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医者とうまくコミュニケーションをとるコツ3選「医者が冷たいのは、あなたのせいかも・・・」

 私が、病院でリハビリを教えていた時のことです。よく患者さんから「〇〇先生は、私に冷たいの・・・」と愚痴を聞いていました。先生の裏の仕事も知っていますし、患者さんの気持ちもよく分かりました。そんなとき、私は、先生と患者さんの情報のパイプ役になったりもしますが・・・。

 単刀直入に言いますと、先生は冷たくしていません。「冷たい」と感じるのは、あなたのせいかもしれないのです。一度、先生の立場になって仕事内容をのぞいてみましょう。そのあとで、対応策についてしっかり考えていきましょう。

大川

言いたいことがあって、先生にはうまく言えない人におすすめの記事です。
医者は冷たいってよくおばあちゃん言っているよなー。

でこちゃん

大川

最初に結論を言ってしまうと、「医者には、無駄話はせず要点を簡潔に述べてください。
あ、確かに・・・。
おばあちゃんは、どうでもいい話ばっかりするから・・・。

でこちゃん

大川

詳しく説明していきますね。

なぜ医者の態度は、いつも冷たいと感じるのか?

 「医者の態度を、冷たいと感じたことがある」とお思いのことでしょう。中には、患者さんの気持ちをあまり考えず、物事をビシッと言い放ち、冷たく接する先生もいることでしょう。ただ、私が出会った医者たちの中では、しっかり一本の筋道が通った意見ばかりで、すべて患者さんのために言っています

 

 私はこんな体験をしました。患者さんがリハビリ中に、「医者が冷たい」と私に言ってきたことがあります。私はその話を詳しく聞きました。その患者さんは、80歳のご高齢になるにもかかわらず、木の枝を切るために、はしごを登り、そこから不運にも落ちて足の骨を折ってしまった患者さんでした。医者に「退院したら、またはしごに登れるか?」聞いてみたそうです。その時、医者は一言「もう登らないでください。」と。私は、患者さんの「骨を折る前でも、はしごから落ちるのに、骨を折ってもなお、はしごに登ろうとする」根性には恐れ入りました。ここで、私は医者の考えを「これこれこうで・・・」と説明したら、納得していただけましたが・・・。医者が「またはしごに登ってもいい」許可をすれば、その患者さんにとったら、「優しい医者」となるのでしょうか?違いますよね。禁止することは、その患者さんのためにも、第三者(介護する側)にとっても大きなメリットとなることがあるのです。

 

 ここで、きちんと伝えておきたいことがあります。それは、「患者さんに冷たく接しようと思っている医者はほとんどいない」ということです。これまで出会ってきた医師たちはほぼ全員、「どうすれば患者さんのためになるか」を真剣に考えて生きてきました。医者の意見を代弁させていただくと、「冷たくしたつもりなんてなかった」が本音だと思うのです。それなのに、なぜ患者さんは「医者は冷たい」と感じてしまうのでしょうか??「医者は冷たい」と感じるには、いろいろなシーンが考えられます。

医者の裏の仕事

 ここで重要なのは、「医者は、患者さんとコミュニケーションをとる時間が制限されている」という点です。では、どんなふうに時間が制限されているのか。具体例でお話しします。

分刻みのスケジュール

 医者の勤務内容は、分刻みのタイムスケジュールです。医者は、どんな科の医者であっても、きっちりと決まったタイムスケジュールの中で動いています。外科医であれば、朝9時には手術室へ行かねばなりません。手術室では、その日に合わせて入院した患者さんが、麻酔をかけられて待っています。さらには、手術室の看護師、臨床工学士、そして助手の外科医などスタッフが時間を合わせてスタンバイしています。1人の外科医が、「すみせん。担当患者さんが不安を抱えていたので、詳しい説明をしたため30分遅れました」というのは決して許されないのです。

なるほど!!
診察室にいるだけの医者はいないってことか。

でこちゃん

大川

その通りです。
もし手術に遅れてしまうとどうなるか・・・。

 麻酔をかけられた患者さんにとっては、手術時間が長引く=手術のダメージが大きくなるということですから、これはあってはなりません。ですから、朝7時半から50人の患者さんを回診し、9時に手術室にいくスケジュールでは、その間に患者さんと詳しいお話をすることはできません。矢継ぎ早に質問をされても、「えぇと、すみません。時間がないので、看護師に相談して、後日私のアポをとってもらってください」と先送りしてしまうでしょう。初めての入院で不安を抱えた患者さんにしてみれば、「冷たい態度だ」と感じるかもしれません。

 

外来診察は、業務過多である。

 医者は1日に何十人もの診察をします。一人の患者さんとお話しできる時間は、10分あれば良いほうです(科によっても違いますが、外科であればそのくらいです)。しかも、患者さんとお話しするだけで、診察が終わるわけではありません。まず、診察をカルテに記入します。さらにお薬の処方、次回の外来の予約などがあります。

だから医者は、少しでも診療の時間を多くするためにもパソコンを打ちながら、診療していたのか・・・。

でこちゃん

大川

その通りです。

 一人の医者がパソコンで入力するのですから、時間がかかります。これに検査の予約もあります。そして傍には「待ち患者さん」の大量のファイルが積まれていきます。この状況で、患者さんの言葉を一字一句聞き、詳しく患者さんが理解できるよう説明を繰り返すというのは、「ちょっと無理があるのでは・・・」と私は思います。

多忙な医者とうまく会話するコツ

 最近は、業務過多を打開するために「代行入力」というシステムが入ってきました。これは、パソコン入力作業は事務の方が代行し、医者は患者さん1人のコミュニケーションに集中するものです。残念ながら、まだ一部の病院、しかも一部の医師限定(多くは部長や教授などエラい医者だけ)で導入されているのが現状です。

じゃあ、普通の医者の診療の時の対策を教えてくれ!

でこちゃん

大川

分かりました。

時間がない医者への対策

 私は次のことを提案させていただきたいのです。それは、「あらかじめ医師に聞きたいことを、箇条書きでメモしておく」非常に単純な話なのですが、メモするだけでずいぶん違います。「何が聞きたいか」「何が不安なのか?」医者がメモを見ればすぐにお答えできます。また、「何が聞きたいのか」患者さん自身でも整理できていない時があります。その時は、医者ではなく看護師さんやリハビリスタッフでも十分医学的な知識がありますので、聞いてみることをおすすめします。

まとめ

  • 医者が冷たいと感じるのは、あなたのせいかもしれない。
  • 医者と話す時間は限られている。
  • しっかり準備して、話したいことがまとまっているか?
  • あらかじめ聞きたいことをメモしておこう。

大川

医者の前だと緊張して、うまく話せない気持ちも十分よく分かります。ですが、そのモゴモゴしている時間に手術を待っている人がいるかもしれないのです。話すのが早すぎるのであればICレコーダーを準備するのも一つの手ですね。
なるほど!それなりの準備をこちら側もしておかないといけないというわけだ。

でこちゃん

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