、高い知能高身長の子にするにはまだまだ難しいようです。
学業成績や高身長と関連している遺伝子は、複数の遺伝子が関連しています。
ゲノム編集といえども、一度に複数改変することはまだまだ確立されていないみたいです。
もっと技術が発展すればできるかもしれませんね。

 

賛否両論の声

ヒトの受精卵にゲノム編集を施すことには賛否両論です。
現在、ゲノム編集をどこまで行なうかは、世界的な課題となっています。
多くの国は、遺伝的疾患の予防のために行なうことのみ許容しています。
(※米国では、「デザイナーベビー」に関する特許が認められるほど・・・。)

 

日本はこのゲノム編集はどのような対応なのでしょうか?
それは、「不妊治療で余った受精卵につき、研究のためのゲノム編集を認める」という方針です。
つまり、研究目的といえども新たに受精卵をつくることは認められません。
また、ゲノム編集した受精卵を子宮に戻すことは、安全性や倫理面から容認できないとされているのです。

 

医療領域では、遺伝子解析によって、かかりやすい遺伝的な病気がわかります。
さらに、がん1つとっても、より詳細に分かるのです。
たとえば、同じ胃がんでも、変異のタイプによっては、胃がん用の薬が効かないこともあります。
例えば、抗がん剤が効きやすい効きにくい・放射線治療が効きやすい効きにくいなど・・・。
遺伝子解析をすれば、その変異のタイプがわかり、適切な治療を選ぶことができのです。

 

遺伝子解析が一般的になれば、食事内容や運動の方法など、遺伝子情報をもとに個人ごとへ最適な暮らし方をアドバイスする時代になるかもしれません。
人間は健康で、もっと充実した人生を歩むことができることでしょう。

 

逆に、ゲノム編集技術を用いて、みんな病気にならず、同じ顔、同じ体になる怖さもありますね・・・。

 

まとめ

  • 8000以上もの病気に光が!!
  • 生まれたときから罹患しやすい病気が分かる。
  • 子供の見た目も自由自在・・・。

 

いかがだったでしょうか。
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