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【先進医療】がんの早期発見~的中率95%の線虫~

がんの早期発見のための新しい試みは、技術の分野だけではありません。
(ちなみに、技術面で詳しく知りたい方はこちら「【先進医療】がんの早期発見~1滴の血液から~」)

 

犬や虫で早期発見しようという試みもあるのです。
(犬のがん探知を詳しく知りたい方はこちら「【先進医療】がんの早期発見~がん探知は犬にお任せ~」)

 

この記事は、特に「線虫編」ということで紹介したいと思います。

 

線虫とは??

がんを発見する生物・・・それは「線虫」です。

 

といっても、線虫ってなに・・・??
という人が大半ですよね(笑)

 

私も、調べてみるまで、どんなものだか知りませんでした。
とりあえず、こんなようなやつです(笑)

(写真引用:Universiteit utrecht様)

体長1㎜から数㎜(ときに数mの種類もいる)の生物だそうです。
水中や土壌中に数多く生息しており、動植物に寄生するものも多いです。
がん検査に使われるのは、このうちで「C・エレガンス」という種です。

 

取り扱いやすく大量培養も可能なことから、これまでも生命科学の実験でよく使われてきました。
じつは、この線虫は、「嗅覚」の鋭敏さがイヌと同様、もしくはそれ以上といわれています。

 

この特徴をがん発見に利用しているわけです。

 

実験の命中率とその費用

実験内容

線虫は、視覚をもたない代わりに「嗅覚」でエサを判別して近づいていきます。

  1. この習性を利用したシャーレの端に、「人間の尿」を垂らします。
  2. 50~100匹の線虫をシャーレの中心部に入れます。
  3. 線虫の動きを観察します。

 

結果は、垂らした尿が健康な人のものなら、線虫は次第に尿から遠ざかっていく結果となりました。
しかし、がん患者のものなら、線虫は10~30分ほどかけて尿のほうへ集まっていくのです。

 

これは、尿に溶けこんだがん細胞から出た物質を、線虫がエサと勘違いして近寄るためと考えられています。

 

これだけではありません。

  • がんの有無を判別する的中率は95%にも及びました。
  • がんの進行度合い(ステージ)にかかわらず的中する結果が出ました。

(※写真:株式会社エムステージ様HPより)

 

この線虫を用いたがん検診は、ベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」と「日立製作所」が特に進めています。
日立製作所がもつ「自動撮像・画像解析システム」を用いて、1ミリメートルほどの線虫がシャーレのどこに分布しているのかを瞬時に判断する装置も開発しています。
「N-NOSE」と名付けられたこの装置は改良中で、2020年までに実用化される見込み。

 

線虫を用いた検査は、材料費が100円程度ととても安価です。
諸費用をプラスして、、せいぜいひとり数千円ほどしかかからないだろうと予想しています。
誰でも気軽に、がん検診・・・。
待ち遠しい限りです(^^)/

まとめ

  • 的中率95%
  • がんの進行度に関わらず可能。
  • 2020年実用化予定。
  • 1人数千円でできる可能性大。

 

いかがだったでしょうか。
本日は読んでくださってありがとうございました。
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