糖尿病だからといって、食べてはいけないものはありません。

ただし、合併症が進行しないようある程度、注意が必要なのです。
重要キーワードとして、「適量をバランス良くということです。

 

 

食事療法の基本

ダイエットで、けっこう勘違いしている方が多いと思います。
実は、運動のみで痩せるのはとても難しく、食事療法で制限した方が効果が高いです。
必死に運動をする前に、今食べているバランスを把握した方がいいかもしれませんね。

 

食事療法は、2型糖尿病において最も基本となる治療です。
2型糖尿病の食事療法の目的は、患者の代謝状態をできる限り正常に近づけることです。
インスリン分泌異常およびインスリン抵抗性を是正し、合併症の発症・進展を防ぐことです。

 

つまり、食事療法が最も基本となるので、食事療法なしでは運動しても無駄な努力となってしまうのです(笑)

 

 

いい例:適切な量、 適切なバランスの食事を規則的にとると、血糖コントロールは改善します。

悪い例過食やバランスの悪い食事は、インスリン抵抗性を増大させ高血糖を助長してしまいます。

悪い例過度のダイエットは、インスリン抵抗性を改善せす、むしろ血糖コントロールを乱す原因となります。

 

 

 

≪望ましい栄養バランスとエネルギー量≫

栄養名 一回の食事の割合 エネルギー量
炭水化物 55 ~ 60% 4kcal/1g
タンパク質 15 ~ 20% 4kcal/1g
脂質 20 ~ 25% 9kcal/1g

食事を規則的にし、炭水化物、蛋白質、脂質のバランスをキープしたまま総摂取エネルギーを適正化することです。
炭水化物や脂質の割合を極端に下げるようなダイエットは望ましくありません。

 

 

また先ほども言いましたが、食べてはいけないものはありません。
バランスを意識しながら食べるだけでも変わっていきます。

 

 

食事療法の効果

次は、食事療法の効果を説明します。

 

ここは、少し難しい話になるかもしれません。
それぞれ脂質・タンパク質・炭水化物を抑えたときに与える影響を、生理学的に説明してみました。
ただ私の説明力のなさが露呈しています。

 

 

先に結論から申し上げますと
・脂質だけや糖質だけを抑えようではなく、バランスよく抑えることが大切です。
・脂質、タンパク質、タンパク質の摂取制限をしましょう。
それぞれしっかり効果があります。
・最後に、少し意識して食物繊維の多い食事を心がけましょう。

 

それでは、食事制限が生理学的に有効なことを見ていきましょう。

脂質・タンパク質を摂取制限してみましょう。
そうすると、肝臓と脂肪細胞に効果が表れます。
・肝臓では、糖新生の材料↓、糖放出率↓
・脂肪細胞では、肥満解消に。
そうすると、インスリン抵抗性改善につながっていくわけです。

 

次に、炭水化物を摂取制限してみましょう。
こちらは、脂肪細胞と腸に効果が表れます。
・脂肪細胞では、同じく肥満解消に。
・腸では、急激な糖吸収を抑制、インスリン必要量が下がります。
そうすると、脂肪細胞ではインスリン抵抗性改善につながっていき、腸では、インスリン分泌能改善になります。

 

最後に、食物繊維の多い食品を摂取してみましょう。
こちらも腸に効果が表れます。
・腸では、急激な糖吸収を抑制、インスリン必要量が下がり、インスリン分泌能改善になります。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

最近の研究では、糖尿病は認知症にかかりやすいという発表や、治療そのものの研究も進んでいます。
先生によっては、糖尿病の食事療法でも、他の合併症を考慮し、その人に合わせていただいた指導を受けることがあると思います。
そのときは、しっかり話し合って、納得したうえで治療をすすめていきましょうね。

糖尿病食事療法のための食品交換表』(日本糖尿病学会)を参考にすると詳しく書いてあるので、おすすめです。
Amazonで1000円ぐらいで購入できます。

 

食事療法で、一番聞かれるのが、「1人暮らしだから、そんな毎日バランスを考えていられない」といったことです。
今は、配食サービスが充実してきました。
セブンイレブンさんでもやっていますし、味の保証はできませんが、いろんなところでやっています。
そうゆうとことに任せてみるのもいいかもしれませんね。

 

本日は読んでくださってありがとうございました。
他の記事もぜひ読んでください。
コメント、TwitterやFacebookの拡散・フォローお待ちしています。

日本人は糖尿病にかかりやすい!その理由
糖尿病の運動療法(分かりやすく説明するよ)