健康な方が「糖尿病」という言葉を耳にしても、「自分とは関係ない」病気のように思っていませんか?
案外身近な病気なんですよ。

 

この記事は、意外と知らない糖尿病について書いていきたいと思います。

 

糖尿病の人口。

成人(20歳以上)のうち糖尿病が強く疑われる人は約850万人
糖尿病の可能性が否定できない人は約680万人と推定されています。

なお、糖尿病が強く疑われる人の割合を性・年齢階級別でみると、男性においては40歳以上女性においては50歳以上の人、つまり中年層以上からその割合が高まっているようです。

※厚生労働省「平成25年国民健康・栄養調査」

 

ただ漠然と、850万人と言われてもなかなかイメージしにくいでしょう。
こう言ったらどうでしょう。

 

現在、日本の15歳未満の人口は1555万7千人です。※総務省統計局の人口推計(平成30年1月)
つまり、15歳未満の半分が糖尿病にかかってるとイメージしていいでしょう。
全世界で見たデータもあるので見ていきましょう。

2014年の世界の糖尿病患者さんの数は3億8,666万人となっており、特に日本を含む西太平洋地域は最も多くなっています。
そして、2035年には世界の糖尿病患者さんの数は6億万人に届くほど増加すると予測されています。

国際糖尿病連合(IDF)

 

このように、糖尿病は日本人にとっても、実はとても身近で、ひとごとではない病気なのです。
ちなみに、外国人と比較し、日本人は糖尿病にかかりやすいと言われています。
(詳しく知りたい方はこちら「日本人は糖尿病にかかりやすい理由)

 

糖尿病とは?

糖尿病は、自覚症状がほとんどない(自分では気づきにくい)病気です。

 

生活の質(QOL)がいちじるしく悪くなって、疲れやすい、急にやせた。」という人は黄色信号です。
他の黄色信号の症状としては、尿の回数が多い気がする。のどが渇く、水をたくさん飲むなどです。

 

心当たりがある人は、病院に行ってみましょう。
糖尿病によるさまざまな合併症が起こってから、はじめて糖尿病と診断されることも多いのです。

 

「検査をしてみたら、もっと重大な病気(合併症)が見つかった」
「心筋梗塞で入院したら糖尿病だったことがわかった」

 

というように、2ケースでは天と地の差です。
できれば、予防の段階で病気を阻止していきたいですね。

 

糖尿病は発症要因から大きく1型2型に分けられます。
日本人では糖尿病患者さんの約95%2型糖尿病といわれています。

 

「ストレス」、「肥満」、「運動不足」、「暴飲暴食」などのライフスタイルの乱れが原因です。
2型糖尿病は、こうした原因に気をつけて日常生活を送れば、糖尿病になりにくい体をつくることができます。

 

運動は高血糖を改善して、合併症の予防にも役立ちます。

しかし、普段からあまり運動をしない人や、高齢の人は、いきなりの運動は体の負担となり、かえって心筋梗塞の発症など、思いがけない事故を引き起こしてしまうこともあります。
できれば専門家に相談してみることをおすすめします。

 

定期的に長く続けられることが秘訣ですので、自然の中で風景を堪能しながらの散歩など、自分にあった運動の方法を探してみましょう。
(気になる人はこちら「運動を続けられるコツ3選」)

 

糖尿病は万病のもと?

先ほども述べましたが、日本人に多い2型糖尿病は、1型糖尿病と異なり進行が緩徐(ゆっくり)であるため,発症しでも長期間自覚症状がなく気がつかない。
早期に診断されても、自覚症状がないため受診治療を中断してしまう人もいます。
しかし、この間にも合併症は進行していきます。

 

何らかの自覚症状が出現して、ようやく受診したときには,すでに合併症が重症化しています。
素人でも気が付くレベルですからね。
このため、高血圧と同様に“サイレントキラー”と呼ばれています。
どんな病気にも言えますが、早期発見・早期治療が最も重要である。

 

糖尿病の主な合併症は、糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害(三大合併症)などの最小血管障害、および動脈硬化症糖尿病足病変などです。
有名な例を上げます。
糖尿病足病変による潰瘍で、足趾切断・・・・。
糖尿病腎症により透析が必要に・・・。

あまり透析のつらさを理解していない人が多いのですが、
血液透析は、機能が低下した腎臓に代わり、体に溜まった老廃物や余分な水分などを除去する治療法です。
一般的に、透析患者は、透析施設に週3回通院して、1回4時間程度の透析を受けます。
週に3回も病院に通い、1回4時間も拘束されます。
QOL(人生の質)もだだ下がりですね。

 

まとめ

なんとなく糖尿病は怖い病気だな」と理解してもらえたでしょうか。
病気はなんでも怖いのですが、防げる病気は絶対に防いだ方がいいです。

 

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