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【先進医療】放射線がん治療の新技術~粒子線治療~一部保険診療スタート!

日本では、国民の死亡原因のうち一番多いのが「悪性新生物(がん)」です。
そのうちの3割強の患者が、治療の甲斐なく命を落としています。
私の祖父も、がんで亡くなりました。

 

そんな中、がん治療には様々な先進医療が出てきています。
その中でもこの記事では、『粒子線治療』について紹介します。

 

一般的ながん治療の現状

一般的ながん治療は大きく分けると3つです。

  1. 外科手術
  2. 化学療法(抗がん剤使用)
  3. 放射線療法

 

それぞれにデメリットが伴います。

  • 外科的手術は、術後の傷が痛んだり、臓器の一部を切り取るために必要な機能が低下する。
  • 抗がん剤、放射線療法は、ほかの正常な細胞に対して副作用が起き、がん細胞の周囲にある正常な組織が破壊される。

 

リスクが強調されがちながん治療法ですが、先進医療においては、リスクが低い治療法が確立されてきています。
そのひとつが、放射線療法の一種の粒子線治療です。

 

粒子線治療の特徴とは?

放射線は、X線やガンマ線のような波長の短い光子線と、陽子線や重粒子線のような高エネルギー粒子の流れである粒子線に分けられます。
粒子線治療とは、粒子をがん細胞に照射し、がん細胞を破壊する治療法です。

 

従来の光子線の特徴は、

  • 体表に近いところにもっとも多くの線量が当たり、体の奥へ進むにつれてだんだんと線量は減っていく。
  • がん細胞を貫通する。

そのため、深部にあるがん細胞へ十分な線量を届けようとすると、手前にある正常な細胞に大きなダメージになってしまうのです。

一方、粒子線の特徴は、

  • ほとんどエネルギーを出さずに進み、がんの場所で最大の線量を放出できる。
  • がん細胞だけを集中的に破壊し、周囲の組織へのダメージは最小限に抑えられる。

 

といった従来の光子線治療のデメリットを払拭しているのです。

 

しかし、そんな夢のような治療もデメリットがあります。

  • 高額な医療費が必要。全額自己負担(陽子線、重粒子線どちらも300万円前後)になってしまうのです。

ただし、「小児腫瘍(限局性の固形悪性腫瘍に限る)」における陽子線治療と、骨や筋肉などに発生し手術できない「骨軟部腫瘍」における重粒子線治療に限り、保険診療となります。
また2018年4月から、前立腺がん頭頸部がん(口腔、咽喉頭の扁平上皮がんを除く)が保険適用となり、高額療養費制度を同時に利用すれば、高くとも10万円程度で治療が受けられるようになりました。

さらに、保険診療になる領域は多くなるでしょう。

 

まとめ

  • 治療費約300万円前後。
  • 治療費の痛みはなし。
  • 合併症、副作用が少ない。
  • 前立腺がん、頭頚部がんは保険診療に。

 

いかがだったでしょうか。
最後に、陽子線・重粒子線治療ができる病院のリンクです。
参考にしてください。
公益財団法人医用原子力技術研究振興財団HP

 

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